遺伝子組み換え食品規制に係る説明会での新情報

(タイ)

バンコク発

2023年02月14日

タイ・バンコクの輸出支援プラットフォームでは、124日にタイ保健省食品医薬品局(FDA)担当官を招き、遺伝子組み換え生物由来食品の新規制に関する説明会を開催、FDA担当官の説明の後、質疑応答を行った。

輸入品を含めた遺伝子組み換え生物由来の食品の取り扱いを巡っては、202267日に保健省告示431号「遺伝子組換え生物由来食品外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」(日本語仮訳PDFファイル(1.4MB))と保健省告示432号「遺伝子組換え生物由来食品のラベル表示外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」(日本語仮訳PDFファイル(622KB))が官報に掲載され、同年124日から適用された(2022年8月9日記事11月8日記事12月26日記事2023年1月12日記事参照)。

説明会で新たに明らかになった主な事項は以下のとおり。なお、輸出支援プラットフォームでは、今回の説明会の内容も含め、両告示に関する解説を添付資料のとおりまとめているので参照を。

1)食品生物学的安全性評価に合格した植物・動物・微生物

食品に使用できる遺伝子組み換え生物については、告示431号の付属資料1に記載されている植物・動物・微生物や、規定の機関による食品生物学的安全性評価に合格した植物・動物・微生物に限られているが、これまでにトウモロコシ8品種、ダイズ3品種が食品生物学的安全性評価に合格済みであることが明らかとなった。合格した品種はFDAウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに掲載されている。

(2)細かい運用面について

説明会での質疑応答により、新たな運用面が明らかとなった。詳細については添付資料を参照。

谷口裕基)

(タイ)

ビジネス短信 732dab671837fd46