ジェトロ・グローバル・アクセラレーション・ハブ ミュンヘン
ミュンヘンを州都とするバイエルン州には、自動車・機械を中心に製造業が集積、B to Bビジネスの中心地。ミュンヘン工科大学などとの産学連携も盛ん。
エコシステムの特徴・トレンド
- ドイツ南部に位置するバイエルン州は、ドイツ国内総生産(GDP)の18%を占める一大産業集積地。自動車関連産業を中心に、近年日本企業の進出も増えている。州内にはBMW、アウディ(自動車)、マン(自動車、機械)、シーメンス(電機・エンジニアリング)といったグローバル企業ほか、国際競争力ある中堅企業も多数集積。
- 欧州最大の応用研究機関フラウンホーファー研究機構をはじめとした研究開発機関や、ミュンヘン工科大学、ルートヴィヒ・マキシミリアン大学など高等教育機関が所在。大学立脚型スタートアップが次々生まれ、それを大学発アクセラレータや企業が支援するエコシステムが育っている。
- 2016年にグーグルがクラウド内のデータセキュリティ・AI用のソフトウェア製品開発拠点をミュンヘンに設置。IBMやマイクロソフトもそれぞれIoTやAIのグローバル拠点をミュンヘンに設立。
- 2018年にはプロセスマイニング分野で先行するCelonisSEがユニコーン企業に。Flixbus(欧州最大の長距離バスネットワーク)やVoxeljet(工業用3D印刷システム)など、IPOに成功した企業も多数。モノづくりを支える有力なスタートアップが多数誕生。
ミュンヘン地域のスタートアップエコシステムの詳細は「地域・分析レポート:製造および金融分野でのデジタル関連スタートアップ動向に注目(ドイツ・バイエルン州)」も参照ください。
提携先
German Enterpreneurship GmbH
- ドイツ最高峰レベルの大学の一つルートヴィヒ・マキシミリアン大学から生まれたスタートアップ・アクセラレータ。
- シーメンスなど主要な地元企業や地域の大学研究機関との共同プロジェクトの実績
- FlixbusはGermanEnterpreneurshipが支援したスタートアップの成功例

メンター例
- Ms.Sarah Lorenz, Director of business development, German Entrepreneurship GmbH
- German Entrepreneurshipで企業のイノベーションに関するプロジェクトリーダー、ビジネス開発部長として70以上のクライアントを持ち、2つのアクセラレーションプログラムを統括。その1つであり、ドイツ最高レベルに位置付けられているルードビッヒ・マキシミリアン大学のアクセラレーションプログラムでは300以上の起業を支援し、ドイツ政府が支援するプロジェクトでは250以上の企業を支援した。

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