ブラジル自動車産業の動向
バイオエタノール活用による脱炭素などの視点から

2022年8月24日

2021年のブラジル自動車産業は、世界的な半導体不足や国際物流の混乱などの影響を受けながらも、生産、販売、輸出ともに、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた2020年と比較して回復基調にある。脱炭素や電動化の動きはブラジルでも徐々に高まっている。各社の戦略をみると、ブラジルが優位性を持つバイオエタノールを活用する動きが顕著だ。

世界的な半導体不足の影響を受けた2021年

全国自動車製造業者協会(Anfavea)が2022年2月に発表した年次報告によると、2021年の自動車(乗用車、軽商用車、バス、トラックの合計)生産台数は前年比11.6%増の224万8,253台(図1参照)、国内販売台数(新車登録ベース)は3.0%増の211万9,851台(図2参照)、輸出台数は16.0%増の37万6,383台(図1参照)といずれも回復した。

図1:ブラジルの自動車生産および輸出台数の推移(単位:万台、%)
生産台数はトラック/バス、乗用車/軽商用車に分けて記載している。2001年の生産台数は167万台で、うちトラック/バスは10万台、乗用車/軽商用車は158万台で、輸出台数は24万8千台。2002年の生産台数は163万台で、うちトラック/バスは9万台、乗用車/軽商用車は154万台で、輸出台数は26万6千台。2003年の生産台数は168万台で、うちトラック/バスは10万台、乗用車/軽商用車は158万台で、輸出台数は39万3千台。2004年の生産台数は212万台で、うちトラック/バスは13万台、乗用車/軽商用車は199万台で、輸出台数は56万6千台。2005年の生産台数は236万台で、うちトラック/バスは14万台、乗用車/軽商用車は221万台で、輸出台数は72万4千台。2006年の生産台数は240万台で、うちトラック/バスは13万台、乗用車/軽商用車は227万台で、輸出台数は63万4千台。2007年の生産台数は283万台で、うちトラック/バスは17万台、乗用車/軽商用車は266万台で、輸出台数は63万5千台。2008年の生産台数は305万台で、うちトラック/バスは20万台、乗用車/軽商用車は285万台で、輸出台数は56万9千台。2009年の生産台数は308万台で、うちトラック/バスは15万台、乗用車/軽商用車は292万台で、輸出台数は36万8千台。2010年の生産台数は338万台で、うちトラック/バスは23万台、乗用車/軽商用車は315万台で、輸出台数は50万3千台。2011年の生産台数は342万台で、うちトラック/バスは27万台、乗用車/軽商用車は314万台で、輸出台数は55万3千台。2012年の生産台数は340万台で、うちトラック/バスは17万台、乗用車/軽商用車は323万台で、輸出台数は44万3千台。2013年の生産台数は371万台で、うちトラック/バスは23万台、乗用車/軽商用車は349万台で、輸出台数は56万5千台。2014年の生産台数は315万台で、うちトラック/バスは17万台、乗用車/軽商用車は297万台で、輸出台数は33万4千台。2015年の生産台数は242万台で、うちトラック/バスは10万台、乗用車/軽商用車は232万台で、輸出台数は41万7千台。2016年の生産台数は218万台で、うちトラック/バスは8万台、乗用車/軽商用車は210万台で、輸出台数は51万7千台。2017年の生産台数は274万台で、うちトラック/バスは10万台、乗用車/軽商用車は263万台で、輸出台数は76万6千台。2018年の生産台数は288万台で、うちトラック/バスは13万台、乗用車/軽商用車は275万台で、輸出台数は62万9千台。2019年の生産台数は294万台で、うちトラック/バスは14万台、乗用車/軽商用車は280万台で、輸出台数は42万8千台。2020年の生産台数は201万台で、うちトラック/バスは11万台、乗用車/軽商用車は190万台で、輸出台数は32万4千台。2021年の生産台数は225万台で、うちトラック/バスは18万台、乗用車/軽商用車は207万台で、輸出台数は37万6千台。2022年の生産台数予測は246万台、輸出台数予測は39万台。 

