WTO・他協定加盟状況

最終更新日:2017年01月31日

世界貿易機関(WTO)、アジア太平洋経済協力会議(APEC)、自由貿易協定(FTA)


世界貿易機関(WTO)
1995年1月1日加盟(GATT加盟:1948年1月1日)
1996年12月、WTO情報技術協定(ITA)調印


アジア太平洋経済協力会議(APEC)
1989年11月の発足当初から加盟(APECは1989年1月にオーストラリアのホーク首相が提唱)


自由貿易協定(FTA)
2013年9月の連邦選挙で労働党から政権を奪回した保守連合(自由党、国民党)は、従来から自由貿易に関して多国間よりも二国間の取り組みを重視する傾向が強いとされる。トニー・アボット首相は2013年9月の首相就任直後、中国、日本、韓国とのFTAの締結を加速させる姿勢を打ち出し、2013年10月7日にアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれたインドネシア・バリ島での記者会見で中国と、同年10月10日に東アジアサミットが開かれたブルネイでの記者会見で日本、韓国と1年以内の妥結を目指すことを明らかにした。アボット首相は2013年12月5日、韓国とのFTAの実質妥結を発表し、2014年12月12日に発効した。また、同首相は、2014年4月7日、日本とのEPA協定が大筋合意に至ったことを発表し、2014年7月8日に署名した。日豪EPAは2015年1月15日に発効した。また中国とのFTAは2015年6月17日に署名され、同年12月20日に発効した。


1. 発効済みFTA
・ニュージーランド(ANZCERTA)
1965年にニュージーランド・オーストラリア自由貿易協定(NZAFTA)を締結したが、特定品目を自由化リストに少しずつ追加していくという方式であったため、非常に非効率であった。
1983年3月、オーストラリア・ニュージーランド経済緊密化協定(CER)を締結。
2004年12月、原産地規則を付加価値基準から関税番号変更基準に変更するなどの見直しに合意。2007年1月から順次実施され、2012年1月から完全実施。
これまでに両国が結んだ他国とのFTAと統一を図るため、協定第3条(原産地規則)および付属書G(品目別規制)の改正に合意。2010年6月、同改正案が連邦議会に提出され、付属書Gは2011年9月から、同協定第3条は2012年4月30日に施行された。


・シンガポール(SAFTA)
2003年2月、東南アジア最大の貿易・投資相手国であるシンガポールとシンガポール・オーストラリア自由貿易協定(SAFTA)を調印(2003年7月発効)。全品目の即時関税撤廃に加え、サービス市場の開放、知的財産権保護、競争政策、関税手続きの簡素化などを含む広範で包括的な協定。
2004年7月、第1回見直しにおいて、相互承認の対象分野に園芸用品と食品規格を追加することに合意。2009年7月の第2回見直しでは、両国の投資家が相手国に投資を行う際、公正で平等な扱いを受けるよう協調することや、特定措置の履行要求の廃止および両国が米国と締結した二国間FTAにより改正された両国の法律(特に著作権に関する法律)をSAFTAに反映させる等が確認され、2011年9月に発効した。
2016年10月、両国政府はオーストラリア・シンガポール包括的戦略パートナーシップ(CSP)に基き、SAFTAの第3回見直しに調印した。主な修正点は、[1]技術者や会計士等の専門職資格を相互承認する枠組みの構築、[2]シンガポールの民間投資家の対オーストラリア投資(センシティブ分野を除く)に係る外国投資審議委員会(FIRB)の審査対象となる敷居額を現行の252万豪ドルから1,094万豪ドルに引き上げること、[3]シンガポールに赴任するオーストラリア人ビジネスパーソンおよびその家族の滞在期間延長、[4]物品の貿易に係る原産地規則の自己認証制度導入、などである。第3回見直しは、両国の議会の承認を経て発効する予定である。


