特集高度人材の宝庫ロシア:魅力と課題
高度人材の供給源として、ロシアは極めて有望な国の1つだ。強固な理数系教育を基盤する高度IT人材の輩出数では、世界有数。実は、日本語学習者の語学水準が高く、真面目で勤勉、向学心が強く、親日的で日本人と親和性があるという側面もある。日ロ「8項目の協力プラン」に資する人材創出に向け、近年、日ロの大学間交流も活発化。実際、日本で働くロシア人高度人材は年々着実に増加してきた。日本の労働人口減少対策に向け、切り札にもなりうる。
本特集では、ロシア人高度人材の魅力と課題、日本企業の活用事例などを報告する。
2021年8月24日

この特集の記事
- なぜ今、ロシア人高度人材なのか
- 技術系人材の輩出で、質量ともに世界トップレベル(ロシア)
- 日ロ人材交流拡大を契機に高度人材との接触機会が増加
- 着実な増加と活用が多様化する在留ロシア人高度人材
- 雇用にあたり、ロシア人求職者と日本企業のすり合わせが重要
- 自身の体験をもとに外国人の日本就職を支援(ロシア)
- ロシアを含む外国での採用活動に注力
- 外国人に向けた日本の魅力発信に意欲(ロシア)
- 大学とのネットワークを通じて優秀な外国人材を獲得(ロシア)
- 札幌の日ロ合弁会社、ソフトウエア開発・技術者派遣にロシア人材を活用
- 札幌のIT企業、ベトナム×ロシアで海外展開に臨む
- 「いいね!」の共感が消費者と店舗をつなぐサービスを展開(ロシア、日本)
- ウクライナ人とロシア人留学生が起業、16カ国・地域出身の従業員が勤務
- 高い技術力と豊富なアイデアが魅力(ロシア、日本)
- 研究開発拠点としてのロシアのポテンシャルを評価
- ウクライナ人起業家、日本での女性のメンタルケアサービスを展開
- 多国籍社員で顧客のビジネス課題解決に挑む(日本、ロシア)
- ロシアからの外国人留学生受け入れに注力
- 日ロの社会通念の相互理解促進にやりがい
- 「組織より個人」の気質を受け入れ、意欲向上を(ウクライナ)