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連邦政府、新型コロナ対策の緩和戦略を採択、新たな制限措置緩和案を発表

(スイス)

ジュネーブ発

2021年05月13日

スイス連邦参事会(内閣)は5月12日、4月に発表した新型コロナウイルス対策の3段階の規制措置の緩和戦略(2021年4月22日記事参照)を正式に採択し、新たな制限措置緩和案について各州との協議を開始すると発表した。

連邦参事会は、新規感染者数と新規入院者数、集中治療室(ICU)使用率の3点で国内の疫学的状況が改善しつつあることなどから、5月末に緩和戦略における「保護フェーズ」から「安定化フェーズ」に移行することが可能と判断し、具体的な緩和措置案を公表した。これまで、3月1日に1回目(2021年2月25日記事参照)、3月22日に2回目(2021年3月22日記事参照)、4月19日に3回目(2021年4月16日記事参照)の緩和を実施しており、今度で4回目となる。ただし、ワクチン接種を希望する全ての高リスク者(高齢者など)が5月末までに接種を完了していることが移行の条件となる。

5月31日から予定している緩和措置案は以下のとおり。

  • 観客を動員するイベント:屋内イベントの観客数の上限を100人まで(これまでは50人まで)、屋外のイベントを300人まで(同100人)とした上で、各会場の収容人数の上限を定員の半分(同3分の1)以下に緩和する。
  • ガイド付きツアーなど:屋内で実施する場合は参加人数の上限を30人まで(これまでは15人)に緩和する(屋外は引き続き30人)。
  • 私的な集会の上限人数は引き続き屋内が10人、屋外が15人とする。
  • レストラン、カフェの屋内営業を再開する。ただし、さまざまな人が集まり屋内で接触するリスクが高いことから、感染者数が減少または安定していることと、テラス席と同様の感染防止対策が実施されていることを再開の条件とする。
  • 屋外でのスポーツ:参加者数は30人まで(これまでは15人まで)に緩和。試合の観戦者数の上限は前述の観客動員のイベントにならう。サッカーなどの全国・地方チームによる試合の参加者数は50人まで(同30人)とする。
  • 屋内でのスポーツ:マスクを着用しない場合は15人まで。柔道などの身体的接触のあるスポーツは4人までの固定メンバーで行うことが可能。ヨガなど動きの少ないスポーツは1人当たり10平方メートルの空間を確保する(これまで15平方メートル)。
  • 文化的な活動への参加者数は、屋内、屋外ともに30人まで、リハーサルは50人までとする。ブラスバンドの場合は1人当たり10平方メートルの空間を確保すること(これまで25平方メートル)。合唱も許可する。
  • ウエルネスセンターやスパも再開。ただし、1人当たり15平方メートルの空間を確保すること。
  • 高等教育機関の対面授業について、これまで50人だった上限人数を撤廃。マスク着用と社会的距離の確保を義務付けの上、定員を教室の収容人数の半分までとする。
  • 定期的な感染検査を実施している企業については、テレワークの義務を解除。

今回の緩和措置案は各州との協議後、4月28日発表の1,000人超のイベント再開(2021年4月30日記事参照)と併せて、5月26日に正式決定する予定。今後の予定として、連邦参事会は6月18日に次の規制緩和策を決定するとしている。

(和田恭)

(スイス)

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