特集2021年アフリカビジネスの注目ポイント
アフリカは2020年、新型コロナウイルス感染拡大、それに伴うロックダウンや油価の下落、観光収入の減少などにより、経済・産業とも大きな影響を受けた。感染と経済、両対策のはざまに揺れる各国。その中にあって多くの国では経済再開にかじが切られ、回復に向けた取り組みが加速。ビジネスの新たな芽が育ちつつある。2021年1月から運用が開始されたアフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)にも、経済成長の起爆剤として期待が高まる。
本特集では、アフリカ各国の経済・政治を振り返りつつ、2021年の注目ポイントを解説する。
2021年2月10日
この特集の記事
- 2021年は緩やかな回復の見通し(アフリカ)
- 2020~2021年のアフリカの主な政治・治安動向
- 新型コロナ拡大も、EC市場や自動車政策、再生可能エネルギーに注目(南アフリカ共和国)
- 新型コロナ禍でもプラス成長を維持、自動車産業などに注目(ガーナ)
- 観光業に打撃も、高成長の予測(エジプト)
- 経済の回復が見込まれるも、多額の債務や安全保障に課題(ケニア)
- 油価下落による外貨準備高減少と物価上昇も、なおも成長余力(ナイジェリア)
- 新型コロナの影響は深刻も、2021年は国政選挙や二国間関係の動きに注目(モロッコ)
- コロナ禍など難題の中、国政選挙を経た次の成長に期待(エチオピア)
- 新型コロナ禍でも投資は活発、2021年は大幅なプラス成長見込む(コートジボワール)
- 2020年はマイナス成長予測、中長期的な可能性に期待(モザンビーク)
- 投資規制を緩和、経済多角化を図る(アルジェリア)
- 民主化革命後も経済・社会的苦境、新たな商機に期待(チュニジア)
- 米国の制裁解除が追い風も、為替やインフレなど課題も多く(スーダン)