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  6. 牛乳・乳製品の輸入規制、輸入手続き
日本からの輸出に関する制度

牛乳・乳製品の輸入規制、輸入手続き

タイの食品関連の規制

1. 食品規格

調査時点:2020年11月

牛乳・乳製品については、保健省告示により個別に食品規格が規定されています。

牛乳・乳製品の食品規格
品目 告示番号/発行年 食品カテゴリー 食品カテゴリー
牛乳 No.350/2013 No.406/2019 品質規格管理食品
SorBor.5提出
SorBor.5/1取得
No.193/298
乳製品 No.352/2013 No.408/2019 No.193/298/349
発酵乳 No.353/2013 No.193/298
アイスクリーム No.354/2013 No.193
バターオイル No.206/2000 品質規格管理食品
SorBor.7提出
SorBor.7/1取得
No.193
クリーム No.208/2000 No.193
チーズ No.209/2000 No.193
ギー No.226/2001 No.193
バター No.227/2001 No.193
備考
乳製品とはほかの保健省告示で発表されている以外の乳製品(液状・乾燥)のもの。
製品の成分内容により、品目の定義対象外となる場合もあります。
品目の定義外となる乳製品では、乳児用調製乳/乳幼児用フォローアップミルク、フレーバーミルクの告示が発表されています。

表の食品別の告示内で規定されている汚染物質、病原性微生物、食品添加物の基準について、保健省告示No.413(2020年)、No.415(2020年)、No.417(2020年)において取り消しされている食品については、それぞれ保健省告示No.414(2020年)、No.416(2020)、No.418(2020年)の基準に従う必要があります。

関連リンク

関係省庁
タイ保健省食品医薬品局(FDA)(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
根拠法等
1979年食品法(英語) PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(114KB)
保健省告示No.350(2013年)「牛乳」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(300KB)
保健省告示No.406(2019年)「牛乳」第2版(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(64KB)
保健省告示No.352(2013年)「乳製品」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(45KB)
保健省告示No.408(2019年)「乳製品」第2版(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(102KB)
保健省告示No.353(2013年)「発酵乳」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(67KB)
保健省告示No.354(2013年)「アイスクリーム」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(50KB)
保健省告示 No.206(2000年)「バターオイル」(タイ語)(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(38KB)
保健省告示No.208(2000年)「クリーム」(タイ語)(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(65KB)
保健省告示No.227(2001年)「バター」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(41KB)
保健省告示No.226(2001年)「ギー」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(43KB)
保健省告示No.209(2000年)「チーズ」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(56KB)
保健省告示No.413(2020年)「汚染物質を含有する食品基準を規定する複数の保健省告示の改正」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(ジェトロ仮訳)PDFファイル(202KB)
保健省告示No.414(2020年)「汚染物質を含有する食品基準」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(255KB)(ジェトロ仮訳)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(479KB)
食品医薬品局「汚染物質を含有する食品基準に関する質疑応答の要点」(※保健省告示No.414(2020年)に関するQ&A)(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(ジェトロ仮訳)PDFファイル(405KB)
保健省告示No.415(2020年)「食品中の病原性微生物の品質規格、原則条件」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
保健省告示No.416(2020年)「食品中の病原性微生物の品質規格、原則条件、分析方法」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(368KB)(ジェトロ仮訳)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(563KB)
食品医薬品局告示「保健省告示No.416(2020年) 「食品中の病原性微生物の品質規格、原則条件、分析方法」の説明」 (タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(ジェトロ仮訳)PDFファイル (306KB)
保健省告示No.417(2020年)「食品添加物の原則、条件、使用方法及び割合」(第1版)(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(ジェトロ仮訳)PDFファイル(295KB)
食品医薬品局告示「保健省告示No.417(2020年)「食品添加物の原則、条件、使用方法及び割合」(第 1 版)の説明」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(ジェトロ仮訳)PDFファイル (520KB)
保健省告示No.418(2020年)「食品添加物の基準、条件、使用方法及び割合」(第2版)(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(5325KB)(ジェトロ仮訳)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(149KB)
食品医薬品局告示「保健省告示No.418(2020年)「食品添加物の原則、条件、使用方法及び割合」(第2版)の説明」(タイ語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(1803KB)(ジェトロ仮訳)PDFファイル(246KB)
その他参考情報
FDA「分析検査項目・品質規格表」(タイ語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(984KB)

2. 残留農薬および動物用医薬品

調査時点:2020年11月

1. 動物用医薬品残留規制

保健省告示No.303(2007年)において牛乳における動物用医薬品の最大残留基準(MRL)が規定されています。

牛乳における動物用医薬品の最大残留基準(MRL)(㎍/ℓ)
動物用医薬品名 牛乳
クロルテトラサイクリン/オキシテトラサイクリン/テトラサイクリン(Chlortetracycline/Oxytetracycline /tetracycline) 100
ゲンタマイシン(Gentamicin 200
スルファジミジン(Sulfadimidine 25
セフチオフル(Ceftiofur 100
シペルメトリンとアルファシぺルメトリン(Cypermethrin and alpha-Cypermethrin 100
シフルトリン(Cyfluthrin 40
シハロトリン(Cyhalothrin 30
デルタメトリン(Deltamethrin 30
ドラメクチン(Doramectin 15
ジミナゼン(Diminazene 150
ジヒドロストレプトマイシン/ストレプトマイシン(Dihydrostreptomycin/Streptomycin 200
トリクロルホン(Trichlorfon 50
チアベンダゾール(Thiabendazole 100
ネオマイシン(Neomycin 1,500
ベンジルペニシリン/プロカチンベンジルペニシリン(Benzylpenicillin/Procain Benzylpenicillin 4
ピルリマイシン(Pirlimycin 200
フェバンテル/フェンベンダゾール/オクスフェンダゾール(Febantel/Fenbendazole/Oxfendazole 100
リンコマイシン(Lincomycin 150
スペクチノマイシン(Spectinomycin 200
スピラマイシン(Spiramycin 200
イミドカルブ(Imidocarb 50
エプリノメクチン(Eprinomectin 20
アルベンダゾール(Albendazole 100
イソメタミジウム(Isometamidium 100
イベルメクチン(Ivermectin 10

