備考
最終更新日:2025年09月30日
備考
マレーシアでは、「マレーシア計画」と称する中期計画を5年ごとに策定。直近のものは、2025年にアンワル・イブラヒム首相が発表した第13次マレーシア計画である。
2021年から2025年の5カ年計画となる「第12次マレーシア計画」は、当初2020年8月に議会提出の予定だったが、新型コロナウイルス流行や首相の交代などの影響により、2021年9月27日に提出された。経済の再生、治安・福祉・包摂性の強化、持続可能性の追求を3つの基本的な柱とし、2030年までの高所得国入りを目指している。政策面では、将来に向けた人材育成、技術導入の加速と技術革新、コネクティビティ拡大と交通インフラ、公共サービスの強化の4つを中心に据えている。
2023年9月11日、第12次マレーシア計画の中間レビューが公表された。同中間レビューでは、マレーシアを先進的で繫栄した国に発展させるだけでなく市民の名誉と尊厳を取り戻すための政策と戦略の見直しが盛り込まれている。また、3つの重要なテーマとして持続可能性の強化、豊かな社会の構築、高所得国家の達成を掲げている。
2026年から2030年の5カ年計画となる「第13次マレーシア計画」は、「Melakar Semula Pembangunan(開発の再構築)」をテーマに掲げ、「良好なガバナンス」「経済の強靭(きょうじん)化」「包括的かつ責任ある開発」を柱に、マダニ経済政策とも連携しながら、国民の生活水準向上と経済構造の再構築を通じて、マレーシアの国際的地位向上を目指す。
マレーシア経済省:
- 第12次マレーシア計画 "TWELFTH MALAYSIA PLAN 2021-2025
"
- 第12次マレーシア計画中間レビュー ″MID-TERM REVIEW TWELFTH MALAYSIA PLAN 2021-2025
″
- 第13次マレーシア計画(2026–2030) "THIRTEENTH MALAYSIA PLAN 2026–2030
"




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