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日本からの輸出に関する制度

牛乳・乳製品の輸入規制、輸入手続き

品目の定義

本ページで定義する牛乳、乳製品のHSコード

  • 0401:ミルクおよびクリーム(濃縮もしくは乾燥をし、または砂糖その他の甘味料を加えたものを除く)
    0401.10
    脂肪分が全重量の1%以下のもの
    0401.20
    脂肪分が全重量の1%を超え6%以下のもの
    0401.40
    脂肪分が全重量の6%を超え10%以下のもの
    0401.50
    脂肪分が全重量の10%を超えるもの
  • 0402:ミルクおよびクリーム(濃縮もしくは乾燥をし、または砂糖その他の甘味料を加えたものに限る)
    • 0402.10:粉状、粒状その他の固形状のもの(脂肪分が全重量の1.5%以下のものに限る)
    • 0402.20粉状、粒状その他の固形状のもの(脂肪分が全重量の1.5%を超えるものに限る)
      0402.21
      砂糖その他の甘味料を加えてないもの
      0402.29
      その他のもの
    • 0402.90:その他のもの
      0402.91
      砂糖その他の甘味料を加えてないもの
      0402.99
      その他のもの
  • 0403:バターミルク、凝固したミルクおよびクリーム、ヨーグルト、ケフィアその他発酵させ、または酸性化したミルクおよびクリーム(濃縮もしくは乾燥をしてあるかないかまたは砂糖その他の甘味料、香味料、果実、ナットもしくはココアを加えてあるかないかを問わない)
    0403.10
    ヨーグルト
    0403.90
    その他のもの
  • 0404:ホエイ(濃縮もしくは乾燥をしてあるかないかまたは砂糖その他の甘味料を加えてあるかないかを問わない)およびミルクの天然の組成分から成る物品(砂糖その他の甘味料を加えてあるかないかを問わないものとし、他の項に該当するものを除く)
    0404.10
    ホエイおよび調製ホエイ(濃縮もしくは乾燥をしてあるかないかまたは砂糖その他の甘味料を加えてあるかないかを問わない)
    0404.90
    その他のもの
  • 0405:ミルクから得たバターその他の油脂およびデイリースプレッド
    0405.10
    バター
    0405.20
    デイリースプレッド
    0405.90
    その他のもの
  • 0406:チーズおよびカード
    0406.10
    フレッシュチーズ(ホエイチーズを含むものとし、熟成していないものに限る)およびカード
    0406.20
    おろしチーズおよび粉チーズ(チーズの種類を問わない)
    0406.30
    プロセスチーズ(おろしチーズおよび粉チーズを除く)
    0406.40
    ブルーベインドチーズおよびその他のペニシリウム・ロックフォルティにより得られる模様を含むチーズ
    0406.90
    その他のチーズ
  • 2105.00:アイスクリームその他の氷菓(ココアを含有するかしないかを問わない)

なお、「アイスクリームその他の氷菓」は原料などにより乳製品として位置づけられ輸入規制の対象となりえますが、詳細は台湾衛生福利部食品薬物管理署(台湾FDA)への問い合わせが必要です。

関連リンク

関係省庁
財務省外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
財政部関務署(中国語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
その他参考情報
財務省貿易統計外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
財政部関務署「輸入関税検索サイトTariff Database」(中国語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
「税測税率」「(GC411)稅則稅率綜合查詢作業」の順にクリックしてください。

台湾の食品関連の規制

1. 食品規格

調査時点:2019年11月

すべての牛乳、乳製品は乳品類衛生標準、動物産品中の残留農薬許容量基準、動物用薬残留基準および食品安全衛生管理法(中国語)に準ずる必要があります。
また、次の任意規格が規定されています。

乳製品の品目分類番号
品目名 品目分類番号
一般的な飲用乳および乳製品の検査方法 CNS 3441
クリーム CNS 2878
生乳 CNS 3055
飲用乳 CNS 3056
フレーバーミルク(甘味料などが加えられたもの) CNS 3057
発酵乳 CNS 3058
ミルクパウダー(甘味料などが加えられたもの) CNS 3495
アイスクリーム (パッケージ包装されたもの) CNS 6508
ホエイ CNS 7524
ミルクパウダー(一般規制) CNS 10860
乾燥バターミルク CNS 10881
低温殺菌牛乳(Sterilized milk) CNS 13292
加工乳 CNS 15792
複合粉乳(Composite milk product (powder)) CNS 15934
コンデンスミルク CNS 1347
無糖練乳 CNS 2342
ミルクパウダーおよびクリームパウダー CNS 2343
調製粉乳 CNS 2509
マーガリン CNS 761
バター CNS 2877
チーズ CNS 2879