出所:Anfaveaからジェトロ作成

図2:ブラジルの自動車国内販売台数(新車登録ベース)推移(単位:万台)
トラック/バス、軽商用車、乗用車に分けて記載し、そのうちの輸入車の台数、輸入車の比率も記載している。2001年は合計160万台で、うちトラック/バス9万台、軽商用車19万台、乗用車132万台となっており、うち輸入車は18万台、輸入車比率は11.1%である。2002年は合計148万台で、うちトラック/バス8万台、軽商用車15万台、乗用車124万台となっており、うち輸入車は12万台、輸入車比率は7.8%である。2003年は合計143万台で、うちトラック/バス8万台、軽商用車13万台、乗用車122万台となっており、うち輸入車は7万台、輸入車比率は5.2%である。2004年は合計158万台で、うちトラック/バス10万台、軽商用車16万台、乗用車132万台となっており、うち輸入車6万台、輸入車比率は3.9%である。2005年は合計171万台で、うちトラック/バス9万台、軽商用車18万台、乗用車144万台となっており、うち輸入車9万台、輸入車比率は5.1%である。2006年は合計193万台で、うちトラック/バス10万台、軽商用車20万台、乗用車163万台となっており、うち輸入車14万台、輸入車比率は7.4%である。2007年は合計246万台で、うちトラック/バス12万台、軽商用車26万台、乗用車209万台となっており、うち輸入車28万台、輸入車比率は11.3%である。2008年は合計282万台で、うちトラック/バス15万台、軽商用車33万台、乗用車234万台となっており、うち輸入車38万台、輸入車比率は13.3%である。2009年は合計314万台で、うちトラック/バス13万台、軽商用車37万台、乗用車264万台となっており、うち輸入車49万台、輸入車比率は15.6%である。2010年は合計352万台で、うちトラック/バス19万台、軽商用車47万台、乗用車286万台となっており、うち輸入車66万台、輸入車比率は18.8%である。2011年は合計363万台で、うちトラック/バス21万台、軽商用車52万台、乗用車290万台となっており、うち輸入車86万台、輸入車比率は23.6%である。2012年は合計380万台で、うちトラック/バス17万台、軽商用車52万台、乗用車312万台となっており、うち輸入車79万台、輸入車比率は20.7%である。2013年は合計377万台で、うちトラック/バス19万台、軽商用車54万台、乗用車304万台となっており、うち輸入車71万台、輸入車比率は18.8%である。2014年は合計350万台で、うちトラック/バス16万台、軽商用車54万台、乗用車279万台となっており、うち輸入車62万台、輸入車比率は17.6%である。2015年は合計257万台で、うちトラック/バス9万台、軽商用車36万台、乗用車212万台となっており、うち輸入車41万台、輸入車比率は16.1%である。2016年は合計205万台で、うちトラック/バス6万台、軽商用車30万台、乗用車169万台となっており、うち輸入車27万台、輸入車比率は13.3%である。2017年は合計224万台で、うちトラック/バス6万台、軽商用車32万台、乗用車186万台となっており、うち輸入車24万台、輸入車比率は10.9%である。2019年は合計279万台で、うちトラック/バス12万台、軽商用車40万台、乗用車226万台となっており、うち輸入車30万台、輸入車比率は10.7%である。2020年は合計206万台で、うちトラック/バス10万台、軽商用車34万台、乗用車162万台となっており、うち輸入車21万台、輸入車比率は10.3%である。2021年は合計212万台で、うちトラック/バス14万台、軽商用車42万台、乗用車156万台となっており、うち輸入車25万台、輸入車比率は12.0%である。2022年の販売台数予測は230万台である。

注:軽商用車は人や荷物を同時に運ぶことが出来る乗り物であり、総重量3.5トンまでとなる。小-中型でピックアップやバン、救急車などの特殊車両も該当する。
出所:Anfaveaからジェトロ作成

