日本からの輸出に関する制度 健康食品の輸入規制、輸入手続き

韓国の食品関連の規制

1. 食品規格

調査時点:2019年7月

健康機能食品の規格については「健康機能食品の基準および規格」「食品の基準および規格」「食品添加物の基準および規格」「器具および容器・包装の基準および規格」などに定められています。
食品の場合、共通して、重金属、異物、細菌および大腸菌群、食中毒菌、ダイオキシン、放射性物質、残留農薬、残留動物用医薬品、医薬品成分、タール色素などの規格が定められています。
健康機能食品の場合は、「健康機能食品の基準および規格」の個別基準および規格をご参照ください。個別基準が設定されてない品目などは、一般食品の共通基準が適用されます。

2. 残留農薬および動物用医薬品

調査時点:2019年7月

残留した農薬および動物用医薬品については「食品の基準および規格」(農薬:第2.食品一般に対する共通基準および規格3.食品一般の基準および規格7)農薬の残留許容基準。動物用薬品:第2.食品一般に対する共通基準および規格3.食品一般の基準および規格8)動物用医薬品の残留許容の基準」)に定められています。別途残留許容基準を定めていない場合は、次の各項の基準が順次適用されます。

  1. 農産物の場合、0.01mg/kgを適用する。
  2. 原料食品の残留許容基準の範囲内で残留が許可される。原料の含有量に応じて、原料農産物および畜産物の残留農薬基準を適用する(乾燥などの過程により水分含有量が変化した場合には、水分含有量を考慮して適用)。

食品別の残留農薬における基準は、 韓国食品医薬品安全処のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますでも確認できます。

3. 重金属および汚染物質

調査時点:2019年7月

重金属および汚染物質、含有禁止の化学物質、食品の成分として使用が禁止される物質などの規定については、「食品の基準および規格」に定められています。
基準が別途設定されていない加工食品の重金属、カビ毒素などの汚染物質の基準は、原料の含有量に応じて、農・林・水産物の基準を適用し、乾燥などの過程により水分含有量が変化した場合は、水分含有量を考慮して適用します。
韓国食品医薬品安全処は、「食品の基準および規格」をウェブサイトでも検索できるように公開しています。

健康機能食品の場合、個別基準および規格は「健康機能食品の基準および規格」を参照してください。
個別基準および規格で定めてない機能性原料の重金属規格は、鉛は1.0mg /kg以下、カドミウムは0.3mg/kg以下とする。

4. 食品添加物

調査時点:2019年7月

食品中の食品添加物の使用は、「食品添加物の基準および規格」で定められています。 ある食品には使用できない食品添加物が、その食品添加物を使用できる原料に由来したものであれば、原料から移行された範囲内で食品添加物の使用基準の制限を受けません。
食品添加物の品目別使用基準は、韓国食品医薬品安全処のウェブサイト(韓国語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで検索できます。

5. 食品包装規制(食品容器の品質または基準)

調査時点:2019年7月

食品容器については、「食品衛生法」に基づく、韓国食品医薬品安全処告示「器具および容器・包装の基準および規格」で定められています。同告示には、器具および容器・包装についての共通の製造基準、共通規格、用途別規格、基準および規格の適用、基準および規格の適合性判定、検体の採取と取り扱い方法、保存と流通基準などが定められています。
包装容器のリサイクルに関しては、「資源の節約とリサイクル促進に関する法律」に定められており、製造業者と輸入業者は、環境部令「製品の包装材質・包装方法に関する基準等に関する規則」と環境部告示「包装材の材質・構造の改善等に関する基準」などに従う必要があります。

