タイ向け日本産ゆず、きんかん生果実の輸出解禁
(タイ、日本)
バンコク発
2025年02月10日
タイ農業協同組合省農業局告示「日本からのかんきつ類(生鮮)の輸入条件(第2版)」(日本語仮訳、添付資料参照)は1月29日に官報に掲載され、翌30日から施行となった。この告示施行により、検疫条件を満たすゆず生果実ときんかん生果実がタイに輸出可能となる(農林水産省プレスリリース
)。
日本の農林水産省によると、主な検疫条件は次のとおり。
- 生産園地でのミカンバエの発生調査(3年以上)
- 生産園地と選果梱包(こんぽう)施設の登録
- 果実の表面殺菌
- タイ側検査官による査察
「タイ輸出支援プラットフォーム」を運営する在タイ日本大使館とジェトロはこれまで、在タイの青果物を取り扱う事業者から「ゆず生果実など、かんきつ類の輸入について、解禁してほしい」との要望を受けており、今回の措置により、日本産かんきつ類のタイ向け輸出可能品目が拡大した。なお、タイ向け輸出の日本産かんきつ類(温州ミカンなど)の検疫条件は2023年5月に緩和されていた(2023年5月16日記事参照)。
(忠田𠮷弘、ウォンパタラクン・ヤーダー)
(タイ、日本)
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