輸出入手続

最終更新日:2017年01月19日

輸出入許可申請

通関申告:経済財務省 関税消費税総局
輸出入許可:商業省 CAMCONTROL
原産地証明:商業省 貿易支援サービス総局

通関申告

経済財政省 関税消費税総局(General Department of Customs and Excise外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
住所:#6-8, Norodom Blvd, Phnom Penh, Kingdom of Cambodia
Tel:+855-23-214-065
Fax:+855-23-214-065

輸出入許可

商業省 CAMCONTROL(Cambodia Import Export Inspection and Fraud Repression Department)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
住所:#50Eo, 144 Street, Phnom Penh, Kingdom of Cambodia
Tel:+855-23-722-085 / 426-166
Fax:+855-23-426-166
E-mail:camcontrol@camnet.com.kh, codex.ccd@camnet.com.kh

原産地証明

商業省 貿易支援サービス総局(General Directorate of Trade Support Services Ministry of Commerce外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
住所:Lot 19-61, MOC Road (113B Road),
Phum Teuk Thla, Sangkat Teuk Thla, Khan Sen Sok, Phnom Penh,
Kingdom of Cambodia

  1. 経済特区内にワンストップサービス事務所がある場合
    当該ワンストップサービス事務所の商業省オフィスにて、必要書類の提出と手数料の支払いで原産地証明書を取得可能。
  2. 経済特区外の場合
    商業省本省での手続きが必要となる。これまでは、国別に3つの部が担当していたが、2014年3月の商業省の組織改編で、商業省貿易支援サービス総局 輸出入部(Department of Import and Export)が一元的に対応することに改められている。
    2016年8月26日、オンラインでの原産地証明発行手続きに関する省令PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(103KB)が公布された。さらに、自己証明制度のパイロット事業を現在実施中である。
    原産地証明については、商業省のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを参照。

必要書類等

電子通関システムと単一管理書類の導入
輸入手続き(シハヌークビル港・プノンペン新港の場合)
輸出手続き(シハヌークビル港・プノンペン新港の場合)

電子通関システムと単一管理書類の導入

貿易・通関手続きの簡素化のために、「電子通関システムASYCUDA(注)」と新しい通関申告書である「単一管理書類SAD」が導入されている。また、リスクマネジメントシステムの導入により、現物開梱調査の減少を図っている。
2014年から、税関、商業省およびCAMCONTROL手続きの簡素化、電子化、透明化等の改革が着手されている。また、2017年1月を目途に、ASYCUDAに新規機能(E-Customs Permit、E-Transitなど)の追加も予定。

注:電子通関システム(Automated System for Customs Data:ASYCUDA)
UNCTAD(国連貿易開発会議)が開発した電子通関システム。カンボジアでは、全国67カ所で運用されている。

輸入手続き(シハヌークビル港・プノンペン新港の場合)

  1. 必要書類の準備
    輸入者(通関業者)は各港税関支署に申告する前に、プノンペンにある関税消費税総局(税関本庁)へ行き、申告価格(インボイス価格)の認証を申請(認証は1~2日内に終了)する。なお、プノンペン新港への申告については、税関本庁へのインボイスの認証申請は必要なくなっているが、原産地証明の認証は引き続き必要となっている。
    食品や化学品等を輸入する場合、プノンペンにあるCAMCONTROLの本庁へ行き、同様に輸入許可書を申請。発行後、オリジナルの許可書を各港の支局へ持参する(輸入関税等の総額が300ドル以下の場合は、上記の手続きは不要となっている)。
    なお、2013年から事前教示制度が開始されており、関税分類、課税評価額、原産地等について、税関本庁に事前に教示申請を行い30営業日以内(課税評価額については90営業日以内)に回答を得ることができる。
    税関では、認証済インボイス、パッキングリスト、B/L、VAT登録証、税務登録証、他省庁発給の輸入許可証(必要な場合)等が必要である。CAMCONTROLでは、さらに売買契約書を求められる。
  2. 電子通関システムASYCUDAに入力
    輸入者(通関業者)は、各港税関支署に行き、ASYCUDAに輸入貨物の情報等を入力し、SAD(Single Administrative Document:通関申告書)を作成する。なお、現在、各港湾の税関支署に行かなくても、ASYCUDAにインターネット経由で直接入力できる機能(Direct Traders Input:DTI)を付加し、対象業者の認証を進めている。
  3. 必要書類の提出
    輸入者(通関業者)は、SADと添付書類(認証済インボイス、パッキングリスト、B/L、VAT登録書、税務登録証、他省庁発給の輸入許可証(必要に応じて)等)を各港税関支署へ提出。
    同様に、輸入者(通関業者)は、関係書類(インボイス、パッキングリスト、B/L等)と本省から発行されたオリジナルの許可書をCAMCONTROLの各港支局へ提出。
  4. ASYCUDAによる分類および検査
    ASYCUDAにより、SADはそのリスクに応じて4つの色(青、緑、黄、赤)に区分される。
    1. 青および緑色判定の申告書:原則、書類審査と開披検査が省略される。ただし、通関後の書類審査あるいは事後調査の対象となる。
    2. 黄色判定の申告書:書類審査。
    3. 赤色判定の申告書:開披検査(書類審査含む)。

