特集現地発!アジア・オセアニア進出日系企業の今
本特集では、アジア・オセアニアの各国・地域における進出日系企業の活動実態を、ジェトロが2018年10~11月に実施したアンケート調査をもとに詳細に分析する。各国・地域の日系企業の経営状況やビジネス環境のメリットおよび課題・リスクについて、データの背景にある要因や潮流を、現地の実情を知る海外事務所の担当者が伝える。アジア・オセアニアでのビジネスに関わる企業関係者に、同地域のビジネス環境を知る上での定点観測情報として活用していただきたい。
2019年4月26日

この特集の記事
- 総論:進出日系企業の過半が事業拡大意欲
- ベトナム進出日系企業の7割が事業拡大方針、内需獲得に向けた動きも
- 日系企業の業況は改善、課題は人材の高度化(タイ)
- 投資環境上の課題は山積もインフラは改善(インドネシア)
- 黒字企業割合は過去5年で最高(シンガポール)
- 9割超がマハティール政権に期待、投資環境改善望む(マレーシア)
- 現地市場や日系企業増加を期待した事業拡大意欲の高さが顕著(ミャンマー)
- ASEAN最大の黒字企業比率も、調達コストに課題(フィリピン)
- 労務面での課題が残るも物流面では改善の動き(カンボジア)
- 現地調達に課題も、引き続き賃金や安定した政治に魅力(ラオス)
- 従業員の賃金上昇が最大の課題、人材育成・確保が重要(インド)
- 国内市場は厳しいコスト競争、輸出に活路(インド)
- GST導入が物流にも寄与、デジタル技術の活用進む(インド)
- 投資環境に課題は山積も、進出日系企業の業績は好調(バングラデシュ)
- 通貨ルピー安と調達コスト増が経営の打撃に(パキスタン)
- 黒字比率は大きく改善、観光投資も進む(スリランカ)
- 景況感は堅調、ビザ問題や従業員の離職率が懸念材料に(オーストラリア)
- 市場成長への期待から2019年の景況感は改善傾向(ニュージーランド)