2. 残留農薬規制

食品中の残留農薬については、保健省告示No.387「残留有害物質を含有する食品」、No.393「残留有害物質を含有する食品」第2版に規定されおり、No.387のリスト1に掲載する製造、輸入、輸出、所有が禁止されるカテゴリー4の有害物質(※)について食品からの検出が禁止されています。これ以外については、

  1. リスト2に最大残留基準を設定
  2. 1に規定がないものはCODEX基準に従う
  3. 1、2に規定がないもので、リスト3の植物用規定値以外については、一律基準0.01mgを適用
  4. リスト4の外因性最大残留基準を超えてはならない

と規定されています。

乳における最大残留基準(MRL)(mg/kg)(保健省告示No.387リスト2に規定)
化学物質名
クロルピリホス(Chlorpyrifos)※ 0.02
カルバリル(carbaryl 0.05
カルベンダジム/ベノミル (Carbendazim / benomyl 0.05
カルボスルファン(carbosulfan
カルボスルファン
0.05
カルボスルファン(carbosulfan
カルボフラン
0.01
シペルメトリン(cypermethrin 0.05
2, 4-D 0.01
デルタメトリン(Deltamethrin 0.05 F
ジクロルボス(dichlorvos 0.02
ジコホール(Dicofol 0.1 F
ジチオカルバメート(dithiocarbamates 0.05
ジメトエート(dimethoate 0.05
ダイアジノン(diazinon 0.02 F
トリアゾホス(triazophos 0.01
パラコート(paraquat)※ 0.005
ピリミホスメチル(pirimiphos-methyl 0.01
プロフェノホス(profenofos 0.01
フェンバレレート(fenvalerate 0.1 F
フェニトロチオン(fenitrothion 0.01
メチダチオン(methidathion 0.001
アセフェート(acephate 0.02
アバメクチン(abamectin 0.005
エテホン(ethephon 0.05
乳における外因性残留基準(EMRL)(保健省告示No.387に規定)(mg/kg)(保健省告示No.387リスト4に規定)
食品の種類 アルドリンおよびディルドリン1
aldrin and dieldrin
クロルデン2
chlordane
DDT3 エンドリン4
endrin
ヘプタクロル
heptachlor
0.006F 0.002F 0.02F 0.0008F 0.006F
  1. HHDNおよびHEOD (脂溶性)の合計値
  2. シス・クロルデンとトランス・クロルデンおよびオキシクロルデン(脂溶性)の合計値
  3. (p, p'-DDT), (o,p'-DDT), (p,p'-DDE)および {p,p'-TDE (DDD)}(脂溶性)の合計値
  4. エンドリンおよびデルタケトエンドリン(脂溶性)の合計値
  5. ヘプタクロルとヘプタクロルエポキシド(脂溶性)の合計値

記号「F」は、乳または乳製品の総重量に対する規定値を意味する。この基準値は次のとおり乳および乳製品中の脂肪分量を考慮すること。

  1. 脂肪分が2 パーセント未満の場合、乳の最大残留基準値の半分の値を採用。
  2. 脂肪分が2 パーセント以上の場合、乳の最大残留基準値の25 倍の値を採用。脂肪ベースで表示される。

保健省告示No.387内の「乳」とは家畜の乳および乳製品を指し、牛由来に限らない。

なお、2021年6月1日から施行される保健省告示No.419「残留有害物質を含有する食品」第3版により、No.387のリスト1に規定するカテゴリー4の有害物質として新たに次の5物質が追加され、食品からの検出が禁止されます。この5物質については検出限界(LOD)が設定されており、食品からの検出は検出限界未満であることが求められます。

食品中の残留物質 食品の種類 LODmg/kg
クロルピリホス(chlorpyrifos)
・クロルピリホス-メチル
(chlorpyrifos-methyl)
生鮮青果実およびその他の植物 0.005
穀物および乾燥豆類 0.01
肉、乳、卵 0.005
・パラコート(paraquat)
・パラコートジクロリド (paraquat dichloride)
・パラコートジメチルサルフェート {paraquat [bis (methyl sulfate)]}
またはパラコートメトサルフエート (paraquat methosulfate)
生鮮青果実およびその他の植物 0.005
穀物および乾燥豆類 0.02
肉、乳、卵 0.005

3. 重金属および汚染物質

調査時点:2020年11月

食品中の重金属および汚染物質については、2020年11月16日から保健省告示No.414「汚染物質を含有する食品基準」による次の基準が適用されています。

  1. 保健省告示No.414付表1に設定する食品別の重金属、カビ毒、その他の汚染物質、放射性物質の基準値を超えないこと。
  2. 1以外の汚染物質については、食品および飼料中の汚染物質および毒素に関するコーデックス一般規格; CODEX STAN193-1995に規定する最大値を超えないこと。
  3. 1および2以外の汚染物質については、FAO/WHO合同食品規格 コーデックス委員会 (Codex Alimentarius Commission)の汚染物質の最大量規定指針に基づき検討する最大値を超えず、また、販売用食品製造者または輸入者が、当該の汚染物質量が許容できる最大水準内にあることを示す責任を負うこと。