国内の自動車業界が新型コロナ感染拡大の影響で最も打撃を受けた2020年比で、回復傾向となっている。ただし、2021年の生産台数と販売台数は、Anfaveaが2021年初に立てた見通しをいずれも下回る結果となった。Anfaveaは、世界的な半導体不足はブラジルにおいても複数の自動車工場の稼働を一時的に中断させたとし、2021年の生産台数で30万台分の損失につながる影響だった、と分析した。多大な影響を受けた事例として、米ゼネラルモーターズ(GM)は、ブラジル南部に位置するグラバタイ工場で4カ月以上、生産活動を停止した。

新型コロナ感染拡大前の2019年にブラジルが輸入した集積回路(HSコード:8542)は、重量ベースで172万3,879トン。その後、152万6,846トン(2020年)、161万7,370トン(2021年)と推移している。

政府は、ブラジル国内における半導体関連産業の育成を目指し、2021年1月22日までを期限としていた国内半導体産業の技術発展支援プログラム(PADIS)を、2022年1月7日付法律14,302号により、2026年12月31日まで延長した。

サンパウロ州研究財団(FAPESP)は2018年、半導体製造工程(設計、前工程、後工程)のうち、ブラジルには前工程に関わる企業が十分存在していない、と指摘している。FAPESPによれば、国営のCEITECが前工程に関わる企業として存在するが、製造工程のほとんどは国外の企業に頼らざるを得ない状況だという。またCEITEC は、半導体産業として確立するために必要な十分な投資を政府から得られていない、などの課題もある。

高止まりする中古車価格

全国中古自動車販売協会連合会(FENAUTO)によれば、2021年の中古車販売台数は1,510万6,724台で、前年比17.8%増加した。FENAUTOは増加の理由として、新型コロナ感染拡大の影響で、公共交通機関を避ける手段として自動車のニーズが増したものの、新車の在庫はこうした需要を十分に満たせなかったため、としている。2021年の中古車販売台数が、自動車販売台数(新車登録ベース)を大きく上回ったことも注目に値する。

中古車価格は通常、発売したタイミングから時間とともに下降傾向となるが、経済調査研究所基金(Fipe)のデータによると、2021年の中古車価格は2020年より高値で推移している(図3参照)。この傾向は現時点でも概ね継続している。

図3:ブラジルで販売されている中古車価格推移
ブラジルで販売されているARGO、ONIX、Corollaの中古車価格の推移を示した図。2019年2月はARGO60,021レアル、ONIX53,428レアル、Corolla67,512レアル。2019年4月はARGO60,885レアル、ONIX53,050レアル、Corolla67,968レアル。2019年6月はARGO61,359レアル、ONIX52,272レアル、Corolla69,622レアル。2019年8月はARGO60,434レアル、ONIX51,853レアル、Corolla69,056レアル。2019年10月はARGO59,852レアル、ONIX51,098レアル、Corolla68,756レアル。2019年12月はARGO58,996レアル、ONIX50,407レアル、Corolla66,812レアル。2020年2月はARGO57,915レアル、ONIX49,749レアル、Corolla66,627レアル。2020年4月はARGO57,140レアル、ONIX48,868レアル、Corolla66,120レアル。2020年6月はARGO56,427レアル、ONIX48,433レアル、Corolla66,032レアル。2020年8月はARGO55,798レアル、ONIX47,704レアル、Corolla64,965レアル。2020年10月はARGO56,169レアル、ONIX48,180レアル、Corolla65,785レアル。2020年12月はARGO57,312レアル、ONIX49,317レアル、Corolla68,326レアル。2021年2月はARGO58,218レアル、ONIX50,136レアル、Corolla68,965レアル。2021年4月はARGO60,992レアル、ONIX53,093レアル、Corolla72,114レアル。2021年6月はARGO63,304レアル、ONIX55,653レアル、Corolla77,020レアル。2021年8月はARGO66,124レアル、ONIX59,982レアル、Corolla78,530レアル。2021年10月はARGO68,712レアル、ONIX62,085レアル、Corolla81,540レアル。2021年12月はARGO70,793レアル、ONIX66,269レアル、Corolla83,911レアル。2022年2月はARGO73,183レアル、ONIX67,807レアル、Corolla85,522レアル。2022年4月はARGO73,925レアル、ONIX69,297レアル、Corolla88,552レアル。2022年6月はARGO73,272レアル、ONIX68,393レアル、Corolla87,793レアル。2022年8月はARGO72,242レアル、ONIX67,881レアル、Corolla87,703レアル。