6. ラベル表示

調査時点:2019年7月

輸入健康機能食品は、通関をする前までに、消費者に販売する製品の最小販売単位別の容器や包装に「食品等の表示・広告に関する法律」「健康機能食品の表示基準」に従い、次の事項を表示しなければなりません。表示は韓国語で行わなければなりませんが、消費者の理解を助けるために漢字や外国語を混用、または併記して表示することができます。その場合の漢字や外国語は、韓国語表示の活字と同じまたは小さい活字で表示しなければなりません。詳細は関連リンクの「健康機能食品の表示基準」を参照してください。

  • 健康機能食品であることを示す表示(文字または図案)
  • 製品名
  • 原産国名
  • 製造業者名
  • 事業者(輸入業者もしくは販売業者)名と所在地
  • 流通期限と保管方法
  • 内容量
  • 栄養情報(項目ごとにそれぞれ基準が設定されています)
  • 機能についての説明(機能性表示に関する情報は、関連リンクの「食品安全ナラ」でご覧ください)
  • 摂取量、摂取方法、および摂取上の注意
  • 原料名と含有量
  • 病気の予防と治療のための医薬品ではないという旨の表現
  • 消費者の安全のための注意事項※
    ※保存料や色素などの食品添加物を使用していないとの表示(ただし、「食品添加物の基準と規格」で該当する場合に限る)、動物由来の成分名、起源動物と使用部位の表示など(該当する場合に限る)など
  • 「資源の節約とリサイクル促進に関する法律」による表記
  • 「遺伝子組換え食品などの表示基準」による表記(該当する場合に限る)

なお、日本で食品が流通される際に使われる「賞味期限」は、韓国では法的に通用できるものはないため、「流通期限」として表記しなければなりません。

健康機能食品は、「食品等の表示・広告に関する法律」により、「栄養表示対象の食品として指定される品目」であり、次の表示が必要です。詳細は、「食品等の表示・広告に関する法律施行規則別表4」を参照してください。

  1. エネルギー(熱量)
  2. ナトリウム
  3. 炭水化物
  4. 糖類(食品、畜産物、健康機能食品に存在するすべての単糖類と二糖類をいう。ただし、カプセル、錠剤、丸剤および粉末状の健康機能食品は除く)
  5. 脂肪
  6. トランス脂肪(Trans Fat)
  7. 飽和脂肪(Saturated Fat)
  8. コレステロール(Cholesterol)
  9. タンパク質
  10. 「1日当たり栄養成分基準値」にある栄養成分の量(栄養表示や栄養強調表示をする場合に限る)

これらの栄養成分を表示するときは、次の各号の事項を表示しなければなりません。

  1. 栄養成分の名称
  2. 栄養成分の含有量
  3. 「1日当たり栄養成分基準値」に対する割合

関連リンク

7. その他

調査時点:2019年7月

食品安全・衛生に関する法律には、韓国食品医薬品安全処が管轄している「食品衛生法」があります。この法律は、食品により生じる衛生上の危害を防止し、食品の栄養向上を図り、食品に関する正しい情報を提供し、国民の健康増進に寄与することを目的としています。
この法律に基づいて、食品・食品原料・食品添加物・食品容器・食品器具・食品包装などの食品関連の基準・規格・規則などが定められています。

韓国食品医薬品安全処長は、食品の原料管理、製造・加工・調理・小分け・流通のすべての過程で危害物質が食品に混じることや、食品が汚染されることを防止するために、各プロセスの危害要素を確認・評価して重点的に管理する基準を食品ごとに定めて告示することができます。
総理令で定める食品を製造・加工・調理・小分け・流通する営業者は、この規定により韓国食品医薬品安全処長が告示した食品安全管理の認証基準を守らなければなりません。

また、食品の輸入規制は、韓国食品医薬品安全処が管轄している「韓国輸入食品安全管理特別法」で定められています。同法により、輸入する食品などの海外の製造会社の名称、所在地および製造品目など、同法施行規則で定める事項を輸入申告7日前までに韓国食品医薬品安全処長に登録しなければなりません。また、登録をした海外製造業所に対しては、査察官が来日して現地実態調査を行う可能性があります。

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