全食品を対象に、保健省告示No.269(2003年)、No.299(2006年)において食品中不検出とする化学物質汚染に関する基準が規定されています。

  1. クロラムフェニコールおよびその塩(Chloramphenicol and its salts)
  2. ニトロフラゾンおよびその塩(Nitrofurazone and its salts)
  3. ニトロフラントインおよびその塩(Nitrofurantoin and its salts)
  4. フラゾリドンおよびその塩(Furazolidone and its salts)
  5. フラルタドンおよびその塩(Furaltadone and its salts)
  6. マラカイトグリーンおよびその塩(Malachite Green and its salts)
  7. βアゴニストおよびその塩(β-Agonist chemical groups and its salts)
    1~7の物質の代謝物を含む。

病原性微生物の基準については、現在の保健省告示No.364(2013年)「食品中の病原性微生物基準」に規定されていますが、2021年1月に廃止され、新たに保健省告示No.416(2020年)「食品中の病原性微生物の品質規格、原則条件、分析方法」が適用されます。

また、保健省告示No.339(2011年)、No.346(2012年)において食品へのプロバイオティクスの使用基準が規定されています。プロバイオティクスを使用している場合は同告示の基準に基づいた分析報告書を輸入許可の際に提出する必要があります。

関連リンク

関係省庁
タイ保健省食品医薬品局(FDA)(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
根拠法等
1979年食品法(英語) PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(114KB)
保健省告示No.269(2003年)「β-agonist 類の化学物質に汚染されている食品の基準について」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(43KB)
保健省告示No.299(2006年)「ある特定の化学物質に汚染されている食品の基準について」(第2版)(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(33KB)
保健省告示No.339(2011年)「食品へのプロバイオティクスの使用基準」(タイ語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(128KB)(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(45KB)
保健省告示No.346(2012年)「食品へのプロバイオティクスの使用基準」(第2版)(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(23KB)
保健省告示No.364(2013年)「食品中の病原性微生物基準」(タイ語) 外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(297KB)
保健省告示No.414(2020年)「汚染物質を含有する食品基準」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(255KB)(ジェトロ仮訳)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(480KB)
食品医薬品局「汚染物質を含有する食品基準に関する質疑応答の要点」(※保健省告示No.414(2020年)に関するQ&A)(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(ジェトロ仮訳)PDFファイル(405KB)
保健省告示No.416(2020年)「食品中の病原性微生物の品質規格、原則条件、分析方法」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(368KB)(ジェトロ仮訳)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(563KB)
食品医薬品局告示「保健省告示No.416(2020年) 「食品中の病原性微生物の品質規格、原則条件、分析方法」の説明」 (タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(ジェトロ仮訳)PDFファイル (306KB)
その他参考情報
食品及び飼料中の汚染物質及び毒素に関するコーデックス一般規格; CODEX STAN193-1995(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(日本語訳)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(446KB)

4. 食品添加物

調査時点:2020年11月

食品添加物については、食品法に基づき、保健省告示No.281(2004年)「食品添加物」に定義、品質規格など、No.381(2016年)第4版に保健省告示の規定以外の使用など、No.418(2020年)「食品添加物の原則、条件、使用方法及び割合」(第2版)に使用基準(食品添加物名、対象とする食品、基準値など)が規定されています。なお、基準値の採用年が2020年(仏暦2663年)の食品添加物(No.418のリスト参照)を使用している食品については、告示No.418の施行日(2020年10月10日)から2年以内にこの告示の規定を順守する必要があります。
また、食品製造用の酵素の使用基準については、保健省告示No.409 (2019年)「食品製造に使用する酵素」に規定されています。それ以外については、各種安全評価を経たうえで、食品医薬品局の承認に基づいて使用する必要があります。

5. 食品包装規制(食品容器の品質または基準)

調査時点:2020年11月

食品法に基づき、保健省告示No.92(1985年)、No.295(2005年)において規定されています。なお、現在、プラスチック再生ペレット由来の容器や新素材の容器の許可等について告示の見直しが行われており、早ければ2021年ごろに告示される予定です。
食品法に基づき、保健省告示 No.92(1985年)、No.295(2005年)において規定されています。

共通
  • 清潔であること
  • 再利用ではないこと(材質により例外あり)
  • 健康を害するおそれのある量の重金属またはほかの物質が食品を汚染しないこと
  • 病原菌を含有していないこと
  • 色素が食品を汚染しないこと
プラスチック製
  • 材質基準と溶出基準が規定されています。
  • 牛乳・乳製品(粉末または乾燥状態以外のもの)に使うプラスチック製の容器は、ポリエチレン、エチレン1-アルケン共重合樹脂、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート製であることが必要です。なお、この乳製品とは、発酵乳、乳児用調製乳、フレーバーミルク、クリームを指しています。
セラミック・ほうろう製
  • 鉛とカドミウムの溶出基準が規定されています。

