関税制度

最終更新日:2018年06月15日

管轄官庁

歳入関税庁(HMRC)

関税率問い合わせ先

歳入関税庁(HMRC)

歳入関税庁(HM Revenue & Customs:HMRC外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

Tel:44(0) 300 200 3700

※VAT、物品税については、後述の「関税以外の諸税」参照。

関税体系

EU規則に準拠

品目分類

EU規則に準拠。

EUの欧州共同体統合関税率(TARIC)の設定に用いられている商品分類コード「合同関税品目分類表」(Combined Nomenclature:CN)を使って、英国では関税やVATなどの諸税率や、輸出入ライセンス取得の是非、税額控除や優遇措置を含む関税措置などの情報を入手できる。

その他の詳細は、「EU 関税制度:品目分類」参照。

関税の種類

EU規則に準拠。

課税基準

EU規則に準拠。

対日輸入適用税率

EU規則に準拠。

特恵等特別措置

EU規則に準拠。

関連法

EU法に準拠。国内では、1979年関税・物品税管理法。

関税体系、関税率、品目分類に関しては、EU法に準拠。
付加価値税(VAT)と物品税については、次の法律で規定。

英国法規サイト:1979年関税・物品税管理法(Customs and Excise Management Act 1979外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

EU法については、「EU 関税制度:関連法」参照。

関税以外の諸税

付加価値税(VAT)、物品税

付加価値税(Value Added Tax:VAT)

輸入の際には、通常消費税に相当する付加価値税(VAT)を通関時に支払わなければならない。
原則、国内消費と同率(標準税率20%、軽減税率5%)で課税され、輸入品が保税倉庫に保管された場合には、倉庫から出庫する際に課税される。
EU域外へ輸出する製品に使用される原料および機器などは、原則としてゼロ税率が適用される。

なお、EU域外からの輸入の場合、VAT登録を行っている事業者は、仕入税額控除に伴うVAT還付手続きを採ることができる。

詳しい諸税については「英国 税制:その他税制」参照。

物品税

アルコール飲料(ワイン、ビール、サイダー、スピリッツなど)、たばこ製品(たばこ、葉巻、手巻きたばこなど)、燃料(重油・軽油類、無鉛ガソリン、灯油、ディーゼルなど)を輸入する際、物品税が課せられる場合がある。税率は一律ではない。

  1. 英国政府:アルコール飲料 (Buseiness Tax:Alcohol duties外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
  2. 英国政府:たばこ製品(Guidance:Tobacco Products Duty外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
  3. 英国政府:燃料 (Guidance:Fuel Duty外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(2016年12月7日付)

その他

一時輸入に関する税の減免措置、再輸出入関連の関税減免措置、保税倉庫

一時輸入に関する税の減免措置

EU域内での展示会やオークションへの出品、あるいは商品サンプル・職業用具としての一時的な使用を目的に輸入する場合、一定の条件下で関税・輸入VATなどが減免される。
この一時措置(Temporary Admission:TA)の適用を受けるには、輸入時に歳入関税庁(HMRC)による認可が必要となる。
また、輸入した製品を一定期間内(品目により異なるが、通常最長2年)での再輸出が義務付けられているほか、一時輸入期間中は、当該製品に対し輸入時の状態の保持に必要とされる所定のメンテナンスを除き、加工や修理を施すことが禁じられるなどの制約がある。
多くの場合、輸入時の関税額相当の保証金が求められるが、製品が再輸出される際に返却される。

ATAカルネ

一時的な輸入、輸出および積み替えの際に、通常の通関書類の代わりに、ATAカルネ(「物品の一時輸入のための通関手帳」を利用して、関税や輸入VATなどの減免や、税関手続きの簡素化ができる。

ATAカルネは国際条約である「ATAカルネに関する通関条約(ATA条約)」に基づく通関書類で、世界70カ国以上で、指定された物品に対して一定の条件下で使用でき、有効期間は発行から1年。
EUは単一市場として扱われるため、最初に到着した加盟国でこれを提示する。

なお、ATAカルネを使用して貨物の通関手続きを行う際に、通関手続き要請(C21フォーム)の提出が求められる場合がある。

ATAカルネ新規発行・問い合わせ先

ロンドン商工会議所(London Chamber of Commerce and Industry:LCCI)
住所:33 Queen Street, LONDON, EC4R 1AP, UK
Tel:+44-(0)20-7203-1856
E-mail:edocuments@londonchamber.co.uk

ATAカルネ保有者・問い合わせ先
歳入関税庁(HMRC)英国ATAカルネ課(National ATA Carnet Unit:NCU)
住所:Furness Quay, Salford Quays, Salford, M50 3XN, UK
Tel:+44-(0)161-261-7219
E-mail:atacarnetunit@hmrc.gsi.gov.uk

再輸出入関連の関税減免措置

  1. 再輸出加工減免措置(Inward Processing Relief:IPR)

    再輸出加工(IP)制度により、加工処理のためにEU域外から輸入され、域外へ再輸出される製品には、関税および輸入VAT、アンチダンピング関税、相殺関税等に関し、減免措置の適用が可能である。

  2. 再輸入加工減免措置(Outward Processing Relief:OPR)

    再輸入加工(OP)制度により、域内の事業者が加工や修繕のために、製品を一時的にEU域外へ輸出する場合、再輸入の際に、輸入関税の減免措置の適用が可能となる。

保税倉庫(Customs Warehousing

保税倉庫は、取引の円滑化と中継貿易の発展を目的に設けられたもので、ここに積下ろし・保管された輸入品は、出庫されるまで、関税や輸入VAT、物品税などの支払いが保留される。

EU域外からの輸入品のうち、再輸出が予定されている物品や、最終仕向け地が決まっていない物品、輸入ライセンスの取得待ちとなっている物品などが対象となる。
なお、一定の条件を満たせば、EU共通農業政策(CAP)の対象となる農産物やEU加盟国からの輸入品を保管することも可能。

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