米USTR、対中追加関税リスト1適用除外5回目の延長是非のパブコメ募集
(米国)
ニューヨーク発
2020年03月24日
米国通商代表部(USTR)は3月20日、対中追加関税リスト1(対中輸入額340億ドル相当の818品目)に関して、既に認定済みの適用除外の期間を延長すべきかについてパブリックコメントを募集すると官報で公表した。コメントは4月1~30日、米国連邦政府のポータルサイトで受け付ける。
今回のパブコメ募集では、リスト1のうち、USTRが5回目に適用除外を認めた機械部品や電気機器部品など89品目(2019年6月5日記事参照)が対象となる。6月4日までの適用除外期間に関して、最長で12カ月間延長すべきか賛否のコメントを募集する。USTRは延長の判断基準として、これまでと同様に、該当品目が米国または中国以外の第三国で調達可能かなどを挙げている。
コメントを提出する場合は、USTRウェブサイトで個人・企業情報を登録した上で、必要事項を記入する必要がある。コメントのうち、一般公開される情報と企業秘密に関わる情報は区別され、後者は公開されない。コメントとともに関連資料を添付する場合は、その資料が企業秘密に関わる非公開情報か公開して差し支えない情報かを示す必要がある。
(注1)各リストの品目別適用除外制度の概要については以下の記事を参照。
- リスト1(2018年7月12日記事参照)
- リスト2(2018年9月19日記事参照)
- リスト3(2019年6月24日記事参照)
- リスト4A(2019年10月23日記事参照)
(注2)これまでに発表された各リストの適用除外対象品目の発表日および詳細は以下の記事を参照。
【リスト1】
- 1回目:2018年12月28日(2019年1月4日記事参照)
- 2回目:2019年3月25日(2019年3月28日記事参照)
- 3回目:4月18日(2019年4月18日記事参照)
- 4回目:5月9日(2019年5月13日記事参照)
- 5回目:6月4日(2019年6月5日記事参照)
- 6回目:7月9日(2019年7月16日記事参照)
- 7回目:9月20日(2019年9月24日記事参照)
- 8回目:10月2日(2019年10月3日記事参照)
- 9回目:12月17日(2019年12月17日記事参照)
- 10回目:2月11日(2020年2月13日記事参照)
【リスト2】
- 1回目:2019年7月31日(2019年8月1日記事参照)
- 2回目:9月20日(2019年9月24日記事参照)
- 3回目:10月2日(2019年10月3日記事参照)
- 4回目:12月17日(2019年12月17日記事参照)
- 5回目:2020年2月25日(2020年2月26日記事参照)
【リスト3】
- 1回目:2019年8月7日(2019年8月7日記事参照)
- 2回目:9月20日(2019年9月24日記事参照)
- 3回目:10月28日(2019年10月30日記事参照)
- 4回目:11月13日(2019年11月14日記事参照)
- 5回目:11月29日(2019年11月28日記事参照)
- 6回目:12月17日(2019年12月17日記事参照)
- 7回目:2020年1月6日(2020年1月7日記事参照)
- 8回目:2020年2月4日(2020年2月5日記事参照)
- 9回目:2020年2月20日(2020年2月21日記事参照)
- 10回目:2020年3月16日(2020年3月16日記事参照)
【リスト4A】
- 1回目:2020年3月10日(2020年3月11日記事参照)
- 2回目:2020年3月17日(2020年3月17日記事参照)
(藪恭兵)
(米国)
ビジネス短信 2c98128dd662bf92