知的財産ニュース 広東省公安庁、地域を跨ぐ模倣品犯罪取締りで香港、マカオ税関と提携

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広東省公安庁は香港税関、マカオ税関と提携して地域を跨ぐ偽ブランドなどの犯罪の取締りに取り組んでいる。今年1月から現在までに共同エンフォースメントと共同調査を20回実施した。省公安庁が5日行った記者会見で明らかにした。

省公安庁の発表によると、珠海市公安局とマカオ税関はこのほど、ロレックスやグッチなどに係わる犯罪事件を摘発し、 3つの製造拠点で総額5000万元に上る模倣品の時計、皮革製品を差し押さえ、容疑者6人を逮捕した。省公安庁が年初から実施した模倣品摘発特別行動で製造販売拠点2532ヵ所、総額80億元に上る模倣品が摘発されたという。

広東省の公安機関はまた、プロクター·アンド·ギャンブル（P&G）などの主要企業11社と知的財産権法執行協力覚書を締結し、中国外資系企業協会·優良ブランド保護委員会（QBPC）とシンポジウムを開催するなど、外資系企業の知的財産権保護で協力を進めている。

このほか、省公安庁は米国、フランス、ドイツなどの国家と知的財産権をめぐるエンフォースメントを実施し、国境を越えた犯罪の摘発にも力を入れている。