中国・シンガポール・マレーシアとの陸上輸送が拡大(タイ)
2021年の国境貿易

2022年5月26日

タイ商務省によると、同国の国境貿易は2021年に前年比3割増。大幅に拡大した。タイは地理的に陸の東南アジア(メコン地域およびマレー半島)の中心にあたる。その国境貿易をみると、東南アジアのクロスボーダー陸上輸送がどの程度拡大したか、どの輸送ルートが好調か、などをおよそ確認することができる。当年は特に、中国、シンガポール、マレーシアとの間で国境貿易が増えた。

データを踏まえ、その詳細を報告する。

国境貿易が前年比3割増

タイ商務省外国貿易局(DFT)が発表したところ、タイの国境貿易(注1)は2021年通年で、1兆7,153億4,600万バーツ(約6兆3,467億8,020万円、1バーツ=約3.7円)だった。前年比で30.0%増と大きな伸びだ。2021年の貿易総額は17兆911億8,500万バーツだったので、タイの貿易全体に占める国境貿易の割合は10.0%になった。

隣国4カ国(マレーシア、ラオス、ミャンマー、カンボジア)との貿易総額は21.6%増の9,240億8,100万バーツ。これらの隣国との国境を通過(トランジット)した第三国との貿易総額は41.5%増の7,912億6,500万バーツ。いずれも増加した(表1参照)。

表1:タイの国境貿易(単位:100万バーツ、%)
項目 2020年 2021年
金額 金額 構成比 伸び率
隣国貿易 760,158 924,081 53.9 21.6
階層レベル2の項目マレーシア 249,502 335,996 19.6 34.7
階層レベル2の項目ラオス 189,822 214,814 12.5 13.2
階層レベル2の項目ミャンマー 164,786 204,167 11.9 23.9
階層レベル2の項目カンボジア 156,048 169,104 9.9 8.4
通過貿易 559,018 791,265 46.1 41.5
階層レベル2の項目中国 238,725 366,968 21.4 53.7
階層レベル2の項目シンガポール 88,731 122,011 7.1 37.5
階層レベル2の項目ベトナム 59,365 75,412 4.4 27.0
階層レベル2の項目その他 172,197 226,874 13.2 31.8
合計 1,319,176 1,715,346 100.0 30.0

出所:タイ商務省

隣国貿易については、マレーシアが34.7%増の3,359億9,600万バーツと大幅に伸びた。続いて、ラオスが13.2%増の2,148億1,400万バーツ、ミャンマーが23.9%増の2,041億6,700万バーツ、カンボジアが8.4%増の1,691億400万バーツの順だった。貿易額が大きい4カ国との国境検問所(タイ側)は以下の通り〔( )内は、越境貿易対象国別の構成比。位置関係は、図参照〕。

  • マレーシア:サダオ(82.9%)、パダンベサール(14.8%)、スンガイコーロク(0.9%)、ベトン(0.8%)、バンプラコブ(0.4%)
  • ラオス:ノンカイ(43.9%)、ムクダハン(18.9%)、トゥンチャン(13.2%)、チョンメック(11.6%)、ターリー(9.4%)
  • ミャンマー:メーソット(52.2%)、サンクラブリ(27.5%)、ラノーン(13.3%)、メーサイ(6.8%)、プラチュアップキリカン(0.1%)
  • カンボジア:アランヤプラテート(61.1%)、クロンヤイ(18.5%)、チャンタブリ(12.7%)、チョンジョム(6.5%)、チョンサガム(1.3%)

通過貿易では、中国が53.7%増の3,669億6,800万バーツと急拡大した。ほか、シンガポールが37.5%増の1,220億1,100万バーツ、ベトナムが27.0%増の754億1,200万バーツ、その他の国・地域が31.8%増の2,268億7,400万バーツの順だった。貿易額が大きい3カ国との国境検問所(タイ側)は以下のとおり。

