ジェトロ・グローバル・アクセラレーション・ハブ デュッセルドルフ

デュッセルドルフを州都とするノルトライン・ヴェストファーレン州は、ルール工業地域を擁しドイツ最大の経済規模。国際競争力の高い中堅・中小企業も多く、産学連携によるイノベーション創出も盛ん。

エコシステムの特徴・トレンド

  • デュッセルドルフを州都とするノルトライン・ヴェストファーレン州は、ルール工業地域の中心であり、ドイツ最大の経済規模を有する(ドイツGDPの2割)。
  • 地域には、化学品・薬品大手のバイエル(Bayer)やエボニックインダストリーズ(EvonikIndustries)、国内電力最大手のエーオン(E.ON)やRWEなど、ドイツの主要大企業が本拠地を構えてスタートアップとの協業プログラムを展開しているほか、「Hidden Champions(隠れたチャンピオン)」と呼ばれる国際競争力の高い中堅・中小企業も多い。
  • 更にドイツ最高峰の理系大学の一つであるアーヘン工科大学やフラウンホーファー研究機構(IoT分野等)の研究教育機関も所在し、強固な産学連携によるイノベーション創出が進められている。
  • デュッセルドルフ発のユニコーン企業としてはホテル検索サイトプラットフォームを展開するトリバゴ(Trivago)が有名だが、上記のドイツ企業の集積を背景にしたBtoBビジネスのスタートアップが多い。
  • 8月に開催されるバーチャルリアリティーや拡張現実、ドローン、スマートデバイス、ロボット、IoT、サイバーセキュリティー分野のスタートアップイベントDigital Demodayは、日本のスタートアップ企業やテック系のドイツのスタートアップを探す企業にとって、企業探しの最高の機会といえる。
  • また、11月にデュッセルドルフ市で開催される欧州最大の医療機器見本市MEDICA/COMPAMED、2月(2022年6月)にエッセン市で開催されるドイツ最大のエネルギー産業見本市E-Worldでもスタートアップの出展ゾーンが設けられており、出展してドイツ企業とのビジネス開拓に挑む日本のスタートアップも出てきている。

デュッセルドルフ地域のスタートアップエコシステムの詳細は「地域分析レポート:既存企業とのマッチングでスタートアップを支援(ドイツ・NRW州) 」も参照ください。

提携先

Digital Innovation Hub Düsseldorf/RheinlandGmbH

ディジタル・イノベーション・ハブ デュッセルドルフ/ラインラント新しいウィンドウで開きます

  • デュッセルドルフおよびNRW州最大のスタートアップ・アクセラレーター。
  • デュッセルドルフ市のほか、ドイツ流通最大手メトロ、英国ボーダフォン、ルネサスなどドイツ国内外50を超える企業・機関がスポンサーとなっている。

メンター例

Mr. Peter Hornik
Digihubのマネージングディレクター。コンサルディングファーム「1stMOVER」の創業パートナーとしても活動。多くのアクセラレーションプログラムを立ち上げ、延べ100社以上のスタートアップを支援している。スタートアップの資金調達やメンタリングに関して豊富な経験を有する。
Mr.Klemens Gaida
Digihubのマネージングディレクター。コンサルディングファーム「1stMOVER」の創業パートナーとしても活動。デジタル領域におけるビジネスモデルの専門家として、資金調達やコーチング、ビジネス戦略の策定に強み。

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