注:緑はCorolla GLi 1.8 Flex 16V Aut. 2017 Gasolina、青はARGO HGT 1.8 16V Flex Aut. 2018 Gasolina、赤はONIX HATCH ACTIV 1.4 8V Flex 5P Aut. 2017 Gasolinaを一例として表示。
出所:経済調査研究所基金(Fipe)からジェトロ作成

脱炭素に関する3つのシナリオでバイオエタノール活用の優位性を示す

Anfaveaは2021年8月、「ブラジル自動車産業における脱炭素化への道」と題するウェビナーを開催し、国内自動車業界の二酸化炭素(CO2)排出量削減の可能性と限界について解説した。

Anfaveaのルイス・カルロス・モラエス会長(当時)は、欧州、米国、中国などと同様に、在ブラジルの自動車メーカーが電動化に向け取り組むことに理解を示した一方、ブラジルでは次の点に留意するべきと注意を促している(2021年8月27日付ビジネス短信参照)。

  • 2035年まで内燃機関搭載の自動車が市場の80%以上を占める可能性が高い点
  • 電動車導入のためのインフラ投資が高コストなため、電動車の普及につながらず、結果的には中短期的なCO2削減効果には限界がある点
  • 2035年までに、関連する設備を整え、バイオ燃料の消費割合を増やした場合のCO2排出量の削減効果の方が大きい点

Anfaveaの委託を受けたボストン・コンサルティング・グループ(BCG)は、自動車業界のサプライチェーン全体の経済活動から排出されるCO2に関し、電動車を主体とした場合とバイオ燃料車を主体とした場合の削減効果を比較した。

その結果、積極的に電動車を導入し、関連するインフラ設備を整えて2035年を迎えた際の排出量と、そうでない場合を比較した場合、排出量の削減効果は約5%にとどまることを示した(表1参照)。一方、バイオ燃料の消費割合を増やし、関連する設備を整えて2035年を迎えた際のCO2排出量は、そうでない場合と比較して約14%の削減効果が得られるとして、バイオ燃料車による削減効果の優位性を指摘している。Anfaveaは、「ブラジルはバイオエタノール関連の技術を持っていること」や、「国内の新車登録台数(乗用車・軽商用車)の80%以上はガソリンとバイオエタノールとの組み合わせで走行できるフレックス車であり、現在37%にとどまっているエタノールの消費割合の拡大余地があること」などを強調している。

表1:自動車産業のサプライチェーン全体の経済活動から排出されるCO2
(3つのシナリオ)(-は値なし)
シナリオ 2020年 2035年 2020年/2035年 現行のままで2035年を
迎える場合と比較
1.現行のまま 7,900万トン 8,300万トン 約5%増
2.電動車主体 7,900万トン 7,900万トン 0% 約5%減
3.バイオ燃料車主体 7,900万トン 7,100万トン 約10%減 約14%減

