日本からの輸出に関する制度

菓子の輸入規制、輸入手続き

品目の定義

本ページで定義する菓子のHSコード

170410-170490 :
砂糖菓子(チューインガム、キャンディー、ホワイトチョコレートなど。)
180620-180690 :
チョコレート
190531:
スイートビスケット
19059080:
その他(米菓など。)

関連リンク

関係省庁
タイ財務省関税局(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
根拠法等
2016年関税率緊急勅令(No.6)(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
該当箇所:พระราชกำหนดพิกัดอัตราศุลกากร (ฉบับที่ 6) พ.ศ. 2559

タイでの輸入手続き

1. 輸入許可、輸入ライセンス等、商品登録等(輸入者側で必要な手続き)

調査時点:2020年7月

日本から販売目的で菓子を輸入する場合は、輸入者が食品輸入許可書(3年間有効)を取得しておくことが必要です。また、食品法上の食品分類により手続きが異なる場合がありますが、菓子類の例では、チョコレートは品質規格管理食品、チューインガム、キャンディーは表示管理食品に該当し、それぞれ食品登録番号(通称:オーヨーマーク)を取得する必要があります。この際に輸出国側の「GMP製造基準適合証明書」(※)が必要です。タイに輸出する菓子がどの食品カテゴリーに分類されるかについては、タイ保健省食品医薬品局(FDA)に確認のうえ、最新の情報を入手することが必要です。

I) 食品輸入許可書の取得(Orr.7)

申請場所:
タイ保健省食品医薬品局(FDA)内ワンストップサービスセンター1階
所要日数:
5営業日
必要書類
  1. 申請書チェックリスト
  2. 輸入許可申請書(様式Orr.6):法人登録証明書と同じ署名権限者が署名
  3. 添付書類
    • 申請者の身分証明書および住居登録証(タビアンバーン)コピー:外国人の場合はパスポートと労働許可証のコピー
    • 法人登録証コピー:6カ月以内に発行されたもので、販売目的の食品輸入に関する目的が記されたもの。
    • 株主名簿(BorOrrJor5)コピー:外国籍の法人の場合は外国人事業許可証のコピーまたは投資奨励カード(BOIカード)を添える。
    • 事業運営者任命・委任書:収入印紙30バーツを添付
    • 法人の署名権限者の身分証明書コピー:外国人の場合はパスポートのコピー
  4. 食品輸入施設・保管施設に関連する書類
    • 食品輸入場所および保管場所の住居登録証コピー
    • 施設利用同意書の原本または賃貸契約書コピー(あれば)
  5. 食品輸入施設・保管施設に関する図表
    • 輸入場所/保管場所の周辺の建物の地図
    • 保管施設内のレイアウト
  6. 食品輸入許可申請書類の内容保証書(施設の検査を受けない場合のみ:施設の条件を満たしていることを保証する書類)
  7. 輸入施設/保管施設の写真
  8. 委任状(事業運営者が申請を委任する場合)