  • 中国:ムクダハン(46.7%)、ナコンパノム(22.6%)、パダンベサール(13.6%)、チェンコン(10.3%)、サダオ(5.8%)
  • シンガポール:サダオ(59.4%)、パダンベサール(26.2%)、ムクダハン(12.5%)、ラノーン(1.3%)、プラチュアップキリカン(0.3%)
  • ベトナム:ムクダハン(63.6%)、ナコンパノム(26.7%)、アランヤプラテート(5.3%)、ブンカン(1.4%)、サダオ(1.3%)
図:タイの主な国境検問所
隣接4カ国との貿易額が大きい国境検問所(タイ側)はマレーシアではサダオ、パダンベサール、ラオスではノンカイ、ムクダハン、チョンメック、ミャンマーではメーソット、サンクラブリ、ラノーン、カンボジアではアランヤプラテート、クロンヤイ、チャンタブリなどとなった。

出所:ジェトロ作成

統計数値から、中国-タイ間の通過貿易は、東西経済回廊(ベトナム方面)経由が約7割、南北経済回廊(ラオス、昆明方面)が約1割、マレーシアやシンガポールの港湾を経由した貿易(海上輸送を含む)が約2割、ということが分かる。

急拡大するフルーツの陸上輸出

タイの2021年の国境輸出は、前年比34.6%増の1兆313億3,100万バーツだった。同年のタイの輸出総額が8兆5,421億300万バーツなので、国境輸出が輸出全体に占める割合は12.1%になる。隣国4カ国(マレーシア、ラオス、ミャンマー、カンボジア)への輸出は27.3%増の5,700億300万バーツ。隣国を通過し、中国、ベトナム、シンガポールに向けた輸出は、46.4%増の2,949億8,000万バーツだった。それぞれ、拡大したことがわかる。

品目別に隣国4カ国向け輸出をみると、増加幅はコンピュータ・同部品が目立つ(前年比60.6%増、327億4,900万バーツ)。一方、乗用車(42.8%増、208億5,400万バーツ)、ディーゼル油(46.1%増、201億7,700万バーツ)も伸びとしては大きかった。もっとも、金額的には新型コロナ以前の水準並みだ。そうしてみると、前年が低水準だった反動ともとれる。(表2参照)

表2:タイの国境輸出(主要品目別) (単位:100万バーツ、%)(△はマイナス値)
項目 2019年 2020年 2021年
金額 金額 金額 伸び率
隣国輸出(4カ国) 484,081 447,929 570,003 27.3
階層レベル2の項目コンピュータ・同部品 25,844 20,394 32,749 60.6
階層レベル2の項目ゴム 18,298 20,443 25,466 24.6
階層レベル2の項目ノンアルコール飲料 24,093 24,068 21,976 △ 8.7
階層レベル2の項目乗用車 20,192 14,607 20,854 42.8
階層レベル2の項目ディーゼル油 21,654 13,815 20,177 46.1
階層レベル2の項目その他 374,000 354,602 448,781 26.6
通過輸出(3カ国) 197,245 201,556 294,980 46.4
階層レベル2の項目生鮮・冷凍・乾燥果実 43,566 43,516 91,427 110.1
階層レベル2の項目コンピュータ・同部品 23,067 39,805 50,750 27.5
階層レベル2の項目ゴム 25,247 20,498 28,694 40.0
階層レベル2の項目ゴム製品 20,596 19,260 19,033 △ 1.2
階層レベル2の項目木製品 13,830 10,261 13,237 29.0
階層レベル2の項目その他 70,939 68,216 91,839 34.6

出所:タイ商務省

中国、シンガポール、ベトナムへの通過輸出をみると、特に目を見張るのは生鮮・冷凍・乾燥果実の拡大だ。2021年の同品目の輸出額は、前年比約2.1倍の914億2,700万バーツに拡大した。特に中国向けのドリアンなどの輸出が拡大しているとみられる。なお、ジュリン・ラクサナウィシット商務相は、ライブ配信で中国の消費者にタイ産ドリアンの売り込みを行うなど、積極的なプロモーション活動を進めていた(注2)。これは、中国のEC(電子商取引)サイトと連携して進められた。こうした取り組みが現実に貿易拡大につながったかたちだ。