    開披検査は、税関とCAMCONTROLの共同検査となる場合が多い。なお、書類審査で過誤や疑問等がある場合は、検査官による質問が行われる場合がある。
    リスク判定の結果にかかわらず、原則、すべての輸入コンテナ貨物はX線スキャン検査の対象となる。スキャン検査後、赤色申告の貨物については税関およびCAMCONTROLによる開披検査が行われ、特に異常がなければ、関税等の納付に移る。貨物に問題があれば、一時的に留置される。

  5. 関税・手数料の支払い

    SADの書類審査が終了すると、納付すべき関税および付加価値税(貨物によっては、特別税が課税される)が決定される。輸入者(通関業者)は銀行窓口にて関税等を納付し、銀行発行の領収書を各港税関支署に提示し、貨物引き取り書類を受領する。

    省令上、税関申告手数料(Customs Processing Fee:CPF)はコンテナ(20フィート以上)1本当たり6万リエル、それ以外の貨物の場合は、1件4万リエル。現在、ASYCUDAによる電子申告と、SADによるマニュアル申告が併用されているため、SADの税関申告手数料1万5,000リエルも併せて支払う必要がある。

    CAMCONTROLの貨物検査料金は、一般貨物の場合、[1] 第三者検査料(0.75ドル/トン)、[2] 貨物検査料(25万リエル(約62.5ドル)/コンテナ(20フィート以上)、2本目以降は15万リエル(約37.5ドル)/コンテナ)。農産物等の場合は割引料金があり、コメの場合は、2万5,000リエル。

    シハヌークビル港・プノンペン新港、その他の国境の場合、コンテナのスキャン検査費用は、民間セクターからの要望により引き下げられ、20フィートコンテナの場合20ドル、40フィートコンテナの場合32ドル(2014年3月19日付Prakas No. 316 on Amendment on Cargo Scanning Fee)。
    ただし、2016年11月1日から2018年12月31日の暫定措置として、コメに係る輸出コンテナについては、20フィートコンテナの場合10ドル、40フィートコンテナの場合16ドル(2016年10月6日付Prakas No. 8479 on Temporary Amendment on Rice for Export Scanning Fee)。

  6. 貨物の引き渡し

    関税等の納付後、貨物リリース書類に各港税関支署長の署名をもらい、貨物を引き取る。
    なお、港湾倉庫では45日(空港の場合30日)以内まで保管することが可能。
    しかし、45日を超えた場合、CIF価額の0.1%が1日ごとに課せられる。3カ月以上引き取りがない場合は、関税法55条に基づき、貨物は廃棄・売却等の処分となる。

    ※参考:ドライポートでの手続き(2012年度調査)
    シハヌークビル港に到着した貨物の15%程度が、プノンペン等にあるドライポートで通関される。

    1. 輸入者は、税関総局本部にインボイス、パッキングリスト、船荷証券、輸入許可証(必要な場合)、関税免除許可証(必要な場合)等の書類を提出。その後、ドライポート税関支署長に提出する。
      貨物をドライポートに輸送する許可は、税関総局本部からドライポート運営者に与えられる。承認された輸送申告書は、4部がシハヌークビル港税関に送付され、登録、押印される。登録済み4部のうち3部はドライポート運営者に戻される。
    2. 貨物の到着時に、運送業者は積荷リストと船荷証券を税関と倉庫運営者に提出。
      運送業者または輸入者はシハヌークビル港税関に保証・担保を供託する。税関は、情報を税関総局本部にFAXで送付する。また、必要に応じて貨物に同行する場合がある。
    3. 貨物がドライポートに輸送される。同ポート到着時に、同ポート運営者は同ポート税関に3部の登録済み輸送申告書を提出する。
      税関登録後、1部は輸送業者に戻され、残り2部は記録のために保管される。
    4. 照合と現物調査が実施され、問題なければ受け取り可能となる。なお、リスクアセスメント方針により、貨物の一部のみランダムに検査される場合がある。

輸出手続き(シハヌークビル港・プノンペン新港の場合)