・米国(AUSFTA)
2003年3月に交渉を開始し、2004年2月にオーストラリア・米国自由貿易協定(AUSFTA)に基本合意(2005年1月発効)。 オーストラリア側は、農産品の3分の2の関税が撤廃され、残りのうち9%が2008年に撤廃。2022年までに砂糖と乳製品(関税割当)を除く全農産品の関税が撤廃される予定。
オーストラリア連邦議会の両院合同条約委員会(JSCOT)は2011年5月、AUSFTAの繊維・衣服の原産地規制の改正(ビスコースレーヨン(人絹)製品に関して、原糸の原産国にかかわらず、両国の製造業者が特恵関税を受けることが可能とする)が提言され、2012年6月に発効した。
2015年1月、[1]繊維製品、衣料品の米国関税の撤廃、 [2]牛肉、乳製品、タバコ、綿花、落花生とアボカドのオーストラリアの輸出免税関税割当量増加と関税割当を超えた関税の引き下げなどが施行された。
2016年5月、AUSFTA合同委員会の第5回会合において、協定の履行状況について検証が行われ、二国間の貿易・投資をさらに促進することで一致した。


・タイ(TAFTA)
2002年5月に交渉を開始し、2003年10月にタイ・オーストラリア自由貿易協定(TAFTA)に合意(2005年1月発効)。発効と同時に、タイ側のモノ(完成車を含む)の53%の関税が撤廃され、2010年1月には41%(計94%)の関税が撤廃された。一部の乳製品については2025年まで関税割当てが行われ、残りの品目については2015年または2020年までに全廃される予定。
2011年2月、二国間FTAの現状と今後について確認する第2回TAFTA合同委員会(TAFTAJC)がキャンベラで開催された。FTAの運用状況、サービス、政府調達、市場競争政策、ビジネスモビリティ、投資問題に関して議論された結果、[1] 市場アクセス問題に関するワーキング・グループ、[2] 農産品のセーフガードおよびタイの関税割当に関する合同ワーキング・グループ、[3] 原産地規制の手続き簡素化および諸問題について協議する原産地規制委員会の設置が決定され、2011年7月に3会合が開催された。2012年6月にバンコクで開催された第3回TAFTAJCでは、農産品の特別セーフガード(SSG)条項の改正に関して進展があった。
2013年7月には「衛生・植物防疫と食品安全基準」に関する専門家会合および「市場アクセス拡大」に関する会合が二国間で開かれた。市場アクセスに関しては、輸出手続きの敏速化を図るため、TAFTAの原産地証明書(COO)の署名と印章を電子化することで合意した(2013年9月実施)。


・ASEAN、オーストラリア、ニュージーランド(AANZFTA)
2004年9月、ASEAN・CER(豪・NZ)経済大臣会合にて、AFTAとCER間のFTA締結に向けた交渉を2005年に開始し、2年以内の妥結を目指すことに合意。2004年11月、ASEAN首脳会議の際に首脳間で交渉開始を正式合意。
2005年2月、第1回交渉を開催(メルボルン)。2008年8月の第13回ASEAN・CER(豪、NZ)経済大臣会合において多国間の包括的自由貿易協定の締結に合意した。2009年2月に署名。 2010年1月には、参加12カ国のうち8カ国の間で発効。その後、タイは2010年3月、ラオスとカンボジアは2011年1月、インドネシアとは2012年1月10日に発効して、全12カ国との間でFTAが開始された。
2014年8月、参加12カ国は、原産国証明の簡素化を柱としたプロトコルに調印した。オーストラリアのアンドリュー・ロブ貿易・投資相は、この改正により事業者のコスト削減と利便性の向上が図られるとしている。
2016年4月、同プロトコルはインドネシアとカンボジアを除く10カ国の間で発効した。
2016年8月、ASEANおよびオーストラリア、ニュージーランドの経済閣僚会議が開かれ、2017年にAANZFTAの見直しを行うことで合意した。


・チリ(ACLFTA)
2006年12月、両国外相がFTA交渉に向けた事前協議の開始に合意。
2007年7月には交渉開始を決定。
2007年8月、第1回交渉(キャンベラ)、 2007年10月、第2回交渉(サンティアゴ)開催。
2008年7月、調印。2009年3月、発効。発効と同時に、チリ側は97%の関税が撤廃され、2015年に砂糖以外のすべての関税が撤廃された。


・マレーシア(MAFTA)
2004年7月、FTA締結に向けた検討作業の開始に合意。
2005年4月、アブドラ馬首相の訪豪時にFTA交渉の開始に合意。
2005年5月、第1回交渉開催(クアラルンプール)。以降、特定分野別会合や専門家会合を開催。2011年7月には、第9回会合がクアラルンプールで開催された。
2012年5月、両国貿易相がMAFTA締結を発表。2013年1月、発効した。発効と同時に、オーストラリア側の関税が撤廃。マレーシア側は、97.6%の品目の関税が撤廃され、2017年までに99%にまで引き上げられる予定。


