輸出入手続

最終更新日:2017年10月12日

輸出入許可申請

自動・非自動輸出入許可については商工省輸出入局あるいは地方当局、その他輸出入許可が必要な対象品目(医薬品、化粧品、食品、農業資材、農畜水産品など)については各所管省庁あるいは地方当局で輸出入許可を得る。

自動・非自動輸出入許可の対象品目

「貿易管理制度」の「輸入品目規制」、「輸出品目規制」の項を参照。

商工省輸出入局あるいは地方当局に、輸出入許可申請書(ラオ語、以下の輸出入局ウェブサイトTrade Portalより無料でダウンロード可)、企業登録証明書、納税証明書、その他品目ごとに必要な書類を提出し、1万キープを支払って輸入許可証の発給を受ける。
輸出入局ウェブサイト “Trade PortalPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(606KB)

品目ごとに必要な提出書類は次のとおり。

  • 事業活動に使用するセメント・鉄鋼の輸入:年間輸入計画書、計画投資省発出の承諾書
  • ダイヤモンドの輸出入:キンバリープロセス証明書、売買仮契約書、企業登録証明書、インボイスあるいは発注書
  • 木製品の輸出(非自動輸入許可の対象):購入契約書、品目リスト、コンセッション領収書
  • 木製品の輸出(自動輸入許可の対象):購入契約書、農林省発出の原産地証明書、輸出印記録簿、品目リスト
  • 木製品の輸入:輸出国発出の輸出許可証、原産地証明書、見積あるいは販売契約書、品目リスト
  • 事業活動に使用する車両の輸入:費用見積書、計画投資省発出の承諾書
  • 事業活動に使用する石油製品・ガスの輸入:計画投資省発出の承諾書、輸入記録簿あるいは国境管理職員からの証明書
なお、木製品の輸出については「貿易管理制度」の「輸出品目規制」の項を参照。2017年8月現在、すべての未加工・半加工木材、および一部の加工木製品の輸出が禁止されている。

医薬品、化粧品、伝統医薬品

輸入許可証取得前に、保健省食品薬品局において製品の登録が必要。申請書審査およびサンプル検査が行われた後、製品登録書が発行される(有効期間は2年)。その後、初回の輸入時には輸入計画書を商工省輸出入局あるいは地方当局に提出し、以後、毎回輸入する度ごとに輸入許可証を取得する必要がある。

食品

保健省食品薬品局に輸入許可申請書および食品分析証明書などの必要書類を提出し、輸入許可証を取得する。高リスク食品に該当する食品は、同局における製品登録が必要。

農業資材(農薬)、農産物(植物、種、果物、野菜)

農業資材の場合は、輸入許可証取得の前に、農林省農業局において製品登録をすることが必要。初回の輸入時には、輸入計画書およびその他必要書類を農林省農業局に提出し、輸入条件書および輸入許可証の発給を受けなければならない。以後、毎回輸入する度ごとに輸入許可証を取得する必要がある。

水産物(生鮮、冷凍)、家畜

農林省畜水産局より輸入許可証を取得する。家畜を輸入する際は、ワクチン接種証明書などを提出して技術証明書の発給を受け、その後、輸入許可書を取得する。

必要書類等

通関は、ASEAN統一書式の税関申告書(ACDDフォーム)によって行う。11カ所の国境税関で電子通関システムの利用が可能である。2014年より、関税等の支払いにカード決済方式が導入されている。

貨物が国境に到着してから24時間以内に運送書類を税関に提出する。輸送書類到着後、15日以内に次の書類を税関に提出する。貨物の到着前7日以内の事前の税関申告も可能。ただし関税は貨物到着時に支払わなければならない。

  1. ACDDフォーム
  2. インボイスもしくは販売契約書
  3. B/Lなどの船積書類
  4. パッキングリスト
  5. 原産地証明書
  6. 輸入許可証

2017年9月現在、次の22カ所の国境検問所でASYCUDA(Automated System for Customs Data、UNCTADが開発した電子通関システム)を利用した電子申告が可能である(2017年9月20日商工省輸出入局への聞き取り)。

ワッタイ国際空港、ルアンプラバン国際空港、第1友好橋(首都ビエンチャン)、第2友好橋(サワナケート県)、第3友好橋(カムアン県)、第4友好橋(ボケオ県)、タナレーン(首都ビエンチャン)、バンモム(ボケオ県)、パンホック(ポンサリー県)、パハン(フアパン県)、ナムソイ(フアパン県)、ボーテン(ルアンナムター県)、ナムカン(シエンクワン県)、パクサン(ボリカムサイ県)、ナムパオ(ボリカムサイ県)、ナムギエン(サイヤブリ県)、ナムフアン(サイヤブリ県)、ナパオ(カムアン県)、デンサワン(サワナケート県)、ワンタオ(チャンパサック県)、ノンノッキェン(チャンパサック県)、プークア(アタプー県)

通関審査終了後、国境近くの銀行あるいは税関内窓口で関税を支払い、領収書を税関に提出した後、税関職員による検査を経て通関が行われる。2014年11月よりSmart Cardが導入され、国境での関税や諸税の支払いが簡便になった。

査証

日本からラオスに輸出する際、駐日ラオス大使館での領事査証手続きは不要。

その他

ASEAN Single Window(ASW)による域内貿易の迅速化に向け、ラオスでのNational Single Window(NSW)が本格稼働する予定。

ASEAN域内での貿易手続きを統一・ネットワーク化することで貿易迅速化を実現するASEAN Single Window(ASW)構想について、そのパイロット実施が行われている。2005年12月に「アセアン・シングル・ウィンドウ の構築・実施に係る協定」(Agreement to Establish and Implement the ASEAN Single Window)締結、2006年12月に「アセアン・シングル・ウィンドウ構築・実施のための議定書(ASW PROTOCOL)」が採択された。既にインドネシア、マレーシア、タイ、シンガポール、ベトナムの5カ国が参加しており、現在、ASEAN全10カ国での速やかな本格稼働を目指している。ラオスは、貿易円滑化ロードマップ2017-2020において、2018年初頭のASW参加を目標としている。

2017年8月30日に行った商工省輸出入局へのヒアリングによると、ASEAN Single Window(ASW)の導入には各国の貿易窓口統一システムであるNational Single Window(NSW)が土台となる。また2013年に財務省主導で委員会が発足したラオスでは、2017年8月時点では商工省輸出入局が車両製品輸入についての試験運用を実施しており、2017年11月にはASYCUDA(Automated System for Customs Data)システムが統合され一本化する予定である。
ウェブサイト”Lao National Single Window外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

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