日本からの輸出に関する制度

牛肉の輸入規制、輸入手続き

品目の定義

本ページで定義する牛肉のHSコード

0201:
牛肉(生鮮のものおよび冷蔵したものに限る)
0202:
牛肉(冷凍したものに限る)

具体的な製品の内容により規則が異なる場合があるため、詳細は必ず確認してください。

関連リンク

米国での輸入手続き

1. 輸入許可、輸入ライセンス等、商品登録等(輸入者側で必要な手続き)

調査時点:2021年9月

輸入通関にあたり、牛肉についてはForm FSIS 9540-1「輸入検査申請」を、USDAのFSISに提出します。Form FSIS 9540-1は紙または電子申請が可能です。輸入検査申請は、製品が再検査される公式輸入施設に貨物が到着する前に、かつ、米国税関国境保護局(CBP)に入国が申請される前に、FSISに提出されなければなりません。

2. 輸入通関手続き(通関に必要な書類)

調査時点:2021年9月

通関書類

  1. エントリーマニフェスト(CBP Form 7533)あるいは貨物引き取り申告(CBP Form 3461)、またはポートディレクターが要求する商品の引き取りに必要なその他の書類
  2. 通関権の証明
  3. 商業インボイスなど
  4. パッキング・リスト
  5. その他輸入が認められるか否かなどを判断するために必要な関連資料・情報(Entry Summary (CBP Form 7501)、船荷証券(Bill of Lading)、原産地証明(必ずしも必要ではないが求められることもあり)、輸出検疫証明書、食肉衛生証明書など)
  6. インポート・セキュリティ・ファイリング(Import Security Filing: ISF)。(海上輸送で米国に輸入される貨物は、最後の外国港を出発する24時間前にISFの申請が必要となります。)

関連リンク

その他参考情報
ジェトロから入手できる主な情報

3. 輸入時の検査・検疫

調査時点:2021年9月

米国農務省食品安全検査局(USDA FSIS)が、米国に入国した製品の状態と添付書類を確認します。食品関連の規制の「2.残留農薬および動物用医薬品」「3.重金属および汚染物質」を参照してください。

関連リンク

関係省庁
米国農務省食品安全検査局(USDA FSIS) (英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
米国農務省動植物検疫検査局(USDA APHIS)(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
厚生労働省外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
農林水産省外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
根拠法等
連邦食用獣肉検査法(Federal Meat Inspection Act)601~625条、641~645条(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
連邦規則集
その他参考情報
米国農務省(USDA)から入手できる主な情報
農林水産省から入手できる主な情報
ジェトロから入手できる主な情報

4. 販売許可手続き

調査時点:2021年9月

牛肉を含む食肉は、米国が、(1)米国向けに輸出ができると認可した国で、(2)連邦食用獣肉検査法の安全基準を満たすと認められた施設で生産された製品でなければ輸入、販売することができません。

販売そのものに関する免許ではありませんが、生のひき肉製品を販売する際に、情報管理に関して留意が必要です。USDAは、生のひき肉製品の情報管理を販売店・肉市場・卸売量販店に義務付けています。記録義務のある情報として、ひき肉製造のロット番号、供給される物質の名称(牛の部位など)、各ロットで使用した牛肉構成量、ひき肉製造日と時間、装置およびひき肉との接触面の清掃日と時間などがあります。各州や地方自治体が定める規制がないかについても確認が必要です。 詳しくは、州、地方自治体のウェブサイトで確認してください。

なお、倉庫業、ラベル貼付や再包装を行う場合は、USDAや郡、市の衛生局への食品関連施設登録や査察が必要な場合もあるため確認が必要です。

関連リンク

根拠法等
生の牛ひき肉製品を販売する際の情報管理(連邦官報)(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
(Records To Be Kept by Official Establishments and Retail Stores That Grind Raw Beef Products)
その他参考情報
米国農務省食品安全検査局(USDA FSIS)から入手できる主な情報
ジェトロから入手できる主な情報

5. その他

調査時点:2021年9月

なし

米国の輸入関税等

1. 関税

調査時点:2021年9月

米国に牛肉とその加工品を輸入・販売するにあたって、輸入者は関税を納付しなければなりません。 関税表は米国国際貿易委員会(USITC)が管理しており、「2021 HTSA 改訂版 (2021 HTSA Revision)」の第2章に肉類の関税率が記載されています。日本から米国内に輸入される牛肉に課せられる関税は、肉の質・部位・加工度合により4.4セント/kg、または4%、10%、26.4%と大幅に異なり、それぞれ「世界各国の関税率(World Tariff)」で検索可能です。

なお、2019年12月4日に日本国会で承認された日米貿易協定(2020年1月1日発効)により、2019年までの日本枠200トンと複数国枠を合体し、中南米の国などと合わせて65,005トンを上限に4.4セント/kgの低関税で日本から牛肉を輸入できるようになりました。

2. その他の税

調査時点:2021年9月

州、地方自治体へ納付する売上税

米国内では地方自治体により売上税が課されます。州ならびに郡や市の地方自治体により売上税の合計税率は異なるため、USITC、米国税関国境保護局(CBP)、州、地方自治体のウェブサイトで確認する必要があります。

3. その他

調査時点:2021年9月

商業貨物税関使用料、港湾維持料

輸入者は牛肉やその加工品の輸入にあたって、関税だけでなく商業貨物税関使用料(Merchandise Processing Fee:MPF)を納付する必要があります。正式通関(Formal Entry)の場合、MPFは輸入申告価格(FOB価格)の0.3464%で、最低27.23ドル、最高528.33ドルです。さらに、船便による輸入の場合には、輸入者は貨物価格の0.125% の港湾維持料(Harbor Maintenance Fee:HMF)を納付しなければなりません。これらは米国国土安全保障省税関国境保護局(CBP)が徴収しています。

その他

調査時点:2021年9月

なし