2. 残留農薬および動物用医薬品

調査時点:2019年11月

牛乳、乳製品は、残留農薬規制の対象となります。
台湾では使用される農薬についてポジティブリスト制を採用しており、「動物産品中の残留農薬許容量基準」において、牛乳、乳製品に使用が認められている農薬の最大残留基準値(MRL)が設定されています。この基準にない農薬が検出されてはいけません。
また、「動物用薬残留基準」で牛乳、乳製品における薬品の残留許容量が規定されています。

農薬の検査には、農薬およびその代謝産物の残留物に関する項目が含まれます。MRLおよび実際に検出された農薬残留物は、製品の重量をもとに測定されます。

なお、牛乳、乳製品を含む乳幼児向け製品については、「乳児食品類の衛生および残留農薬安全許容量基準」において、残留農薬、重金属、そのほか細菌量などの基準値が設定されています。

3. 重金属および汚染物質(最大残留基準値/禁止)

調査時点:2019年11月

台湾衛生福利部食品薬物管理署(台湾FDA)は2018年5月8日付で、「食品中の汚染物質および毒素に関する衛生基準(食品中汚染物質及毒素衛生標準)」を公告しました。同基準は2019年1月1日から施行されています。

また、同基準の制定に伴い、2019年8月15日付で「一般食品衛生基準」「缶詰・瓶詰食品類衛生基準」「氷類衛生基準」「乳児用食品類の衛生および残留農薬安全許容量基準」「冷凍食品類衛生基準」「ボトル詰め飲料水および紙パック詰め飲料水衛生基準」「飲料類衛生基準」の7点の衛生基準が改正されました。また、「卵類衛生基準」「水産動物類衛生基準」「食用油脂類衛生基準」「食品中のかび毒上限量基準」「藻類食品衛生基準」「生鮮肉類衛生基準」「食用米の重金属上限量基準」「醤油類中の3-MCPD衛生基準」「食塩衛生基準」「牛・羊・豚および家きんの内臓可食部の重金属上限量基準」「食用きのこ類の重金属上限量基準」「野菜・果物類の重金属上限量基準」の12点の衛生基準が廃止されました。

4. 食品添加物

調査時点:2019年11月

台湾では、使用可能な食品添加物についてポジティブリスト制を採用しています。
それぞれの添加物について、「食品添加物の使用範囲および許容限度ならびに規格基準」に規定された使用範囲・用途および使用限度を守る必要があります。また、「食品安全衛生管理法細則」では、保存料、抗酸化剤、甘味料は名称だけでなく、用途も表示する必要があると規定されています。

5. 食品包装規制(食品容器の品質または基準)

調査時点:2019年11月

食品用の容器・包装に関しては、「食品用容器・包装の衛生基準」の食品衛生、食品安全、品質基準に沿ったものが求められます。この基準では、牛乳、乳製品に関し、使用する包装・容器に使われるポリエチレン、紙、金属、樹脂などの素材に関する要件について規定されています。なお、3歳以下の乳幼児用の食品に使用される器具・容器・包装には、フタル酸ビス (2-エチルヘキシル) (DEHP)、フタル酸ジ-n-オクチル(DNOP)、フタル酸ジ-n-ブチル(DBP)、およびフタル酸n-ブチル=ベンジル(BBP)の可塑剤成分の使用が認められていないため注意する必要があります。
容器・包装のビニル類や紙などの原料素材について、鉛、カドミウムや蛍光増白剤などの含有基準、溶媒や溶出条件などの衛生基準が設定されています。

また、プラスチックの食品容器・包装の再利用は、「食品用容器・包装の衛生基準」により許可されていません。ただし、リサイクル可能な容器・包装には、「廃棄物処理法」で規定された方法で、リサイクルマークを表示することで使用できます。プラスチック容器については7種類のプラスチックリサイクルマークが定められており、その材質に応じた表示が求められます。日本から容器・包装入りの牛乳、乳製品を輸出する場合、「食品安全衛生管理法」で求められるラベル表示のほかに、リサイクルマークを容器・包装に刷り込むこと、またはラベル表示することが求められます。 また、過剰包装に関しては、「資源回収再利用法」を基にした「過剰包装商品の規制」の公告により、控えるべきとされています。加工食品のギフト包装は、過剰包装規制の対象になるため注意が必要です。