出所:Anfavea・BCC「ブラジル自動車産業における脱炭素への道」からジェトロ作成

バイオエタノールを活用した各社の戦略

在ブラジル自動車メーカーの戦略には次の様なものがある。例えば、ステランティスは2022年3月、ブラジル市場における電動化について、同国が優位性を持ち、かつ環境負荷も軽減できるバイオエタノールを活用することを、同社戦略に位置付けている。フォルクスワーゲン(VW)は2021年7月、ブラジルを始めとする新興国市場向けの戦略として、バイオ燃料の活用技術を開発するR&D(研究開発)センターをブラジル国内に設立することを発表した。同社は、VWグループとして2033~2035年に欧州でのガソリン車など内燃機関搭載の自動車生産を段階的に廃止する計画だが、充電インフラの普及状況や消費者の所得水準を踏まえ、ブラジルなど新興国ではその動きがさらに遅くなると見込まれる点に着目している。VWラテンアメリカのパブロ・ディ・スィ社長は発表の中で、「バイオ燃料のようなクリーンエネルギーを活用した技術的解決策を開発・輸出する役割をリードできる。また、バイオ燃料の活用は新興国でのカーボンニュートラル達成に向けた補完的戦略になる」と述べている(2021年7月21日付ビジネス短信参照)。

また、トヨタは、サンパウロ州のインダイアトゥーバ市とソロカバ市の2つの工場で、カローラセダンとカローラクロスの2車種のフレックス燃料ハイブリット車を製造している。同社は、脱炭素に向けた転換はその国の特性を生かした戦略が必要であるとし、ブラジル市場においてはエタノールによるフレックス燃料ハイブリット車が今後の主力となると注目している(2022年6月8日付ビジネス短信参照)。カオア・チェリーは2022年5月、サンパウロ州のジャカレイ工場を一時的に稼働停止し、電動化計画に向けて生産ラインを見直すと発表した(2022年6月9日付ビジネス短信参照)。現地報道によれば、バイオエタノールを活用することも念頭に置いているという。中国大手自動車メーカーの長城汽車は2021年8月、サンパウロ州イラセマポリス市にあったダイムラーの工場を買収した。2022年6月の同社発表によれば、同工場は2023年下半期までの稼働を目指す。電気およびハイブリッドのスポーツ用多目的車(SUV)や、ピックアップトラックを中心に年間10万台の生産を目指す。2022年内にはガソリンの内燃機関搭載のハイブリッド車の輸入販売を開始しつつ、将来的にはガソリンとバイオエタノールとの組み合わせで走行できる、いわゆるフレックスハイブリッド車の現地生産を目指す(2022年7月15日付ビジネス短信参照)。

Anfaveaの年次統計で、燃料別の新車登録台数(乗用車、商用車)を見ると、電気をエネルギー源とするEV(電気自動車)などは、ハイブリッド車も含めて3万5,303台となっており、全新車登録台数の1.67%にとどまっている。ただ、2020年には、その割合は0.96%だったことから、わずかに上昇している(表2参照)。

表2:エネルギー別の新車登録台数(乗用車、商用車) (単位:台)
燃料の種類 ガソリン エタノール フレックス燃料 電気 ガス ディーゼル 合計
台数 53,597 25 1,624,322 35,303 95 406,509 2,119,851
シェア 2.53% 0.001% 76.62% 1.67% 0.004% 19.18% 100%

出所:Anfavea 2021年ブラジル自動車産業年次報告からジェトロ作成

ブラジルの自動車産業は、国内で直接および間接的に約120万人の雇用を創出し、ブラジルのGDPの約3%、製造業部門では約20%の比率を占める重要産業である。ブラジルは、地域ごとに地形やインフラ発展度合いが大きく異なり、かつ、バイオ燃料も豊富なため、同国における車両電動化に向けた動きは欧米諸国とは条件が異なることに留意しながら注視する必要がある。また、世界的な半導体不足や国際物流の混乱、脱炭素といった外部情勢の変化も踏まえながら、ブラジル市場でビジネスを展開している各社の戦略の変化に注目していく必要がある。

執筆者紹介
ジェトロ・サンパウロ事務所
古木 勇生(ふるき ゆうき)
2012年、ジェトロ入構。お客様サポート部オンライン情報課(2012~2015年)、 企画部海外地域戦略班(中南米)(2016~2017年)、海外調査部米州課中南米班(2018年)を経て、2019年2月からジェトロ・サンパウロ事務所勤務。