なお、ジュリン商務相は、輸出促進の観点から国境貿易の円滑化を進めてきた。韓志強・駐タイ中国大使との会談(2021年11月)では、中国政府に対して、ボーテン(ラオス)と磨憨(モーハン、中国)間の国境と、メコン川の関累港(雲南省シーサンパンナ・タイ族自治州)の再開を求めた。また、ベトナムのグエン・ホン・ディエン商工相との会談(2022年4月、注2)では、ベトナム経由での中国向けタイ産果物の輸送円滑化に協力を求めた。


タイ産ドリアンは中国で人気(ジェトロ撮影)

一方、2021年のタイの国境輸入は、前年比23.7%増の6,840億1,600万バーツだった。片や、同年、タイの輸入総額は8兆5,490億8,200万バーツ。すなわち、国境輸入が全体に占める割合は8.0%になる。輸出に比べて、その比率は低い。

隣国4カ国からの輸入は13.4%増の3,540億7,800万バーツと、新型コロナ以前の水準に回復した(表3参照)。品目別には、「その他の燃料」が15.3%増の640億5.600万バーツとなっている。これはラオスからの電力輸入が大部分を占めるとみられる。他方、天然ガスの輸入は2019年から継続して減少傾向にある。対照的に、穀物の輸入は、年々増加傾向だ。

表3:タイの国境輸入(主要品目別)(単位:100万バーツ、%)(△はマイナス値)
項目 2019年 2020年 2021年
金額 金額 金額 伸び率
隣国輸入(4カ国) 342,331 312,230 354,078 13.4
階層レベル2の項目その他の燃料 43,693 55,555 64,056 15.3
階層レベル2の項目天然ガス 77,131 57,675 54,992 △ 4.7
階層レベル2の項目磁気テープ・磁気ディスク 400 25,227 31,910 26.5
階層レベル2の項目野菜・同調整品 9,503 14,204 16,812 18.4
階層レベル2の項目穀物 4,827 8,007 12,652 58.0
階層レベル2の項目その他 342,331 312,230 354,078 13.4
通過輸入(3カ国) 143,936 185,201 269,410 45.5
階層レベル2の項目磁気テープ・磁気ディスク 42,997 52,905 59,751 12.9
階層レベル2の項目コンピュータ・同部品 20,872 22,077 34,724 57.3
階層レベル2の項目電波・通信受信機器 8,933 12,597 22,189 76.1
階層レベル2の項目その他化学品 3,875 6,580 16,964 157.8
階層レベル2の項目信号受信機器 6,839 16,774 12,545 △ 25.2
階層レベル2の項目その他 60,420 74,268 123,237 65.9

出所:タイ商務省

中国、シンガポール、ベトナムからの通過輸入は、45.5%増の2,694億1,000万バーツ。大幅増を記録した。品目別では、磁気テープ・磁気ディスクが12.9%増の597億5,100万バーツ。当年ばかりでなく、年々増加傾向にある。コンピュータ・同部品、電波・通信受信機器、その他化学品も、2019年から拡大傾向だ。前年比でみると約1.6倍~2.6倍になった。

中国、シンガポール、マレーシア向け輸出が高い伸び

続いて、国境輸出について、仕向け国別に詳細をみる。

まず、タイの国境輸出先としては中国が最大。当該輸出全体の18.9%を占めている(表4参照)。隣国を通過した中国への輸出総額は、前年比59.7%増の1,948億2,000万バーツだ。主な輸出品目としては、生鮮・冷凍・乾燥果実(構成比44.3%)、コンピュータ・同部品(同15.1%)、ゴム(同14.5%)、ゴム製品(同9.6%)、木製品(同6.7%)などが挙げられる。

