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「NOGLU(ノーグル)」は、2012年にオープンした、100%グルテンフリーのレストラン。オーナーのフレデリック・ジュール氏自らも、グルテン過敏症であるという。お店の人気メニューには、イタリア産の米粉ラザニアやハンバーガー、旬の野菜が入ったキッシュ、そしてデザートのブラウニーなどがある。近年リクエストが増えているベジタリアンやビーガンの料理に加え、乳製品に含まれるラクトース(乳糖)アレルギーに対応したメニューなども用意している。

材料の90%はオーガニック食材で、グルテンフリーの認証を受けたものを、ランジス中央市場の専門業者から取り寄せている。材料はほとんどがフランス産であるが、乾燥ラザニアはイタリア産、ケーキ等に利用している抹茶は日本産である。パンやデザートは、2014年にレストランの向かいにオープンさせた、グルテンフリー専門の系列店であるパティスリーで製造。小麦粉の代わりに米粉やトウモロコシ粉、ひよこ豆、タピオカ、ジャガイモ、アーモンドといった粉をミックスして作られている。

客層は20~50代で、比較的若い世代のリピーターが中心。ランチ時は近隣のオフィスで働く人がメインだが、夜になると、パリで唯一のディナー営業をしているグルテンフリー専門店とあって、パリ中からたくさんの来客がある。客単価は昼が約20ユーロ、夜は28ユーロ程度。

意外にも来店者の中でグルテン過敏症に苦しむ人の割合は、3分の1程度とのこと。ヘルシー志向の料理であることはもちろん、おいしさと美しさ、満足できるボリュームを満たした料理であることが、幅広い層を引きつける要因といえる。

NOGLU(ノーグル)
16 passage des Panoramas, 75002 Paris
01 40 26 41 24
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営業時間:月~金曜12時~14時30分、火〜土曜19時30分~22時、土曜11時~15時30(ブランチ)、日曜定休日