外国企業の会社設立手続き・必要書類

最終更新日:2025年12月09日

外国企業の会社設立手続き・必要書類

会社設立のためには、投資省(MISA)の各拠点に設置されたビジネス・センターに投資申請書を提出し、投資ライセンスを登録。Eサービス化が進められており、オンラインでの申請も可能となっている。その後、商業省において商業登記(Commercial Registration:CR)を行う。

会社設立の種類

外資の会社設立の主な形態は次のとおり。

  • Joint Stock Company:株式会社
    公開、非公開、いずれの形態も可。
  • Limited Liability Company(LLC):有限責任会社
    ※1人以上の株主(法人、個人のいずれも可)出資による設立も可。
  • Foreign Company Branch:外国企業の支店
    事業内容が親会社の事業内容に限定される。本社の100%出資。
  • Scientific and Technical Office:いわゆる駐在員事務所
    商業活動を行うことができず、収益を得ることができない。
  • Temporary License for the Performance of a Government /Semi-Government Contract:商業仮登記
    政府/政府関係機関からの受注に対して、同契約期間限定の投資ライセンス。
  • Simplified Joint Stock Companies:簡易株式会社
    SJSCは最低1人での法人設立や複数の種類の株式の発行、統治に関して1人や複数人、または取締役会によって管理される。

会社設立手続きの手順

外資の会社設立手続きには、投資省と商業省への申請が必要となる。まず投資省で該当業種の投資ライセンスを登録し、請求書の発行日から15日以内に支払いを行う必要がある。この期間内に支払いがない場合、再申請を行う必要がある。その後、商業登記(CR)を行う。商業登記(CR)の手続きに関しては、商業省ウェブサイト(Ministry of Commerce外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を参照。

かつては投資省ライセンスの取得後、次に代表者(General Manager:GM)のイカーマ(住民登録証)を取得した後、商業省に商業登記(CR)を行うという順番だったが、最近はCRを先行することが要求される。イカ―マを取得した後CRを取得せず、実際にはビジネスを行っていない不正企業を取り締まることが背景にある。

  1. 主な手続き
    主な手続きには、次のような手続きがある。会社設立までに、法律事務所など専業企業に依頼するケースも多い。
    1. MISAの投資ライセンス登録
    2. 商業省に商業登記
    3. 人材・社会開発省(Qiwaプラットフォーム)のアカウント開設
    4. 社会保険庁(GOSI)のアカウント開設
    5. ザカート・税・税関庁のアカウント開設
    6. 内務省のアカウント開設
    7. 立地する地域の商工会議所へのメンバー登録およびGMのサイン登録
    8. 公金口座の開設
    9. オフィスが立地する自治体からのライセンス取得
    10. サウジポストへの住所登録、など
  2. ライセンス発行手続き
    投資省(MISA):インベストメントガイド第12版(Investor Guide 12th Edition外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(10.6MB))の3.1.1 Registration for investmentを参照。
  3. 追加要件
    1. 外資出資比率100%の商業(卸売業、小売業、貿易業、フランチャイズ分野など)ライセンス
      少なくとも3つの地域または世界市場での展開実績、最低資本金3,000万リヤルなどの条件付きで100%の外資出資が認められているが、最初の5年間で人材・社会開発省が定める現地化率、最低投資総額の達成などの条件が課せられる。
    2. 外資出資比率100%のエンジニアリングコンサルティング業
      少なくとも4カ国での展開、ならびに10年の実績が必要。
    3. 外資出資比率100%の法務業
      法務省発行の承認書が必要。
    4. 駐在員事務所ライセンス
      駐在員事務所は、企業の活動に準じる調査を行い、その調査報告書をメインセンターに提出し、投資省に年次活動報告書を提出しなければならない。また、直接・間接を問わず、国内でいかなる契約、商業活動、投資を行うことを禁じる。また、サウジアラビア技術者の訓練するための報酬を得ることも禁止する。

投資ライセンスの更新

投資ライセンスは、原則1年ごとに更新しなければならない。オンライン上での更新が可能。請求書の発行日から15日以内に支払わなければならない。この期間内に支払いがない場合、ライセンスは失効し、再申請を行う必要もある。

投資省ライセンス更新

MISA:インベストメントガイド第12版(Investor Guide 12th Edition外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(10.6MB))の3.2.1 Annual Registration Updateを参照。

投資事業の質の重視

投資省では、投資ライセンス取得に必要な提出書類の種類を大幅に削減するとともに、審査期間も短縮するなど、投資手続きの迅速化、簡素化に取り組んできた。他方で、投資の具体的内容、国内産業への貢献度など、投資の質を重視するようになってきている。2012年8月からの「ライセンス申請フォーム」では、投資後5年間の事業計画やサウジアラビア人の雇用計画、サウジアラビアの産業への貢献度(原材料の現地調達比率等)を具体的に問う設問が増えている。

2024年8月7日に閣議決定された投資法の改正により、投資ライセンス制度による事業活動の制限を廃止し、事業範囲を原則自由とし、投資ライセンスは登録制度になった。外資参入制限分野に関しては別途規定される。
MISA:UPDATED INVESTMENT LAW外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

外国企業の会社清算手続き・必要書類

投資ライセンスの取り消し、新制度である登録制度については、投資省のウェブサイトを参照。

ライセンスのキャンセル

MISA:インベストメントガイド第12版(Investor Guide 12th Edition外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(10.6MB))の3.2.7 Registration Cancellationを参照。

その他

特になし。