表4:タイの国境輸出(単位:100万バーツ、%)
項目 2020年 2021年
金額 金額 構成比 伸び率
隣国輸出 447,928 570,003 55.3 27.3
階層レベル2の項目マレーシア 124,194 182,464 17.7 46.9
階層レベル2の項目ラオス 103,608 124,769 12.1 20.4
階層レベル2の項目ミャンマー 87,080 119,655 11.6 37.4
階層レベル2の項目カンボジア 133,046 143,115 13.9 7.6
通過輸出 318,282 461,328 44.7 44.9
階層レベル2の項目中国 121,982 194,820 18.9 59.7
階層レベル2の項目シンガポール 35,549 53,853 5.2 51.5
階層レベル2の項目ベトナム 44,089 46,308 4.5 5.0
階層レベル2の項目その他 116,662 166,347 16.1 42.6
合計 766,210 1,031,331 100.0 34.6

出所:タイ商務省

以下、国境輸出が多い順に、同様にまとめてみる。

  • マレーシア:タイからの国境輸出全体に占める構成比は17.7%。輸出額は前年比46.9%増の1,824億6,400万バーツ。主な輸出品目は、コンピュータ・同部品(構成比16.6%)、ゴム(同13.9%)、自動車・同部品(同5.6%)、映像・音響機器(同4.2%)、集積回路(同3.2%)など。
  • カンボジア:全体構成比13.9%。前年比7.6%増の1,431億1,500万バーツ。ノンアルコール飲料(構成比8.9%)、乗用車(同8.1%)、自動二輪・同部品(同4.0%)、内燃エンジン(同3.6%)、その他の輸送機器(同3.4%)など。
  • ラオス:全体構成比12.1%。前年比20.4%増の1,247億6,900万バーツ。金(構成比9.7%)、ディーゼル油(同9.6%)、その他の精製油(同6.4%)、乗用車(同5.3%)、化粧品・香水・石けん(同2.8%)など。
  • ミャンマー:全体構成比11.6%。前年比37.4%増の1,196億5,500万バーツ。ディーゼル油(構成比6.8%)、ノンアルコール飲料(同5.1%)、その他の精製油(同4.5%)、電気ワイヤー・ケーブル(同4.3%)、香辛料・ハーブ(同3.8%)など。
  • シンガポール:全体構成比5.2%。前年比51.5%増の538億5,300万バーツ。コンピュータ・同部品(構成比39.4%)、内燃エンジン(同8.4%)、集積回路(同7.0%)、サーキットブレーカー(同4.3%)、冷蔵庫用コンプレッサー(同3.3%)など。
  • ベトナム:全体構成比4.5%。輸出額は5.0%増の463億800万バーツ。半導体・トランジスタ(24.2%)、ノンアルコール飲料(23.7%)、乾燥・生鮮・冷凍果実(10.5%)、その他の畜産製品(10.0%)、布・糸(4.1%)など。

隣国を経由した中国やベトナムからの輸入にも伸び

国境を通じた輸入で最大の相手国は、中国だ。当該輸入全体に占める構成比は、25.2%(表5参照)。隣国を通過して中国へ輸入される総額は、前年比47.5%増の1,721億4,800万バーツになった。主な輸入品目は、コンピュータ・同部品(構成比19.9%)、磁気テープ・ディスク(同9.7%)、電波・通信受信機(同9.5%)、その他化学製品(7.4%)、信号受信機器(同7.1%)などだ。

表5:タイの国境輸入 (単位:100万バーツ、%)
項目 2020年 2021年
金額 金額 構成比 伸び率
隣国輸入 312,229 354,078 51.8 13.4
階層レベル2の項目マレーシア 125,308 153,532 22.4 22.5
階層レベル2の項目ラオス 86,214 90,045 13.2 4.4
階層レベル2の項目ミャンマー 77,706 84,512 12.4 8.8
階層レベル2の項目カンボジア 23,001 25,989 3.8 13.0
通過輸入 240,736 329,938 48.2 37.1
階層レベル2の項目中国 116,743 172,148 25.2 47.5
階層レベル2の項目シンガポール 53,182 68,158 10.0 28.2
階層レベル2の項目ベトナム 15,276 29,105 4.3 90.5
階層レベル2の項目その他 55,535 60,527 8.8 9.0
合計 552,965 684,016 100.0 23.7