・韓国(KAFTA)
2006年12月の盧武鉉大統領の来豪時に、両国の民間調査機関によるFTA実現可能性に関する共同研究の開始に合意。オーストラリア側は農業を含む包括的なFTA締結に積極的であるが、韓国側は慎重な態度。
2009年3月、豪韓首脳会談にて、両国首脳が二国間FTA交渉を開始することに合意。
2009年5月、第1回交渉をメルボルンで開催。以降2010年5月までに計5回の交渉が開催された。オーストラリアの外務貿易省の発表によると、双方は可能な限り早期妥結を目指すことを確認し、衛生植物防疫(SPS)、貿易障壁(TBT)、係争処理、税関・貿易手続きの簡素化、電子商取引等の分野で大幅な進展が見られた。しかしながら、韓国側の物品市場アクセス、特に農産物分野に関しては依然として隔たりがあるとした。
2011年4月、ギラード首相と韓国の李大統領はソウルで首脳会談を行い、二国間FTA交渉が最終段階にあるとの認識、および年内の合意を目指すことで一致した。2012年も両国の首脳や貿易担当大臣が繰り返し早期合意の必要性を再確認した。
2013年12月、トニー・アボット首相は韓国とのFTAが妥結に至ったことを発表した。合意では牛肉、小麦、砂糖、ワイン、海産物といったオーストラリアの主要農産品や鉱物、エネルギー、製造品などを含む輸出品目に課せられている最大300%の関税が削減される。また、オーストラリアの教育、通信や金融、会計、法律といった専門サービスのビジネスチャンスを創出するとしている。
2014年4月、オ-ストラリアと韓国の両政府は豪韓FTAの合意文書に署名、同年12月12日に発効した。


・日本(JAEPA)
2003年7月、経済緊密化を促進するための「日豪貿易経済フレーム・ワーク(枠組み)」に合意、日豪経済緊密化に関する共同研究を開始。
2005年4月、研究結果を受け、ハワード首相の訪日時にFTA締結の得失に関する共同研究(2年間)の開始に合意(2005年11月に第1回共同研究会合を東京にて開催)。
2006年12月、「双方のセンシティビティーに配慮してFTA交渉を行うことが可能」とする研究報告を受け、両国首脳による電話会談により、2007年早期の交渉開始に合意。
2007年4月、第1回交渉がキャンベラで行われ、農産品を含むすべての品目と、知的財産や投資などの分野について交渉すること、2~3カ月に一回のペースで交渉を開催していくことなどで合意。
2011年3月に発生した東日本大震災により交渉は一時中断。同年4月に訪日したギラード首相と菅首相の首脳会談において、合意に向けた交渉の継続意思が明確にされたことを受け、2011年12月に第13回交渉がキャンベラで開催された。2012年2月、第14回交渉(東京)。2012年4月、第15回交渉(キャンベラ)、同年6月、第16回交渉(東京)が開催。オーストラリア外務貿易省の発表によると、モノの貿易、原産地規定、エネルギーおよび鉱物資源、食糧供給、サービス貿易、投資、係争の解決、競争に関する政策、知的所有権などの分野において進展。
2014年4月7日、アボット首相と安倍首相が大筋合意。日本の牛肉の輸入関税については冷凍牛肉を38.5%から19.5%に18年をかけて、冷蔵牛肉を38.5%から23.5%に15年間をかけて段階的に削減。乳製品、砂糖、小麦等も合意。コメは関税撤廃等の対象外。オーストラリアの関税は、自動車の完成車輸出額の約75%が即時に関税撤廃。中でも主力の1500cc超3000cc以下のガソリン車はすべて即時撤廃。残る完成車も3年目には関税が撤廃されるほか、自動車部品は即時を含め主に3年目までに撤廃。オーストラリアへの投資については、外国投資審査委員会(FIRB)の審査対象となる外国審査基準について、日本も米国、ニュージーランドと同様の10億7,800万豪ドルまで引き上げることで合意。
2014年7月8日、アボット首相と安倍首相はキャンベラで日豪EPAの合意文書に署名した。協定は2015年1月15日に発効した。
2016年1月、オーストラリアのアンドリュー・ロブ貿易・投資相は、JAEPAの発効後1年間で、オーストラリア産冷蔵牛肉の対日輸出額が前年比24%増、冷凍牛肉が同15%増、ボトル入りワインが同11%増となるなど、協定発効の効果を強調した。

