保健省、食品添加物の使用基準に関する新告示を施行

(タイ)

バンコク発

2023年12月11日

タイ保健省食品・医薬品局(FDA)は12月6日、保健省告示第444号「食品添加物の使用基準、条件、方法および比率の規定(第3版)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)」(英語仮訳PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)、注1)を官報に掲載するとともに、FDAウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに公表し、12月7日から施行した(日本語仮訳は添付資料参照)。

新告示第444号では、現行の保健省告示第418号「食品添加物の使用基準、条件、方法、比率の規定(第2版)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)」(英語仮訳PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)日本語仮訳PDFファイル(153KB))の添付資料1と添付資料2を廃止し、新たに添付資料1と添付資料2を定める(注2)。食品添加物の使用に関しては、新告示第444号で定める使用基準に従う必要がある。告示第418号から使用基準が変更された食品添加物に関しては、使用許可年が「仏暦2566年(西暦2023年)」と記載されている。

なお、施行日の12月7日より前にFDAから承認された食品添加物を使用している販売目的の食品については、製造者や輸入者は施行日から2年間は引き続き商品を販売することが可能。

食品添加物に関する新告示を巡っては、これまでに複数回意見公募を行っていた(2022年2月22日記事参照2022年10月19日記事参照)。

(注1FDAの英語仮訳が発表されたため、1218日に英語仮訳のリンクを追記した。

(注2)告示の添付資料1では、各食品添加物の使用基準などを食品の種類ごとに定め、添付資料2では、添付資料1に記載された食品の種類の定義や備考の内容を解説している。告示で規定していない食品添加物を使用する場合や、告示に適合しないかたちで食品添加物を使用する場合には、FDAの承認を得る必要がある。

(ウォンパタラクン・ヤーダー、谷口裕基)

(タイ)

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