WTO・他協定加盟状況

最終更新日:2023年05月21日

OPEC、ECO、D-8、WTOは未加盟(1996年加盟申請済)、二国間投資協定

石油輸出国機構(Organization of Petroleum Exporting Countries:OPEC)

1960年9月14日に設立されたOPECに、イランは設立当初から加盟している。
加盟国:13カ国(イラン、イラク、クウェート、サウジアラビア、ベネズエラ、リビア、アラブ首長国連邦、アルジェリア、ナイジェリア、アンゴラ、ガボン、赤道ギニア、コンゴ共和国)(カタールは2019年1月に脱退)

OPEC:Member Countries外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

経済協力機構(The Economic Cooperation Organization:ECO外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

1985年に設立されたECOは、イランの首都テヘランに事務局を置く。
加盟国:10カ国(イラン、パキスタン、トルコ、アゼルバイジャン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、アフガニスタン)

経済協力機構は域内での貿易や投資を促進することを目的としている。活動分野は次のとおりである。

  • 貿易および投資
  • 輸送および通信
  • 観光
  • エネルギー
  • 経済成長と生産性
  • 社会福祉と環境
  • パートナーシップ
  • 人材育成と研修プログラム

なお、2003年7月には、ECO加盟5カ国(イラン、アフガニスタン、パキスタン、トルコ、タジキスタン)によって、経済協力機構貿易協定(ECOTA)が締結された。

イスラム開発協力会議(D-8 Organization for Economic Cooperation外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

1997年6月15日、世界経済における加盟国の地位を高め、貿易の多様化と新たな機会の創出、国際レベルでの意思決定への参加促進、生活水準の向上を目的として設立された。
加盟国:8カ国(イラン、トルコ、バングラデシュ、エジプト、インドネシア、マレーシア、ナイジェリア、パキスタン)

会議加盟国によって2006年5月に締結された特恵貿易協定(Preferential Trade Agreement:PTA)は、2011年8月にはイラン、マレーシア、ナイジェリア、トルコで、同年10月にはインドネシアで、翌2012年2月にはパキスタンで発効。

世界貿易機関(World Trade Organization:WTO)

1996年7月19日、イラン政府はWTOに加盟申請を行ったが、2023年5月現在、加盟には至っていない。
2005年5月26日:作業部会設置
2009年11月24日:加入議定書提出
2011年12月8日:質疑応答実施
2011年12月8日:その他のドキュメントに関連するSPS/TBTのチェックリスト(WT/ACC/8)実施、TRIPSのチェックリスト(WT/ACC/9)実施。
その後の作業は進んでいない。

WTO:Accessions-Iran外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

二国間投資協定

59カ国との間で二国間投資協定が発効している。また11カ国との間で同協定に署名している(有効ではない)。

UNCTAD:イラン・二国間投資協定(Bilateral Investment Treaties (BITs)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

日・イラン投資協定

2016年2月5日に署名され、2017年4月26日に発効した。
同協定は、両国間における投資の促進および保護を図るため、一方の締約国の投資家(企業等)が他方の締約国において投資を行う際の、投資活動と投資財産に関する待遇(投資参入後の内国民待遇および最恵国待遇、公正・衡平待遇、契約遵守義務、輸出の制限を始めとする特定措置の履行要求の禁止、収用の際の補償の条件、送金の自由、紛争の解決手続き等)について定めている。

日本・外務省: 日・イラン投資協定の署名外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(2016年2月5日付)

自由貿易協定、関税同盟、特恵貿易協定、その他の貿易協定

自由貿易協定、関税同盟、特恵貿易協定、その他の貿易協定については、次のウェブページから検索してご覧ください。
ジェトロ:世界のFTAデータベース