その他、保健省告示No.369(2015年)により3歳以下の乳幼児向け哺乳瓶・ミルク容器に関する規定があります。

6. ラベル表示

調査時点:2020年11月

包装食品の表示項目については、食品法に基づき、保健省告示「包装食品のラベル表示について」において、タイ保健省食品医薬品局(FDA)から記載が免除された場合を除き、タイ語(英語併記でも可)による次の表示が義務付けられています。また、食品別に保健省告示で規定されている場合は、当該告示に従う必要があります。例として、保健省告示No.350「牛乳」には、1.食品名、2.注意事項、3.原材料に関する表示について、保健省告示No.353「発酵乳」には、1.食品名、2.注意事項、3.殺菌方法に関する表示について、別途規定があります。

  • 食品名
  • 食品登録番号(通称:オーヨーマーク)
  • 輸入者の名称、所在地および製造者の名称、製造国名
  • 食品量
  • 主要原材料(重量の割合の多いものから順に記載)
  • アレルギー情報(対象となるアレルゲンは、グルテンを含む穀物、甲殻類、卵・その製品、魚類・その製品、ピーナッツ・その製品、大豆、乳・乳製品(乳糖を含む)、木の実およびこれらの製品、10mg/kg以上の亜硫酸塩。牛乳(fresh cow’s milk)、ローストナッツなどアレルゲンを主成分とし、食品名に明示されている食品は除く。)
  • 食品添加物の機能分類名と特定の名称またはINS番号
  • 香料の種類(使用している場合、次のいずれか“natural odor added” ,“natural imitation odor added”,“artificial flavor added”, “natural flavor added” “natural imitation flavor added”)
  • 賞味期限/消費期限/製造年月日
  • 注意事項(あれば)
  • 適切な保存方法(あれば)
  • 調理方法(あれば)
  • 乳幼児、特定グループを対象としている場合はその使用方法と注意事項
  • タイ保健省食品医薬品局(FDA)が告示で規定した食品の場合、同局が規定した表示
  • 保健省告示No.401に規定する追加情報(該当する場合。No.410で指定する一部の追加情報については従来のラベルを2021年5月8日まで使用可)

この表示のほかに、保健省告示No.182(1998年)およびNo.394(2018年)において、栄養過多、非感染症疾患を予防する目的で、一部の食品には、栄養表示と1日の栄養摂取量ガイドライン(GDA)式によるエネルギー量、糖分、脂肪、ナトリウムの表示が義務付けられています。対象となる食品は、次のとおりです。

  1. 栄養表示が必要な食品(No.182)
    1. 栄養強調表示を有する食品
    2. 販売促進において食品の栄養値を利用している食品
    3. 販売促進において消費者群を特定している食品
    4. 食品委員会の承認を受け、タイFDAが発表するその他の食品
  2. 栄養表示およびGDA表示が必要な食品(No.394)
    1. スナック食品(ポップコーン、ポテトチップス、米菓、魚肉・畜肉菓子など)
    2. チョコレートおよびチョコレート味の菓子
    3. ベーカリー製品(ビスケット、クッキー、ケーキなど)
    4. 半加工食品(麺類、春雨、調味済みのおかゆなど)
    5. 冷蔵または冷凍食品(チャーハン、カレーライスなど)
    6. 密閉容器に入った飲料(粉末飲料含む)
    7. インスタントティー(ready-to-drink tea)(液状、粉末)
    8. インスタントコーヒー(ready-to-drink coffee)(液状、粉末)
    9. フレーバーミルク
    10. 発酵乳
    11. 乳製品
    12. 豆乳
    13. アイスクリーム

※2)1(一部)、f~mについては、告示No.394の施行(2019年4月)以前に使用していたラベルがある場合、告示施行から最大2年間の使用が認められています。

その他、注意すべき表示規則として、主に次のものが挙げられます。

  • 保健省告示No.365 食品ラベル上の「プレミアム」表示
  • 保健省告示No.366パスチャライズ製法の牛乳および全脂肪牛乳(Pasteurized cows’ milk, Pasteurized full fat cows’ milk)
  • 保健省告示No.384グルテンフリー食品の表示

関連リンク

関係省庁
タイ保健省食品医薬品局(FDA)(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
根拠法等
1979年食品法(英語) PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(114KB)
保健省告示No.350(2013年)「牛乳」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(300KB)
保健省告示No.353(2013年)「発酵乳」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(67KB)
保健省告示No.367(2014年)「包装食品のラベル表示について」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(237KB)
保健省告示No.383(2017年)「包装食品のラベル表示について」(第2版)(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(237KB)
保健省告示No.401(2019年)「包装食品のラベル表示について」(第3版)(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(206KB)
保健省告示No.410(2019年)「包装食品のラベル表示について」(第4版)(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
保健省告示No.182(1998年)「栄養表示」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(41KB)
保健省告示No.219(2001年)「栄養表示」(第2版)(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(48KB)
保健省告示No.392(2018年)「栄養表示」(第3版)(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(76KB)
保健省告示No.394(2018年)「栄養表示、GDA式エネルギー、糖分、脂肪、ナトリウム表示が必要な食品」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(248KB)
保健省告示No.365(2013年)「食品ラベル上の「プレミアム」表示について」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(186KB)
保健省告示No.366(2013年)「パスチャライズ製法の牛乳及び全脂肪牛乳ラベルの「プレミアム」の表示」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(30KB)
保健省告示No.384(2017年)「グルテンフリー食品の表示」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

7. その他

調査時点:2020年11月

Healthier Choiceロゴマーク

保健省告示No.373号(2016年)「食品ラベルにおける栄養シンボルの表示(the display of nutrition symbol on food label)」

