特集号砲!中南米のスタートアップ

社会課題の解決に新興企業が貢献

2018年は中南米主要国での「選挙イヤー」を経て、多くの新政権が船出した。どの国も経済の回復に注力する。しかし、米中貿易戦争をはじめとする保護貿易指向の高まりなどの外部要因もあり、先行きは不透明だ。また、多くの中南米諸国が厳しい財政運営を強いられ、経済成長に必要な社会資本の整備に苦労している。そんな中、ICT(情報通信技術)を用いた、斬新なビジネスモデルにより、社会課題に対するソリューションをビジネスとして成立させるスタートアップが増えてきている。そして、そこに可能性を感じたベンチャーキャピタルなどの投資も2017年以降、急激に増加している。本特集では、中南米のスタートアップ界を取り巻く動きと、その背景に触れる。

2019年2月19日