経済産業省 大臣記者会見(2014年4月7日)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
農林水産省 日豪EPA(経済連携協定)交渉の大筋合意について(2014年4月7日)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
経済産業省 大臣談話・声明 日豪経済連携協定の署名について(2014年7月8日)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

オーストラリア貿易投資省発表:
Exporters quick to capitalise on Japan FTA(2016年1月15日)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
Historic Free Trade Agreement concluded with Japan(2014年4月7日)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
Historic trade deal with Japan to drive growth(2014年7月8日)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
Robb welcomes JSCOT backing of landmark Japan-Australia trade agreement(2014年10月28日)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
Robb confirms January start-date for Japan trade deal(2014年12月16日)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

外務省:
日・オーストラリア経済連携協定の発効に関する共同声明(2015年1月15日)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
日・オーストラリア経済連携協定(和文テキスト) 「経済上の連携に関する日本国とオーストラリアとの間の協定」外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます


・中国(ChAFTA)
2004年1月、シドニーでFTA締結の可能性に関する共同研究の初会合を開催。2005年3月に報告書を取りまとめ、同年4月、ハワード首相の訪中時にFTA交渉の開始に合意。
2005年5月、第1回交渉を開催(シドニー)。 以降、2008年12月までに計13回の交渉が実施され、中国側の農産品、オーストラリア側の工業品(特に繊維・衣類・履物(TCF)、自動車関連)の関税撤廃を巡り交渉が難航した。その後、鉄鉱石価格を巡りオーストラリア鉱山会社との交渉が難航したことや中国内政問題に対するオーストラリア政府の対応などから交渉が一時中断したが、豪中間の貿易取引拡大などにより2010年2月に第14回交渉がキャンベラで開催された。
2010年6月、第15回交渉(北京)、2011年7月、第16回交渉(キャンベラ)、同年11月、第17回交渉(北京)、2012年3月にはキャンベラで第18回交渉が開催された。オーストラリア外務貿易省の発表によると、モノの貿易、衛生植物検疫措置(SPS)、税関手続き、貿易の技術的障害(TBT)、原産地規制に関する条文作成に進展があり、サービスおよび投資に関する条文も部分的に合意があったとしている。
第19回会合は2013年6月、北京で開かれ、SPS、TBT、サービス防疫の条文作成において進展があり、モノの貿易、原産地規制(ROO)、通関手続き、投資、紛争解決などにおいて建設的な議論が行われたとしている。
第20回会合は2014年5月、キャンベラで、第21回会合は2014年9月、北京でそれぞれ開催された。
アボット首相は2014年11月17日、オーストラリアを訪問中の習近平国家主席と17日にキャンベラで会談し、豪中FTAに合意したと発表した。
2015年6月、キャンベラにてアボット首相と中国の高虎城商務大臣が署名し、同年12月、豪中FTAは発効した。


2. 交渉中FTA
・湾岸協力会議(GCC)
オーストラリアは、アラブ首長国連邦(UAE)と第1回交渉実施後、UAE側が米国並みの対豪投資規制の緩和を求めたため交渉が中断したことで、湾岸協力会議(GCC:サウジアラビア・クウェート・UAE・カタール・オマーン・バーレーンのペルシャ湾岸6カ国から構成)との交渉拡大を決定した。
2007年7月、第1回交渉(キャンベラ)開催。モノ貿易、サービス(人の移動、教育、電気通信、金融を含む)、投資、知的財産保護、政府調達などの交渉に合意した。2007年11月、第2回交渉(リヤド)。2009年2月、第3回交渉(キャンベラ)。6月、第4回(マスカット)以来開催されていない。


