日本からの輸出に関する制度

青果物の輸入規制、輸入手続き

品目の定義

本ページで定義する青果物のHSコード

0701.10.000~0714.90.000:食用の野菜、根および塊茎
0801.11.000~0814.00.000:食用の果実及びナット、かんきつ類の果皮ならびにメロンの皮

タイでの輸入手続き

1. 輸入許可、輸入ライセンス等、商品登録等(輸入者側で必要な手続き)

調査時点:2019年9月

保健省医薬品局、農業協同組合省農業局での事前手続きが必要です。

  1. タイ保健省食品医薬品局(FDA):販売目的で輸入する場合は輸入者が食品輸入許可書(3年間有効)を取得しておくことが必要です。青果物は、食品法上「一般食品」に該当するため、食品登録番号を取得する必要はありませんが、任意で取得することも可能です。
  2. 農業協同組合省農業局:青果物は植物検疫法に基づき、植物輸入申告書を農業局に提出する必要があります。また、輸入禁止品に該当する場合、事前に禁止品輸入許可書(P.Q.2-1)を取得しておく必要があります。
1. 食品輸入許可書(Orr.7)を取得
申請場所:
タイ保健省食品医薬品局(FDA)内ワンストップサービスセンター1階
審査後約7~10日で許可書が発行される。
必要書類:
  1. 申請書チェックリスト
  2. 輸入許可申請書(様式Orr.6): 法人登録証明書と同じ署名権限者が署名
  3. 添付書類
    • 申請者の身分証明書および住居登録証(タビアンバーン)コピー:外国人の場合はパスポートと労働許可証のコピー
    • 法人登録証コピー:6カ月以内に発行されたもので、販売目的の食品輸入に関する目的が記されたもの。
    • 株主名簿(BorOrrJor5)コピー:外国籍の法人の場合は外国人事業許可証のコピーまたは投資奨励カード(BOIカード)を添える。
    • 委任および実施者任命書:収入印紙30バーツを添付
    • 法人の署名権限者の身分証明書コピー:外国人の場合はパスポートのコピー
  4. 食品輸入場所・保管場所に関連する書類
    • 食品輸入場所および保管場所の住居登録証コピー
    • 場所利用同意書の原本または賃貸契約書コピー(あれば)
  5. 食品輸入場所・保管場所に関する図表
    • 輸入場所/保管場所の周辺の建物の地図
    • 保管場所内のレイアウト
  6. 食品輸入許可申請書類の内容保証書(施設の検査を受けない場合のみ:施設の条件を満たしていることを保証する書類)
  7. 委任状
2-1 禁止品輸入許可書を取得(病害虫リスク分析が完了した禁止品の場合)
  1. 輸入者は農業局農業規制事務局にて植物輸入申告書提出/許可書発行システムの利用者登録を行う。
  2. 植物輸入申告書提出/許可書発行システム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにて、申請様式に入力、その他の必要書類を提出する。
  3. 送信後、申請書を印刷、署名、社印を押印し、農業局に提出する。
  4. 書類提出の4~7日後にシステム上で審査結果を確認する。
  5. 輸入許可書を農業局にて受け取る。
必要書類:
  • 商業用禁止品輸入許可申請書(P.Q.2)
  • 日本からの植物検疫証明書(Phytosanitary Certificate
  • 会社登記証明書
  • 申請者のIDカード/パスポートコピー
  • 会社代表者のIDカード/パスポートコピー
2-2 植物検疫法に基づく植物輸入申告書を提出(青果物すべて)
手順:
  1. 輸入者は農業局農業規事務所にて植物輸入申告書提出/許可書発行システムの利用者登録を行う。
  2. 植物輸入申告書提出/許可書発行システム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにて、申請書、その他の必要書類を提出する。
  3. 受理番号が発行される。
必要書類:
  • 植物輸入申告書(P.Q.5)
  • 日本からの植物検疫証明書(Phytosanitary Certificate
  • 会社登記証明書
  • 会社代表者のIDカード
  • Invoice, Packing List, B/L, Air Waybill
  • 選果/梱包施設の衛生証明書(該当する場合)

2. 輸入通関手続き(通関に必要な書類)

調査時点:2019年9月

輸入前
輸入者はNSWの登録システム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます において食品医薬品局輸出入検査部からLPI(License Per Invoice)番号を取得しておく。
輸入日
  1. 輸入申告書に関する情報を、NSWシステム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを通して関税局に送付する。(P.Q.5受理番号、LPI番号が必要)
  2. 内容が確認された後、検査指示と輸入申告書番号が発行される。
  3. 納税する。
  4. 植物検疫所による植物検疫、食品検査所による衛生検査
  5. 検査に合格すれば、植物の持ち出し許可書(P.Q.6)が発行され、税関職員に連絡される。
  6. 検査指示に従う。
    • グリーンライン(検査免除)の場合は、貨物の受け取り手続きに進む。
    • レッドライン(要検査)の場合は、税関職員の検査を受けた後、貨物の受け取り手続きに進む。
必要書類
  • 輸入申告書
  • 輸入許可証(Orr.7)
  • 船荷証券(B/L)もしくは航空貨物運送状(Air Waybill
  • インボイス
  • パッキングリスト
  • 選果/梱包施設の衛生証明書(該当する場合)
  • 日本からの植物検疫証明書(Phytosanitary Certificate
  • 禁止品輸入許可書(P.Q.2-1)
  • 植物輸入申告書(P.Q.5)
  • 特定原産地証明書(Certificate of Origin)(該当する場合)
  • 商品カタログ、成分書類など

3. 輸入時の検査・検疫

調査時点:2019年9月

タイ農業協同組合省農業局管轄の植物検疫所において植物検疫法に基づく検査が行われます。輸入条件として、日タイ合同の輸出検査が設定されている品目(メロン、スイカ、キュウリ、トマト)については、1000果未満の場合は450果のサンプル検査または全数検査、1000果以上の場合は600果のサンプル検査が行われます。また、タイ保健省食品医薬品検査所において食品法に基づく残留農薬検査、重金属などの検査が行われます。

4. 販売許可手続き

調査時点:2019年9月

青果物の販売許可は必要ありません。

タイにおける外国企業の参入に関しては、業種により、外国人事業法に基づき外国企業(外国資本50%以上)の参入が規制されています。外国人に対して競争力が不十分な業種であるとして、外国企業の参入が禁止されている業種に「最低資本金1億バーツ未満または1店舗あたり最低資本金2,000万バーツ未満の小売業」、「1店舗あたり最低資本金1億バーツ未満の卸売業」がありますが、商務省事業開発局長の許可を得た場合は、参入が可能となります。許可申請後、許可書が発行されるまで約75日間となっています。

5. その他

調査時点:2019年9月

なし

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