タイにおいて肥満、糖尿病、高血圧などの非感染症疾患(NCDs)が増加していることを受け、消費者が健康に適した食品を正しく選択できるよう、品目別に設定された砂糖、脂肪、ナトリウムなどの基準値を下回っていることを示す「Healthier Choice」というロゴマークが作られました。このロゴマークを食品ラベルに表示するには、マヒドン大学栄養研究所栄養促進財団または国家食品委員会下に設置された委員会により指定された機関により検査、認証を受ける必要があります。申請費用は1品目1万バーツ(2020年内であれば無料ですが、それ以降もタイ健康促進財団による経費支援が行われる可能性があるとされています)で、ロゴマークは3年間使用可能です。認証された食品は、Healthier Choiceロゴ使用認証機関のウェブサイトに公表されており、2020年10月現在、322社の約2,000品目程度が認証されています。食品法に基づく虚偽表示に対する罰則は、罰金刑(5,000~100,000THB)および懲役刑(6か月~10年)となっています。
Healthier Choiceロゴマークを表示可能な対象品目は、次のとおりです。

1.主食類(レンジで温めて食べるガパオライスなど)、2.飲料類、3.調味料類、4.乳製品類、5.インスタント食品類、6.スナック類、7.アイスクリーム類、8.油脂類(ドレッシングなど)、9.パン類、10.シリアル+焼き菓子類

タイでの輸入手続き

1. 輸入許可、輸入ライセンス等、商品登録等(輸入者側で必要な手続き)

調査時点:2020年11月

タイ保健省医薬品局、タイ商務省外国貿易局での事前手続きが必要です。

  1. タイ保健省保健省食品医薬品局(FDA):食品法上、販売目的で輸入する場合は輸入者が食品輸入許可書(3年間有効)を取得しておくことが必要です。また、食品は「食品法(Food Act 1979)」に基づき、特別管理食品、品質規格管理食品、表示管理食品および一般食品(General Food)の4種に分類し管理されていますが、牛乳・乳製品は、品質規格管理食品に該当し、食品登録番号(通称:オーヨーマーク)を取得する必要があります。品質規格管理食品の中でも食品により申請書の種類が異なるため注意が必要です。
  2. タイ商務省外国貿易局:
    ミルクおよびクリーム(0401.10.10 0401.10.90 0401.20.10 0401.20.90 0401.40.10 0401.40.20 0401.40.90 0401.50.10 0401.50.90)、脱脂粉乳(0402.10.41 0402.10.42 0402.10.49 0402.10.91 0402.10.92 0402.10.99)は、輸出入法上、貿易管理品目となっており、関税割当制度が適用されているため、割当枠内・枠外でも事前の適用申請(納税権利取得証明書の申請)を行わなければなりません。
    申請期間の目安
    第1回目(割当総量の9割):10月中旬から下旬(28日頃)まで、審査・発表11月~12月頃
    第2回目(割当総量の1割):5月中旬から下旬(28日頃)まで、審査・発表6月~7月
    第3回目(割当の返納/割当の追加があった場合):8月中旬から下旬(28日頃)まで、審査・発表10月~11月

タイ保健省食品医薬品局での手続き

1.食品輸入許可書取得(Orr.7)
申請場所:
タイ保健省食品医薬品局(FDA)内ワンストップサービスセンター1階
所要日数:
5営業日
必要書類:
  1. 申請書チェックリスト
  2. 輸入許可申請書(様式Orr.6): 法人登録証明書と同じ署名権限者が署名
  3. 添付書類
    • 申請者の身分証明書および住居登録証(タビアンバーン)コピー:外国人の場合はパスポートと労働許可証のコピー
    • 法人登録証コピー:6カ月以内に発行されたもので、販売目的の食品輸入に関する目的が記されたもの。
    • 株主名簿(BorOrrJor5)コピー:外国籍の法人の場合は外国人事業許可証のコピーまたは投資奨励カード(BOIカード)を添える。
    • 委任および実施者任命書:収入印紙30バーツを添付
    • 法人の署名権限者の身分証明書コピー:外国人の場合はパスポートのコピー
  4. 食品輸入場所・保管場所に関連する書類
    • 食品輸入場所および保管場所の住居登録証コピー
    • 場所利用同意書の原本または賃貸契約書コピー(あれば)
  5. 食品輸入場所・保管場所に関する図面
    • 輸入場所/保管場所の周辺の建物の地図
    • 保管場所内のレイアウト
  6. 食品輸入許可申請書類の内容保証書(施設の検査を受けない場合のみ:施設の条件を満たしていることを保証する書類)
  7. 輸入施設/保管施設の写真
  8. 委任状(法人代表者が他者に申請を委任する場合)
2. 食品登録番号(通称:オーヨーマーク)の取得(牛乳、発酵乳、乳製品、アイスクリーム:SorBor.5、その他はSorBor.7)
申請場所:
e-submission システム(食品システム)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
手順:
  1. e-Authentication外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにてe-submission システムおよび食品検査所システムに利用するアカウントを作成(ユーザーネーム、パスワードを取得)する。
  2. 食品事務局第5ビルにてe-submission システム利用者登録を行う。
  3. 食品登録/詳細通知申請書(SorBor.5またはSorBor.7)と必要書類をe-submission システム上で提出する。
  4. 支払い指示書を印刷し、申請手数料を支払う。
  5. e-submission システム上で食品登録証明書(SorBor.5/1)または食品詳細通知証明書(SorBor.7/1)と食品登録番号(通称:オーヨーマーク)が発行される。
必要書類:
  • 食品登録/食品詳細通知申請書(SorBor.5またはSorBor.7)(システム上で選択)
  • 食品輸入許可書番号(Orr.7)
  • 製造施設証明書(食品別に次の保健省告示の基準に従う)
    • 保健省告示No.298(2006年)すぐに飲める状態のパスチャライズ法による加熱殺菌処理を経た乳製品(液体)の製造方法、製造設備、保管
    • 保健省告示No.349(2012年)低酸性および酸性化した密閉容器に入った食品の製造方法、製造設備、保管
    • 保健省告示No.193(2000年)食品の製造方法、製造設備、保管
  • 製造者からの原材料仕様書(あれば)(SorBor.5該当品のみ)
  • 製造者からの成分が記された書類 (SorBor.5該当品のみ)
  • 品質規格分析結果報告書原本(販売目的の輸入の場合、関連する告示の品質規格に関する分析結果報告書は、政府機関、政府機関が認証した機関、国際基準の試験所認定機関により認証された機関により分析されたものであること。)
    (SorBor.5該当品のみ)
  • プロバイオティクスを使用している食品の場合、保健省告示No.339およびNo.346の基準に基づいた分析報告書(上記の品質規格分析結果報告書内でも可。政府機関、政府機関が認証した機関、国際基準の試験所認定機関により認証された機関により分析されたものであること。)
2. 商務省外国貿易局での手続き(対象品目のみ)