6. ラベル表示

調査時点:2019年11月

包装済み食品のラベル表示は、「食品安全衛生管理法」により次に示す項目を中国語(繁体字)で、商品ごとに表示することが求められます。なお、台湾では飽和脂肪酸およびトランス脂肪酸に関する情報を含む栄養表示が義務付けられているため注意が必要です。また、消費者保護法第24条2項(輸入する商品あるいは役務には、中国語の表示および説明書を添付し、その内容は原産地での表示および説明書よりも簡略であってはならない)の解釈に基づき、原産地は国名および都道府県名を明記する必要があります。

  1. 商品名
  2. 内容物の名称(2つ以上の成分を混合している場合、成分のそれぞれについて割合の高い順に表示)
  3. 重量・容量・数量
  4. 食品添加物の名称
  5. 企業名・電話番号および住所、輸入食品の場合、責任ある台湾内企業の名称・電話番号および住所
  6. 原産地(国名および都道府県名)
  7. 賞味期限(その商品が中央政府所轄官庁によって指定されている場合、製造年月日・保存期限または保存条件についても示すこと)
  8. 栄養成分
  9. 遺伝子組み換え食品原材料が入っているかどうか
  10. 中央政府所轄官庁によって指定されたその他の表示事項

また、権利を保有する商標や意匠を表示することができます。「食品安全衛生管理法細則」により、保存料、抗酸化剤、甘味料は名称だけでなく、用途も表示しなければなりません。

台湾ではすべての包装食品は、「包装食品の栄養表示上の順守事項」により次の項目を中国語(繁体字)で表示することが義務付けられているため注意が必要です。

  1. 「栄養表示」の文字
  2. 1食分もしくは1包装あたり○g(またはml)、本包装は○個入り
  3. (1)「1食分もしくは1包装あたり」と「100g(またはml)あたり」または(2)「1食分もしくは1包装あたり」と「1日あたりの摂取量の参考値に占めるパーセンテージ」
  4. 熱量
  5. タンパク質含有量
  6. 脂肪、飽和脂肪(または飽和脂肪酸)、トランス脂肪(またはトランス脂肪酸)含有量
  7. 炭水化物、糖含有量〔糖は単糖と二糖の和。検査の際には主にブドウ糖、果糖、ショ糖、麦芽糖、乳糖、ガラクトースを調べる〕
  8. ナトリウム含有量
    「包装食品の栄養表示上の順守事項」第2条で定義された栄養強調表示、または「包装食品の栄養強調表示上の順守事項」に記載されたその他の栄養含有量。その他の栄養素は製造者が自主的に記載する。

また、2018年3月には「包装食品の栄養表示上の順守事項」および「栄養表示が免除される包装食品の規定」が改正されました。栄養成分表示は、可食部分の100gもしくは100ml、または、1食分もしくは1包装その他の1単位あたりの栄養成分の含有量について表示する必要があります。単位を1食分とする場合は、その量(g、mlまたは個数など)を併せて記載します。ただし、水・ミネラルウオーター、氷などについては、栄養表示が免除されます。

「食品アレルゲン表示規定」により、容器入り、または包装されて市販されるもので、アレルギー体質者にアレルギー反応を起こさせる物質を含んでいる食品については、その容器またはパッケージに、アレルギー物質の名称を含む警告表示を表示しなければなりません。
同規定は2018年8月21日に改定した旨が公告され、2020年7月1日から施行されることになりました。従来規定と新規定は次のとおりです。

