輸出入手続

最終更新日:2024年01月01日

輸出入許可申請

特定の種類の物品の輸出入に関する許可は、大統領令または閣僚会議決定に基づいて発行される。物品の種類によっては、閣僚会議から権限を付与された機関によって許可が発行されるものもある。
閣僚会議は特定の種類の物品の輸出入に関する割当を定めることができる。

ウズベキスタンで登記された法人、およびウズベキスタン共和国の領土に永住権を持ち、個人事業主として登録された個人は、貿易に従事する権利を持つ。

出所:

  • 共和国法第77-II号「『対外経済活動について』に係る改正」(2000年5月26日付)
  • 大統領令第UP-5215号「特定物品の輸出入の許認可及び輸出・輸入契約の専門知識の登録を合理化するための措置について」(2017年11月3日付)

必要書類等

輸出の必要書類は、貨物税関申告書など。輸入の必要書類は、原産地証明書、貨物税関申告書など。

輸出手続き

輸出手続きの際、税関に提出する書類は次のとおり。

  1. 貨物の税関申告書(ただし、法令で定められた手続きにより旅客税関申告書に記入して申告する場合、および電子商取引により1つの請求書につき5,000ドルまでの価値を有する物品およびサービスの販売を行う場合を除く)
  2. 梱包明細書以外の出荷書類

閣僚会議決定第700号「通関手数料について」(2020年11月9日付)に従い、ウズベキスタンからの商品輸出には、輸出額に応じて通関手数料が課される。

輸入手続き

輸入商品の通関は通関に携わる企業(申告者)の専門職員または通関業者(法人)が行う。

輸入手続きの際、税関に提出する書類は次のとおり。

  1. 貨物税関申告書(ただし、法令で定められた手続きにより旅客税関申告書に記入して申告する場合を除く)
  2. 梱包明細以外の出荷書類
  3. 原産地証明書

閣僚会議決定第700号「通関手数料について」(2020年11月9日付)に従い、ウズベキスタンへの商品の輸入時には、輸入評価額に応じて通関手数料が徴収される。
商品および輸送手段の通関は、必要なすべての文書および情報が提出されてから1営業日以内に行われる。この日数には、その他の政府機関による商品および輸送手段の検査実施に必要な時間は含まない。

輸出入貨物の電子申請

輸出入貨物の通関手続きに必要な書類は、担当機関および通関手続きの専門家が自動情報システム「物品電子申告」に入力することにより、デジタル署名を確認の上、電子データによって提出することができる。

出所:

  • 共和国法第ZRU-400号関税法第15条、248条(2016年1月20日付)
  • 閣僚会議決定第197号「輸出入業務の実施に際して国家税関当局から提出される文書一覧の承認について」(2015年7月20日付)
  • 閣僚会議決定第376号「電子データによる物品の税関手続きに関する規程の承認について」(2014年12月31日付)
  • 大統領決定第PP-3351号「外国貿易活動の更なる自由化及び起業家精神の支援に関する措置について」(2017年11月3日付)
  • 閣僚会議決定第700号「関税率の承認について」(2020年11月9日付)

査証

輸入契約の締結には、領事手続きを行う必要はない。

出所:商業銀行の輸出入契約登録部から聴取

その他

製品の違法な輸入、生産、販売を防止し、特定の製品の合法的な流通を確保し、消費者の権利を保護するために、2021年1月1日からウズベキスタンでは特定の製品へのデジタルマーキング制度が導入されている。タバコ製品、アルコール飲料(2021年1月1日以降)、ビール製品(2021年4月1日)、 家電製品(2022年12月15日)、医薬品・医療品(2022年2月1日~9月30日)など。

出所:
閣僚会議決定第737号「特定の種類の商品に対するデジタル表示の義務化について」(2020年11月20日付)
閣僚会議決定第833号「特定の種類の商品に対する強制的なデジタルマーキングのシステムの段階的実施を確保するための措置について」(2020年12月31日)