WTO割当て内

  1. 輸入割当ての取得
    1. 輸入者は畜産局に割当てを申請する。
      必要書類:
      1. 畜産局指定の申請書
      2. 添付書類
        • 食品輸入許可書(Orr.7)
        • 食品登録証明書(SorBor.5/1)
        • 法人登録証明書
        • 商品の写真
        • 商品サンプル
    2. 牛乳・乳製品委員会が割当量を検討する。
    3. 海外貿易局が割当量を発表する。
  2. 納税権利取得証明書の取得 (海外貿易局のオンラインシステム上で申請)
    1. 輸入者はRegistration Database外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにて業者登録を行いユーザーネームとパスワードを取得する。
    2. 輸入者は海外貿易局の証明書発行システム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにて申請書、その他の必要書類を提出する。
      必要書類:
      1. 申請書(システム内で様式でRor.2または日本・タイ経済連携協定(JTEPA)税率の適用を受ける場合はTor.2を選択)
      2. 添付書類
        • 原産地証明書(Certificate of Origin: C/O)
          (JTEPA税率の適用を受ける場合は特定原産地証明)
        • Invoice, Packing List, B/L, Air Waybill
    3. 書類の確認を受け、証明書発行審査の結果が通知される。
    4. 証明書が発行された場合、海外貿易サービス事務局にて受け取る。(HS0402粉乳の場合は、輸入者がオンラインシステムから印刷したものが使用可能)

WTO割当て外

  1. 割当て外の納税権利取得証明書申請権利者登録(海外貿易局のオンラインシステム上で申請)
    1. 輸入者はRegistration Database外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにて業者登録を行いユーザーネームとパスワードを取得する。
    2. 輸入者はこのユーザーネームとパスワードを使いWTO割当て外輸入登録システムにログインする。
    3. 証明書申請権利者登録申請書と必要書類を提出する。
      必要書類:
      1. 申請書(システム内で様式KorRor.4を選択)
      2. 添付書類
        • 法人登録書
        • 商業登録書(タビアンパーニット)(個人の場合)
        • IDカードまたはパスポートのコピー
    4. 書類の確認を受け、証明書発行審査の結果が通知される。
  2. 納税権利取得証明書の申請(海外貿易局のオンラインシステム上で申請)
    1. 輸入者は海外貿易局外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますの証明書発行システムにて申請書、その他の必要書類を提出する。
      必要書類:
      1. 申請書(システム内で様式Ror.3を選択)
      2. 添付書類
        • 原産地証明書(Certificate of Origin: C/O)
          (割当外税率はJTEPAとWTOと同率のため、通常の原産地証明書でも、特定原産地証明書のどちらでも可)
        • Invoice, Packing List, B/L, Air Waybill
    2. 書類の確認を受け、証明書発行審査の結果が通知される。
    3. 証明書(Ror.4)が発行された場合、海外貿易サービス事務局で受け取る。証明書の有効期限は1カ月。

関連リンク

関係省庁
タイ保健省食品医薬品局(FDA)(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
タイ商務省外国貿易局(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
タイ農業協同組合省畜産局(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
根拠法等
1979年食品法(英語) PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(114KB)
保健省告示No.193(2000年)「食品の製造方法、製造設備、保管」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(62KB)
保健省告示No.318(2010年)「2000年No.193改正版」(第2版)(タイ語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(54KB)(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(28KB)
保健省告示No.298(2006年)「すぐに飲める状態のパスチャライズ法による加熱殺菌処理を経た乳製品(液体)の製造方法、製造設備、保管」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(62 KB)
保健省告示No.320(2010年)「保健省告示No.298(2006年)改正版」(タイ語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(46KB)(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(26KB)
保健省告示No.349(2012年)「低酸性および酸性化した密閉容器に入った食品の製造方法、製造設備、保管」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
2019年食品医薬品局規則「食品登録番号の運用」(タイ語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(1.6 MB)
2019年食品医薬品局規則「食品登録番号の運用」(第2版)(タイ語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(143KB)
1979年輸出入法(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
商務省告示No.111(1996年)「輸入」(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
2019年商務省規則「2020-2022年ミルク、クリーム、フレーバーミルクのWTO 下の農業協定に基づく割当て内の納税権利取得証明書発行原則、方法、条件」(タイ語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(101KB)
2019年商務省規則「2020-2022年脱脂粉乳のWTO 下の農業協定に基づく割当内の納税権利取得証明書発行原則、方法、条件」(タイ語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(98KB)
外国貿易局告示「ペーパレス電子化による輸出・輸入許可書または証明書申請原則、方法、条件」(一覧)(タイ語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
2016年外国貿易局告示「農産品17品目割当て外関税のWTO 下の農業協定に基づく納税権利取得証明書申請権利者登録における原則、方法、条件」(タイ語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(77KB)
2016年商務省規則「農産品17品目割当て外関税のWTO 下の農業協定に基づく納税権利取得証明書発行における原則、方法、条件」(タイ語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(148 KB)
その他参考情報
国際協定上の義務に基づく農産品輸入外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
ジェトロ「輸出入手続き」