2020年6月30日以前:
アレルギー物質の対象は次の6点です。「本製品には○○が含まれています」「本製品には○○が含まれています。アレルギーのある方はお召し上がりにならないでください」またはこれと同等の意味を持つ文言によって目立つように表示しなければなりません。
  1. エビおよびその製品
  2. カニおよびその製品
  3. マンゴーおよびその製品
  4. 落花生およびその製品
  5. 牛乳およびその製品。ただし牛乳から抽出されるラクチトールを除く
  6. 卵およびその製品
2020年7月1日以降:
アレルギー物質の対象は次の11点です。
  1. 甲殻類およびその製品
  2. マンゴーおよびその製品
  3. 落花生およびその製品
  4. 牛乳、ヤギ乳およびその製品。ただし、牛乳およびヤギ乳から抽出されるラクチトールを除く
  5. 卵およびその製品
  6. 堅果類およびその製品
  7. ゴマおよびその製品
  8. グルテンを含む穀物およびその製品。ただし、穀物から製造されたグルコースシロップ、マルトデキストリンおよびアルコールを除く
  9. 大豆およびその製品。ただし、大豆から得られた精製度の高いまたは純化された大豆油(脂)、混合形態のトコフェロールおよびその誘導体、植物ステロール、植物ステロールエステルを除く
  10. 魚類およびその製品。ただし、ビタミンやカロテノイド製剤の担体に使われる魚類ゼラチンやアルコールの清澄剤に使われる魚類ゼラチンを除く
  11. 亜硫酸塩類や二酸化硫黄などを使用し、その最終製品中に二酸化硫黄として10mg/kg以上残留している製品
次のいずれかの方法により目立つように表示しなければなりません。
  1. 「本製品には○○が含まれています」「本製品には○○が含まれています。アレルギーのある方はご遠慮ください」またはこれと同等の意味を持つ文言。
  2. 品名に「○○」を明記する。当該方法により表示する場合には、含有するアレルギー物質をすべて品名において明記しなければならない。
なお、乳幼児向け乳製品およびそのほか特定疾病向け製品の栄養表示は「乳幼児向け包装製品、その他特定疾病向け製品の栄養表示に係る遵守事項」に基づいた対応が求められます。
また、フレッシュミルク、加工ミルク(例えば濃厚ミルク、低脂肪乳など)、粉乳などに関しては、「牛乳、ロングライフ牛乳、フレーバーミルク、粉乳製品のラベルおよび表示名に係る規定」において定められた各品目の定義や、それぞれに使用可能な品目名などにのっとった表示が必要です。
コーヒークリームについては、2017年7月1日より、乳製品を含まない場合にはその旨を明記しなくてはなりません。また、乳製品の含有量が50%以下の場合には、乳製品が主な原料ではない旨の表示が必要です。

関連リンク

関係省庁
衛生福利部食品薬物管理署(中国語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
行政院農業委員会農糧署(中国語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
根拠法等
食品安全衛生管理法(中国語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
食品安全衛生管理法施行細則(中国語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
消費者保護法(中国語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
消費者保護法第24条2項に関する衛生福利部の解釈(日本からの輸入食品に対して原産地に国名および都道府県名を表記する必要性について)(中国語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
包装食品の栄養表示上の順守事項(中国語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(133KB)(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
公告「包装食品の栄養表示上の順守事項」(中国語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
公告修正「包装食品の栄養表示上の順守事項」(中国語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
公告修正「栄養表示が免除される包装食品の規定」(中国語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
食品および関連製品輸入検査弁法(中国語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
その他参考情報
農林水産省「各国の食品・添加物等の規格基準」外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
衛生福利部食品薬物管理署「牛乳、ロングライフ牛乳、フレーバーミルク、粉ミルク製品のラベルおよび表示名にかかる規定」(中国語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
衛生福利部食品薬物管理署「包装クリーマー製品のラベルに係る規定」(中国語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
衛生福利部食品薬物管理署「乳幼児向け包装製品、そのほか特定疾病向け製品の栄養表示にかかる遵守事項」(中国語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

7. その他

調査時点:2019年11月

「食品安全衛生管理法」第9条に基づき、食品トレーサビリティ制度が実施されています。「食品および関連産品のトレーサビリティ管理法」に基づき、食品業者は食品の原料・半製品・最終製品の流れを追跡するための、独自のトレーサビリティ制度を自主的に確立します。食品業者が輸入業務、販売業務などをした際には書面または電子文書で次の情報を管理する必要があります(詳細は同規則を確認してください)。

  • 製品情報(製品名・原料情報・処理業者・輸出業者情報・重量・ロット番号・製造日など)
  • 商品の表示(マーク・記号・画像や文章など)
  • 製品のフロー(物流業者情報・製品情報・納品日など)

牛乳、乳製品の輸入業者・生産者・加工業者などに対応が求められるほか、包装された粉乳およびそのほか調製粉乳、乳幼児向け乳製品に関しては、販売業者も対象となります。

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