特集 欧州最新政治情勢:欧州の行方を見定める注目論点
2024年は世界的に「政治の年」と見られており、欧州でも欧州議会選挙をはじめとする5年に1度のEUの体制交代、フランス総選挙、英国総選挙など、重要な選挙が行われている。また、国政選挙を最近終えたオランダ、ポーランド、ポルトガルなどで政権交代がみられるなど、目まぐるしい政治的変化や、今年は国政選挙がない国々でも、反EU政党や極右政党の台頭が進み、次期EU体制の方向性に影を落としている。
本特集では、各国政治を切り口に、注目度の高い論点を多面的に取り上げ、EU政策を中心とする今後の欧州の政治経済の方向性を展望する。
2025年3月14日

この特集の記事
今後記事を追加していきます。
- 欧州議会選挙から占う今後のEU政策(1)選挙結果の概要
- 欧州議会選挙から占う今後のEU政策(2)EU政策への影響
- 動き始める次期EU政治体制、新たな極右政党の動きも注視
- 英国総選挙を見通す
- 英国新政権、スターマー首相の3カ月を振り返る
- 極右「国民連合」が欧州議会と下院の両選挙で躍進(フランス)
- オーストリア、欧州議会選挙と国民議会選挙の両方で極右が第1党に
- 国内政治の新たな課題と継続するEUとの摩擦(ハンガリー)
- 与党支持率は堅調、「極右」から「親EU」に(イタリア)
- 新体制始動の欧州委員会、混乱が続くフランス政治
- 政治的混迷のドイツ、14年ぶり労働党政権の英国
- 2025年ドイツ連邦議会選挙の行方
- 「EU改革派」の最大野党が欧州議会選挙や国内選挙で勝利(チェコ)
- ポーランド、新政権誕生から1年の動きと今後の見通し
- 「スペインは左から追い抜く」― 右傾化に対抗する左派政権
- 大連立政権を組んで極右勢力に対抗、政治混乱の沈静化図る(ルーマニア)
- 高度外国人材の優遇税制、見直し機運に揺り戻し(オランダ)