2. 輸入通関手続き(通関に必要な書類)

調査時点:2020年11月

輸入前
  1. 輸入者は、通関者登録外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを済ませておく。
  2. 関税局のNSWシステムから輸入申告の際に必要なLPI(License Per Invoice)番号を取得する。
  3. 製造施設証明書(GMP製造基準適合証明書)を食品医薬品検査所情報システム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに登録する。
輸入日
通関手続きの概要は次のとおりです。
  1. 輸入申告書に関する情報を端末上(NSWシステム)で関税局に送付する。(LPI番号が必要)
  2. 内容が確認された後、検査要否(グリーンライン/レッドライン)の指示と輸入申告書番号が発行される。
  3. 納税する。
  4. 食品医薬品検査所にて衛生検査(抽出検査)を受け、その結果が税関職員に通知される。
  5. 2.の検査指示に従い、貨物の受け取り手続きに進む。
必要書類:
  • 輸入申告書
  • インボイス
  • パッキングリスト
  • 船荷証券(B/L)もしくは航空貨物運送状(Air Waybill)
  • 食品輸入許可書(Orr.7)
  • 食品登録証明書(SorBor.5/1)または食詳細通知証明書(SorBor.7/1)
  • 製造場所証明書(GMP製造基準適合証明書)(※)
  • 納税権利取得証明書
  • 原産地証明書(Certificate of Origin: C/O)
    (JTEPA税率の適用を受ける場合は特定原産地証明)

(※)GMP製造基準適合証明書について
GMP製造基準適合証明書は、タイの法令に適合している旨の証明書や、CODEX食品規格の一般原則、HACCPシステム、ISOマネジメントシステムなどに関する規格の適合証明書(ISO 9001、ISO 22000など)も使用できます。日本からの輸出は、対象商品が保健省告示No.193に該当するものである場合は、食品衛生法(昭和22年法律第233号)第52条に基づく営業許可証で代替できるときがあります。都道府県条例に基づく営業許可証である場合は、当該条例と保健省告示No.193の整合性を問われることがあります。対象商品が保健省告示No.298およびNo.349に該当するものである場合は、営業許可証と告示の整合性を問われることがあります。

これらの証明書の発行者としてタイ政府が認めているのは、(1)食品製造国の政府機関、(2)政府機関の認証を受けた組織、(3)タイ国内にある食品製造国の大使館、(4)国際的な認証機関です。なお、在タイ日本国大使館ではこれらの証明書の発行は行われていません。また、国際的な認証機関は、国際認定機関フォーラム(IAF)のメンバーとなっている機関が認定した認証機関などが該当するとして、制度の運用がなされています。

証明書がタイ語・英語以外で記載されている場合は、タイ語または英語に翻訳したものの用意が必要です。翻訳については、(1)食品製造国にあるタイ大使館、(2)タイ国内にある食品製造国の大使館、(3)政府機関、(4)国際基準に関する資格を有している民間企業のいずれかによる翻訳証明が必要です。

原本ではなく写しの証明書を使用する際には、(1)証明書発行機関、(2)タイ国内にある食品製造国の大使館、(3)政府機関、(4)公的に権限を与えられた者のいずれかによる原本証明(写しが原本と相違ないことの証明)が必要です。

また、証明書に有効期限が明示されていない場合は、証明書交付後1年以内のもののみが使用できることになります。

GMP製造基準適合証明書(製造施設証明書)の種類
保健省告示番号 認められる規格
No.193
(下記No.298/349以外の牛乳・乳製品)
-GMP
-HACCP
-ISO 9001
-ISO 22000
-同等の規格
No.298
(パスチャライズ製法の食品)
-Code of Hygienic Practice for Milk and Milk Products; CAC/RCP57-2004
-HACCP
-ISO 22000
-同等の規格
No.349
(密閉容器に入った低酸性・酸性化食品)
-Code of Hygienic Practice for Low and Acidified Low Acid Canned Foods: CAC/RCP 23-1979
-Code of Hygienic Practice for Aseptically Processed and Packaged Low-acid Foods: CAC/RCP 40-1993
-Code of Federal Regulations Title 21 Part 113 Thermally Processed Low-acid Foods Packaged in Hermetically Sealed Containers
-Code of Federal Regulations Title 21 Part 114 Acidified Foods
-Regulations for Thermally Processed Meat and Poultry Products (9 CFR 318.300-.311 for meat product and 381.300-.311 for poultry products)
-HACCP
-ISO 22000
-BRC (British Retail Consortium)
-IFS (International Food Standard)
-同等の規格