出所:タイ商務省

以下、国境輸入が多い順に同様。

  • マレーシア:全体構成比で22.4%。前年比22.5%増の1,535億3,200万バーツ。磁気テープ・ディスク(構成比20.8%)、コンピュータ部品(6.9%)、その他電気機器(4.8%)、プラスチックペレット(4.7%)、ダイオード・トランジスタ・半導体(4.3%)など。
  • ラオス:全体構成比13.2%。4.4%増の900億4,500万バーツ。その他燃料(構成比71.0%)、信号受信機(3.9%)、電波・通信受信機器(同2.8%)、セメント(同2.1%)など。

「その他燃料」とは電力のこと。それが大半を占めるのが特徴的だ。

  • ミャンマー:全体構成比12.4%。8.8%増の845億1,200万バーツ。天然ガス(構成比65.1%)、穀物(14.8%)、魚介類(同3.8%)、鉄(同2.0%)、野菜・同調整品(同1.8%)の順。

ラオスの電力と同様に、天然ガスが大半を占めるのが特徴だ。

  • シンガポール:全体構成比10.0%。28.2%増の681億5,800万バーツ。磁気テープ・ディスク(構成比63.1%)、植物油(同5.1%)、集積回路(同4.0%)、産業機械(同2.2%)、その他機械(同2.1%)など。工業製品が大部分を占めるのが特徴。
  • ベトナム:全体構成比は4.3%。90.5%増の291億500万ドル。電波・通信受信機器(構成比20.4%)、記憶装置(同19.6%)、その他化学品(同13.3%)、木材加工用機械(同7.2%)、その他植物・同製品(同6.3%)など。

従前から、タイからの輸出に比べてベトナムからの輸入が少ないという片荷問題があった。こうしてみると、当年、タイ側の輸入が大幅に増加したことは朗報だ。片荷問題が解消に向かい、輸送費用の低減が期待できるためだ。全体構成比が小さいとは言え、今後の拡大を見込めるという意味で注目に値する。

  • カンボジア:全体構成比3.8%。13.0%増の259億8,900万ドル。野菜・同調整品(30.3%)、アルミ・同製品(23.1%)、ワイヤー・ケーブル(2.2%)、銅・同製品(5.6%)、鉄(2.6%)など。

鉄道輸送を含む物流ルートに進化の見込み

2021年のタイの国境貿易を総括すると、2020年(2021年4月27日付地域・分析レポート参照)は隣国との国境貿易を中心に縮小した。しかし2021年は、隣国貿易、通過貿易とも大幅な拡大。陸上輸送が活発化したといえる。

これはもちろん、タイの貿易が全体的に回復したことが大きい(注3)。しかし、複数の物流業界関係者によると、国境貿易拡大の要素はそれだけではない。加えて(1)国境検問所の再開に伴う物流の急回復、(2)輸送ルート多元化の観点からのクロスボーダー輸送への関心の高まり、(3)コンテナ不足に伴う海上輸送費高騰による海上輸送とトラック輸送のコスト差の縮小、などが追い風になっている。

また、カーボンニュートラル・脱炭素の観点から、鉄道輸送に関心を持つ事業者もある。中長期的に最適なサプライチェーン戦略を見据えて、タイを中心とする陸の東南アジアの輸送ルートはさらに選択肢が増え、進化が続いていくだろう。


注1:
ここで言う「タイの国境貿易」には、トランジット(通過)貿易を含む。
注2:
ジュリン商務相がベトナムのグエン商工相と会談した2022年4月は、中国が「ゼロコロナ政策」に基づいて検疫を強化していたさなかに当たる。
注3:
2021年のタイの貿易総額(海上輸送を含む)は、前年比23.1%増と伸びた。
執筆者紹介
ジェトロ・バンコク事務所
北見 創(きたみ そう)
2009年、ジェトロ入構。海外調査部アジア大洋州課、大阪本部、ジェトロ・カラチ事務所、アジア大洋州課リサーチ・マネージャーを経て、2020年11月からジェトロ・バンコク事務所で広域調査員(アジア)として勤務。
執筆者紹介
ジェトロ・バンコク事務所
シリンポーン・パックピンペット
通商政策や貿易制度などの調査を担当。

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