第9回アフリカ開発会議(TICAD9)とアフリカビジネス アフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)
アフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)は、アフリカ連合(AU)加盟の55カ国・地域による自由貿易圏だ。設立協定が2019年に発効後、2021年に運用開始が決定され、少しずつ市場統合が進んでいる。完成すれば、人口約15億人、GDP規模3兆ドルの巨大経済圏となる見込みで、人口増加が続くアフリカ市場をより大きな面で捉えることができるようになる。また、アフリカ域内の貿易比率も高まり、産業育成・経済発展に繋がることが期待されている。
地域・分析レポート
ビジネス短信
関連機関サイト:リンク集
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AU(アフリカ連合)
概要:AfCFTAはAUの旗艦プロジェクト。単一市場の創設、関税撤廃、地域統合の促進を目的とする。 -
AfCFTA事務局(AfCFTA Secretariat)
概要:AfCFTAの実施を調整する事務局。会議の開催、実施状況の監視・評価、加盟国支援などを担う。 -
外務省
概要:AfCFTAの設立と運用を支援。JICAとの連携によるOSBP(国境一括手続き)導入支援なども実施。 -
JICA(国際協力機構)
概要:AfCFTA事務局と協力覚書(MoC)を締結し、貿易円滑化、産業化、地域バリューチェーン構築、能力強化など4分野で支援を実施。 -
UNDP(国連開発計画)
概要:女性・若者・中小企業向けの支援、貿易技術の開発、政策提言などを通じてAfCFTAの実現を支援。