3. 輸入時の検査・検疫

調査時点:2020年11月

日本から輸入する乳・乳製品については、食品医薬品検査所および税関において輸入時に書類検査および食品衛生面(重金属、汚染物質など)の抽出検査が行われます。

4. 販売許可手続き

調査時点:2020年11月

なし

5. その他

調査時点:2020年11月

なし

タイ内の輸入関税等

1. 関税

調査時点:2020年11月

輸入関税については、最高税率のほかに、関税率勅令第12条に従い減免された基本税率(一部対象外)、WTO税率、日本・タイ経済連携協定(JTEPA)税率、日本・ASEAN包括的経済連携協定(AJCEP)税率があり、牛乳・乳製品の税率の概要は次のとおりです。一部、HSコードにより対象外となるものもあるため、詳細は確認が必要です。

WTO割当に関する情報は、「輸入手続き」の「1.輸入許可、輸入ライセンス等、商品登録等(輸入者側で必要な手続き)」を参照してください。

牛乳・乳製品の税率
HSコード 基本税率General ASEAN-JAPAN JTEPA WTO
枠内 枠外
0401 設定なし 設定なし 免除 20% 41%
0402 5~30% 一部免除 免除 5~30% 216%
0403 5~30% 免除 免除 18~30%
0404 5~30% 免除 免除 24~30%
0405 5~30% 免除 免除 18~30%
0406 30% 免除 免除 30%
2105 30% 免除 免除 40%

2. その他の税

調査時点:2020年11月

輸入額(CIF)と関税額の合計に付加価値税(VAT)7%が課税されます。

3. その他

調査時点:2020年11月

通関手数料は200バーツです。

その他

調査時点:2020年11月

ハラール認証

タイのハラール認証機関は、1997年に制定された「イスラーム教組織運営法」に基づき設 立されたタイ国イスラーム中央委員会(The Central Islamic Committee of Thailand /CICOT)および全国40県に配置されているイスラーム委員会の事務局です。「ハラール認 証に関するイスラーム中央委員会規則」に基づき、政府関連機関との連携により現在まで にタイのハラール認証を受けた企業は約10,000、製品数は約15万品目となっています。認 証取得会社、品目は、タイ国イスラーム中央委員会が運営するハラール認証製品情報ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますまたは「Halal Thai」アプリで確 認できます。

有機認証

現在、タイにおける有機食品に関する法律、基準は次のとおりです。これらの認証を受けた製品はOrganic Thailandのマークが与えられます。

  • 農産物規格法(2008)第2版(2013)第3版(2018)
  • タイ農産物規格有機農業(TAS9000)
    • 第1部 有機生産物、加工、表示、製造販売(TAS9000-2009)
    • 第2部 有機畜産物(TAS9000-2011)
    • 第3部 有機水産物飼料(TAS9000-2009)
    • 第4部 有機米(TAS9000-2010)
    • 第5部 有機魚(Snakeskin Gourami)(TAS9000-2010)
    • 第6部 有機蜂(TAS9000-2013)
  • タイ農産物食品規格有機海エビ養殖(TACFS7413-2007)

認定機関はタイ農産物食品規格局で、認証機関は農業局、米局、水産局、畜産局のほか、民間では、ACTオーガニック、Central Lab Thaiなどがあります。 民間の認証機関ACTオーガニックは、独自の有機農業規格ACTのほか、IFOAM、EU、 COR、USDAといった海外の有機認証も行っています。

有機表示

タイにおける有機表示は、食品医薬品局告示(2018年)「食品広告規程」の付属文書2、付属文書3等で規定されています。

1. 日本の有機JAS認定マークの表示について

有機JAS認定を受けており、その期限が切れていなければ、パッケージに有機JAS認定マークを表示することが可能です。有機JAS認定書(日本語の場合は、タイ語または英語に翻訳し、翻訳証明が入ったもの)は通関時に提出が求められることがあります。

2. 包装に「Organic」と表示することについて

事前にタイ保健省食品医薬品局(FDA)より食品広告許可を取得することにより表示することが可能です。許可を取得するためにはタイ政府機関、または各国の政府機関によって登録を受けた認証機関から発行された、IFOAMなどの国際的な有機認証、または各国の有機認証を取得していることが求められます。

申請手続き:
  1. 食品広告許可申請はオンラインで行われる。まだ登録していない場合は次の行程で登録を行う。
    申請場所:
    タイ保健省食品医薬品局(FDA)3階
    必要書類:
    • 食品表示許可申請の委任および実施者任命書:収入印紙30バーツを添付
    • 法人登録書コピー:6カ月以内に発行されたもの
    • 商業登録証コピー
    • 委任者の身分証明書またはパスポートのコピー
    • 受任者の身分証明書コピー
    • 営業所の住居登録証コピー
    • 付加価値税登録書(PorPor20)
  2. ユーザーネームおよびパスワードを設定する。
  3. E-Submission システム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを通して食品広告許可を申請する。
    必要書類:
    • 食品広告許可申請書 Kor.Oor.01様式
    • 食品広告許可申請添付書類 Kor.Oor.3様式(広告画像とテキスト)
    • 食品に応じて取得した各種許可書、証明書、食品登録/詳細通知証明書、ラベル、分析結果、成分書など。
    • 有機認定書(タイ語または英語に翻訳し、翻訳証明の入ったもの)
    • その他(任意)
  4. 申請料金2,000バーツを支払う。
  5. 許可を受けることが出来れば、許可書代として5,000バーツを支払う。
  6. 許可書をダウンロードする。