関税制度

最終更新日:2017年03月10日

管轄官庁

歳入関税庁(HM Revenue & Customs:HMRC)

関税率問い合わせ先

歳入関税庁(HMRC)

歳入関税庁(HMRC外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

Tel:44(0) 300 200 3700

※VAT、物品税については、後述の「関税以外の諸税」の項も参照。

関税体系

EU規則に準拠

EUの関税体系を適用する。先行法典である「欧州共同体関税法典(Community Customs Code:CCC)に対するこれまでの改正をまとめるとともに、通関業務の電子化・近代化や通関手続きの迅速化・簡便化、サービス向上を目指し、2016年5月1日から欧州連合関税法典(Union Custom Code:UCC)が導入された。また、関税率については、欧州共同体統合関税率(TARIC)を採用している。
欧州連合関税法典(Union Customs Code:UCC)については、EU「関税制度 関連法」を参照。

欧州委員会 "TARIC外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます"

TARICの検索ツール "TARIC Consultation外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

(参考)英国政府(歳入関税庁)
"UK Trade Tariff外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます"

その他の詳細は、「EU 関税体系」を参照。

品目分類

EU規則に準拠

EUでは、欧州共同体統合関税率(TARIC)の設定に当たり、「合同関税品目分類表」(Combined Nomenclature:CN)と呼ばれる品目分類を用いている。英国の商品分類コードは、CNコードをベースとする。

英国では、商品分類コードを使って、関税率やVAT税率など諸税率や、輸出入ライセンス取得の是非、税額控除や優遇措置を含む関税措置などの情報を入手することができる。

英国政府:
商品分類コードと当該商品情報 "A-Z of Classified Goods外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます"
輸出入における商品分類 "How to classify imports and exports using the UK Trade Tariff外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます"

その他の詳細は、「EU 品目分類」を参照。

関税の種類

EU規則に準拠

課税基準

EU規則に準拠

「EU 課税基準」を参照。

対日輸入適用税率

EU規則に準拠

特恵等特別措置

EU規則に準拠

関連法

EU法に準拠。
国内では、1979年関税・物品税管理法。

関税体系、関税率、品目分類に関しては、EU法に準拠している。付加価値税(VAT)と物品税については、次の法律に規定されている。

1979年関税・物品税管理法(Customs and Excise Management Act 1979外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

EU法については、「EU 関連法」を参照。

関税以外の諸税

付加価値税(VAT)、物品税

付加価値税(Value Added Tax:VAT)

輸入を行う際には、通常消費税に相当する付加価値税(VAT)を通関時に支払わなければならない。原則、国内消費と同率(標準税率20%、軽減税率5%)で課税され、輸入品が保税倉庫に保管された場合には倉庫から出庫する際に課税される。EU域外へ輸出する製品に使用される原料および機器などは、原則としてゼロ税率が適用される。

なお、EU域外からの輸入の場合、VAT登録を行っている事業者は、仕入税額控除に伴うVAT還付手続きを採ることができる。

英国政府:
海外からの輸入・購入・調達時のVATに関する情報(概要) "Duty relief for imports and exports外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます"
海外からの輸入・購入・調達時のVATに関する情報(詳細) "VAT: imports, acquisitions and purchases from abroad外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます"
VATに関する詳細情報 "VAT Notice 700: the VAT guide外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

詳しい諸税については「英国 その他税制」を参照。

物品税

アルコール飲料(ワイン、ビール、サイダー、スピリッツなど)、たばこ製品(たばこ、葉巻、手巻きたばこなど)、燃料(重油・軽油類、無鉛ガソリン、灯油、ディーゼルなど)を輸入する際、物品税が課される場合がある。税率は一律ではない。詳細は以下を参照。

英国政府:
アルコール飲料 "Alcohol duties外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます"
たばこ製品 "Tobacco Products Duty外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます"
燃料 "Fuel Duty外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます"