II)食品登録番号(通称:オーヨーマーク)の取得

申請場所:
タイ保健省食品医薬品局(FDA)のe-submissionシステム(オンライン)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
所要日数:
その場で発行されるものと、審査を経て発行(1~3営業日)されるものがある。
手順
  1. e-Authentication外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにてアカウントを作成
  2. 食品事務局第5ビルにてe-submissionシステム使用申請書を提出
  3. e-submissionシステム上で製造場所証明書(GMP製造基準適合証明書)をアップロード
  4. 食品登録/詳細通知書(Sor.Bor.7)の情報を入力する
  5. 支払い指示書を印刷し、申請手数料を支払う
  6. e-submissionシステム上で番号が発行される
必要書類
製造場所証明書(GMP製造基準適合証明書)(※)
輸入許可書番号
※GMP製造基準適合証明書について
事前に輸入者がタイ保健省食品医薬品局で食品登録番号(通称:オーヨーマーク)を取得する必要があります。食品登録番号取得申請時と輸入通関時に、製造国からのGMP製造適合証明書などの提出が必要であるため、輸出者側での準備が必要です。
この証明書が必要な商品は、保健省告示No.193、No.239、No.318、No.342、No.349および食品別の保健省告示で指定されており、これらの告示に定められている基準に従って製造を行う必要があります。これらの告示については、一本化する改正が行われ、2021年4月11日(既存事業者(4月11日よりも前に食品輸入許可を得ている者など)は2021年10月7日)からは、保健省告示No.420に定められている基準に従って製造を行う必要があります。
具体的な証明書としては、タイ法令に適合している旨の証明書、CODEX食品規格の一般原則、HACCPシステム、ISOマネジメントシステムなどに関する規格の適合証明書(ISO 22000など)といったものが使用できます。保健省告示No.193、No.293の商品は、日本からの輸出においては、食品衛生法(昭和22年法律第233号)第52条に基づく営業許可証で代替できる場合があります。都道府県条例に基づく営業許可証である場合は、当該条例と告示の整合性を問われることがあります。
これらの証明書の発行者としてタイ政府が認めているのは、(1)食品製造国の政府機関、(2)政府機関の認証を受けた組織、(3)タイ国内にある食品製造国の大使館、(4)国際的な認証機関です。なお、在タイ日本国大使館ではこれらの証明書の発行は行われていません。また、国際的な認証機関は、国際認定機関フォーラム(IAF)のメンバーとなっている機関が認定した認証機関などが該当するとして、制度の運用がなされています。
証明書がタイ語・英語以外で記載されている場合は、タイ語または英語に翻訳したものの用意が必要です。翻訳については、(1)食品製造国にあるタイ大使館、(2)タイ国内にある食品製造国の大使館、(3)政府機関、(4)国際基準に関する資格を有している民間企業のいずれかによる翻訳証明が必要です。
原本ではなく写しの証明書を使用する際には、(1)証明書発行機関、(2)タイ国内にある食品製造国の大使館、(3)政府機関、(4)公的に権限を与えられた者のいずれかによる原本証明(写しが原本と相違ないことの証明)が必要です。
また、証明書に有効期限が明示されていない場合は、証明書交付後1年以内のもののみが使用できることになります。

2. 輸入通関手続き(通関に必要な書類)

調査時点:2020年7月

輸入前
  1. 輸入者は通関者登録外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを済ませておく。
  2. 関税局のNSWシステムから輸入申告の際に必要なLPI(License Per Invoice)番号を取得する。
  3. 製造施設証明書(GMP製造基準適合証明書)を食品医薬品検査所情報システム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに登録する。
輸入日
  1. 関税局のNSWシステム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを通じて、輸入申告書を作成、送付する。(LPI番号が必要)
  2. システム内で内容が確認された後、検査指示(Green Line/Red Line)、輸入申告書番号が発行される。
  3. 納税する。
  4. 食品医薬品検査所が食品抽出検査(汚染物質、食品添加物、ラベルなど)を行い、関税局係官に結果を通知する。
  5. 検査指示に従う。
    • グリーンライン(検査免除)の場合は、貨物の受け取り手続きに進む。
    • レッドライン(要検査)の場合は、職員の検査を受けたうえで貨物の受け取り手続きに進む。
必要書類
輸入申告書
輸入許可書(Orr.7)
食品登録番号の入った食品登録/詳細通知書(Sor.Bor.7)
船荷証券(B/L)もしくは航空貨物運送状(Air Waybill
インボイス
パッキングリスト
製造場所証明書(GMP製造基準適合証明書)(事前に登録済みの場合は不要)
特定原産地証明書(Certificate of Origin)(事前に登録済みの場合は不要)
部分水素添加油脂を使用していないことを示す製品の成分・製造工程確認書(Letter of Confirmation)(該当する場合)
商品カタログ、成分書類など

3. 輸入時の検査・検疫

調査時点:2020年7月

タイ保健省食品医薬品局(FDA)管轄の食品医薬品検査所および税関において重金属、汚染物質、食品添加物、ラベルなどの食品抽出検査、書類検査(HSコード、価格、数量など)が行われることがあります。

4. 販売許可手続き

調査時点:2020年7月

菓子の販売許可は必要ありません。

5. その他

調査時点:2020年7月

なし