・太平洋経済緊密化協定 Pacific Agreement on Closer Economic Relations(PACER)Plus
2009年8月、第14回太平洋諸島フォーラム(PIF)の年次会議にて、今後のPACER Plus交渉における提言・推進を担うOffice of the Chief Trade Adviserの迅速な設立に向けた合意がなされた。
2010年4月(バヌアツ)以降、2013年11月(ニュージーランド)まで6回の交渉が開催された。
2014年5月、PIFはフィジーのPACER Plus交渉参加を呼びかけた。
2014年5月、キリバスで開かれたPIF貿易相会議は、2014年12月までの交渉妥結を目指して手続きを加速させるよう各国の事務方に指示した。
フィジーはPIFの呼びかけに応じ、2014年9~10月にウェリントンで開催されたPACER Plus交渉会議に政府関係者を派遣し、交渉に参加した。
2016年9月に開かれたPIFは、2016年末までにPACER Plusの合意を目指すことで合意した。なお、パプアニューギニアの交渉離脱、およびフィジーが現在の条文について保留の立場であることが明らかになった。


・インドネシア(IA-CEPA)
2007年8月に共同研究を開始。2009年4月、報告書完成。
2012年7月、ギラード首相とユドヨノ大統領は、オーストラリア・インドネシア包括的経済連携協定(IA-CEPA)の締結に向けた交渉を、2012年末までに開始することで合意。
第1回交渉が、2012年9月ジャカルタで開催された。
2013年7月、キャンベラで第2回交渉が開かれ、二国間の経済協力や人材交流、農業協力などについて議論したとされる。
2016年5月にジャカルタで第3回交渉、同年8月にシドニーで第4回交渉がそれぞれ行われた。


・インド(AI-CECA)
2006年3月、貿易・経済連携枠組み協定を締結。エネルギー、鉱物、インフラ開発、情報通信、観光・娯楽、繊維、農産品などの分野での協力関係構築に合意。
2007年8月、オーストラリアのトラス貿易相が、インドとのFTA共同研究開始に合意と発表。
2008年4月、インドとオーストラリアは共同研究グループ(JSG)を立ち上げ、FTA発効に向けた議論を開始。
2010年5月、共同研究報告書を発表。報告書の試算によると、FTA締結後20年間にわたり、豪州側は最大320億米ドル、インド側は340億米ドル、それぞれGDPを押し上げる効果があるとした。
2011年7月、AI-CECA締結に向けた両国政府間の第1回交渉開催(ニューデリー)。その後、同年11月、第2回交渉(キャンベラ)、2012年5月、第3回交渉(シドニー)、同年11月、第4回交渉(ニューデリー)、2013年5月、キャンベラで第5回交渉が開催された。
2014年9月、インドを訪問したアボット首相はインドのモディ首相との首脳会談を行い、共同声明を発表した。この中で両首脳は、AI-CECAは二国間の貿易と投資を著しく拡大させるとの認識で一致し、早期の交渉妥結に向けて努力することを確認した。
2015年9月、第9回交渉がニューデリーで行われた。


・東アジア地域包括的経済連携 Regional Comprehensive Economic Partnership(RCEP)
2012年11月、プノンペンで開催された東アジア首脳会議(EAS)で交渉開始宣言が行われたRCEPについて、EASに参加したギラード首相はRCEP交渉開始を歓迎し、エマーソン貿易相はRCEPの参加を表明した。
2013年9月オーストラリアのブリスベンで第2回交渉が開かれ、モノの貿易、サービス貿易、投資などの分野で詳細を協議した。
2014年1月に第3回交渉がクアラルンプールで、同年4月に第4回交渉が中国・南寧でそれぞれ開かれた。同年8月にはミャンマーで第2回RCEP貿易相会合が開かれ、2015年末までに交渉妥結を目指す方針を再確認した。
2014年12月、インドのグレイター・ノイダで第6回交渉が開かれた。
2016年10月、中国で第15回交渉が行われた。同年11月には、フィリピンのセブ島で交渉参加国担当閣僚が参加する第2回の閣僚会議が開かれ、妥結に向けて交渉を加速することで一致した。


3. 共同研究中
・欧州連合(EU)
オーストラリアとEUは2015年11月、FTA交渉開始に向けた手続きを進めることで合意したと発表した。


参考ウェブサイト:
オーストラリア外務貿易省(Department of foreign Affairs and Trade外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
オーストラリア農務省(Department of Agriculture and Water Resources外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

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