その他

一時輸入に関する税の減免措置、再輸出入関連の関税減免措置、保税倉庫

一時輸入に関する税の減免措置

EU域内での展示会やオークションへの出品、あるいは商品サンプル・職業用具としての一時的な使用を目的に輸入する場合、一定の条件のもと関税・輸入VATなどが減免される。この一時措置(Temporary Admission:TA)の適用を受けるためには、輸入時に歳入関税庁(HMRC)による認可が必要となる。
また、輸入した製品を一定期間内(品目により異なるが通常最長2年)に再輸出することが義務付けられているほか、一時輸入期間中は、当該製品に対し輸入時の状態を保持するために必要とされる所定のメンテナンスを除いて、加工や修理を施すことが禁じられるなどの制約がある。
多くの場合、輸入時の関税額相当の保証金が求められるが、製品が再輸出される際に返却される。

英国政府:
一時措置(TA)の概要 "Temporary admission外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます"
一時措置の詳細(関税通達3001)"Notice 3001: customs special procedures for the Union Customs Code外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます"

ATAカルネ

一時的な輸入、輸出および積み替えの際に、通常の通関書類の代わりにATAカルネ(「物品の一時輸入のための通関手帳」を利用して、関税や輸入VATなどの減免や、税関手続きの簡素化をすることができる。ATAカルネは国際条約である「ATAカルネに関する通関条約(ATA条約)」に基づく通関書類で、世界70カ国以上で、指定された物品に対して一定の条件下で使用でき、有効期間は発行から1年。EUは単一市場として扱われるため、最初に到着した加盟国でこれを提示する。なお、ATAカルネを使用して貨物の通関手続きを行う際に、通関手続き要請(C21フォーム)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますの提出が求められる場合がある。

ATAカルネ新規発行問い合わせ先
ロンドン商工会議所(London Chamber of Commerce and Industry:LCCI)
住所:33 Queen Street, LONDON, EC4R 1AP, UK
Tel:+44-(0)20-7203-1856
E-mail:edocuments@londonchamber.co.uk

ロンドン商工会議所ウェブサイト(London Chamber of Commerce and Industry外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
オンライン申請先 "ATA Carnet Application - Login外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます"

ATAカルネ保有者問い合わせ先
歳入関税庁(HMRC)英国ATAカルネ課(National ATA Carnet Unit:NCU)
住所:Furness Quay, Salford Quays, Salford, M50 3XN, UK
Tel:+44-(0)161-261-7219
E-mail:atacarnetunit@hmrc.gsi.gov.uk

英国政府:
ATAカルネの概要 "Take goods temporarily out of the UK-Overview外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます"
ATAカルネの詳細(関税通達104)"Notice 104: ATA and CPD Carnets外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます"

再輸出入関連の関税減免措置

  1. 再輸出加工減免措置(Inward Processing Relief:IPR)
    再輸出加工(Inward Processing:IP)制度により、加工処理のためにEU域外から輸入され域外へ再輸出される製品については、関税および輸入VAT、アンチダンピング関税、相殺関税等に関して減免措置の適用が可能である。

    英国政府:
    再輸出加工の概要 "Inward Processing外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます"
    再輸出加工減免措置(IPR)の詳細(関税通達3001) "Notice 3001: customs special procedures for the Union Customs Code外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます"
  2. 再輸入加工減免措置(Outward Processing Relief:OPR)
    再輸入加工(Outward Processing:OP)制度により、域内の事業者が加工や修繕のために製品を一時的にEU域外へ輸出する場合、再輸入の際に輸入関税の減免措置の適用が可能となる。

    英国政府:
    再輸入加工情報(概要) "Outward Processing Relief外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます"
    再輸入加工減免措置(OPR)の詳細(関税通達3001)"Notice 3001: customs special procedures for the Union Customs Code外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

保税倉庫(Customs Warehousing)

保税倉庫は取引の円滑化と中継貿易の発展を目的に設けられたもので、ここに積み下ろし・保管された輸入品は、出庫されるまで関税や輸入VAT、物品税などの支払いが保留される。EU域外からの輸入品のうち、再輸出が予定されている物品や、最終仕向け地が決まっていない物品、輸入ライセンスの取得待ちとなっている物品などが対象となる。
なお、一定の条件を満たせば、EU共通農業政策(CAP)の対象となる農産物やEU加盟国からの輸入品を保管することも可能。

英国政府:
保税倉庫情報(概要) "Customs warehousing外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます"
保税倉庫の詳細(関税通達3001)"Notice 3001: customs special procedures for the Union Customs Code外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます"

関連情報

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