  1. 必要書類の準備
    必要書類は、税関では、通関申告書(ASYCUDAで作成)、パッキングリスト、インボイス、VAT登録証、税務登録証、輸出許可・ライセンス(必要な場合)、原産地証明書(必要な場合)である。CAMCONTROLでは、売買契約書も必要となる。
    輸出許可が必要な品目:未加工ゴム、木製品、野菜や果物等の農産物、魚等の水産物、生きた動物、薬品、芸術・文化関係品、未加工宝石等。
  2. 電子通関システムASYCUDAに入力
    輸出者(通関業者)は、各港税関支署に行き、ASYCUDAに輸出貨物の情報等を入力し、SAD(Single Administrative Document:通関申告書)を作成する。なお、現在、各港湾の税関支署に行かなくても、ASYCUDAにインターネット経由で直接入力できる機能(Direct Traders Input:DTI)を付加し、対象業者の認証を進めている。
  3. 必要書類の提出
    輸出者(通関業者)は、SADと添付書類(認証済インボイス、パッキングリスト、B/L、VAT登録書、税務登録証、他省庁発給の輸入許可証(必要に応じて)等)を各港税関支署へ提出。
    同様に、輸出者(通関業者)は、関係書類(インボイス、パッキングリスト、B/L等)と本省から発行されたオリジナルの許可書をCAMCONTROLの各港支局へ提出。
  4. ASYCUDAによる分類および検査
    ASYCUDAにより、SADはそのリスクに応じて4つの色(青、緑、黄、赤)に区分される。
    1. 青および緑色判定の申告書:原則、書類審査と開披検査が省略される。ただし、通関後の書類審査および事後調査の対象となる場合もある。
    2. 黄色判定の申告書:書類審査
    3. 赤色判定の申告書:開披検査(書類審査含む)。

    開披検査は、税関とCAMCONTROLの共同検査となる場合が多い。また、リスクマネジメントに基づき、一部のコンテナ貨物は、港湾内のスキャンで検査される。

  5. 輸出税・手数料の支払い

    SADの書類審査が終了すると、輸出税対象貨物の場合、納付すべき輸出税が決定される。輸出者(通関業者)は銀行窓口にて輸出税を納付し、銀行発行の領収書を各港税関支署に提示し、貨物船積み書類を受領する。

    省令上、税関申告手数料(Customs Processing Fee:CPF)はコンテナ(20フィート以上)1本当たり6万リエル。それ以外の貨物の場合は、1件4万リエル。
    現在、ASYCUDAによる電子申告とSADによるマニュアル申告が併用されているため、SADの税関申告手数料1万5,000リエルも併せて支払う必要がある。

    CAMCONTROLの貨物検査料金は、一般貨物の場合、[1] 第三者検査料(0.75ドル/トン)、[2] 貨物検査料(25万リエル(約62.5ドル)/コンテナ(20フィート以上)、2本目以降は15万リエル(約37.5ドル)/コンテナ)。農産物等の場合は割引料金があリ、コメの場合は2万5,000リエル。
    シハヌークビル港・プノンペン新港、その他の国境の場合、コンテナのスキャン検査費用は、民間セクターからの要望により引き下げられ、20フィートコンテナの場合20ドル、40フィートコンテナの場合32ドル(2014年3月19日付Prakas No. 316 on Amendment on Cargo Scanning Fee)。

  6. 船積み

    輸出用必要書類の準備とASYCUDA入力と同時並行で、輸出者(通関業者)は港湾から船への貨物の積み込みについて、各港湾公社のStevedoring Department(貨物の積み下ろし担当部署)と調整し、港湾公社同部署がコンテナヤード等から船積みを行う。

    参考までに、積み下ろし作業にかかる費用はシハヌークビル港の場合は次のとおり。

    • LO/LO(Lift-On/Lift-Off)方式:(40フィート)19ドル、(20フィート)24ドル。
      VAT別。
    • コンテナヤードからクレーンで船積み:(40フィート)86ドル、(20フィート)57ドル。

※特別通関手続き

  1. プノンペンからの縫製品等の輸出の場合
    経済特別区や生産工場において、税関およびCAMCONTROLの審査・検査を受けることが可能で、コンテナにシールがなされる。
    輸出者(通関業者)はプノンペンで税関およびCAMCONTROLによりサインされた関係書類のオリジナルをシハヌークビル港税関支署またはプノンペン新港税関支署へ持参。
    コンテナはシールされているため、開封されることはないが、各港税関支署でも同様に関係書類の確認等がなされる。
  2. ベトナム国境沿いの場合
    ベトナム国境近くのマンハッタン経済特区、タイセン経済特区でも、工場内で審査・検査が実施され、コンテナにシールがなされると、国境、ベトナムホーチミン港で再度開披されることはない(2008年9月11日付経済財政省政令No.734 経済特区に対する特別通関手続の適用)。

査証

日本から輸出する際の領事査証手続き:不要
その他貿易為替制度:特になし

その他

2015年10月、通関ハンドブックの発行、関税消費税総局ウェブサイトの更新がされた。

通関ハンドブックの発行

2015年10月、通関手続についてわかりやすく解説した通関ハンドブック(Handbook on Customs ClearancePDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(2.24MB))が発行された。英語版とクメール語版がある。関税消費税総局のウェブサイトにも掲載。

ウェブサイトの更新

2015年10月、関税消費税総局はウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを全面的に更新した。関税率の確認も可能で、通関手続きの解説も掲載。
2015年6月、商業省もウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを全面的に更新した。原産地証明手続き等の解説も掲載。

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