外資系企業動向

エネルギー、防衛および各種先端的施設における技術コンサルタントサービスを提供する米国のジェイコブスが日本オフィスを開設

2023年06月12日

ジェイコブス（Jacobs Solutions Inc.）は、エネルギー、宇宙、水素、防衛、インフラ、サイバーセキュリティ、デジタル、データセンターなど、さまざまな産業分野で設計、建設、コンサルティング、保守ソリューションなどの専門技術サービスを国際的に提供する企業として1947年に米国で設立。エネルギー、防衛および各種先端的施設における技術コンサルタントサービスの需要拡大に対応するため、3月28日、ジェイコブスのCEOであるボブ・プラガダによって正式に日本初となるオフィスを東京に開設。同社は日本の原子力発電所の廃止措置と廃棄物管理を支援し、国内企業と協力して新しいハイテクで革新的なビジネスを構築していく。

拠点設立: 2023/03
進出先: 東京都

環境・エネルギー
米国

2016年以降、ジェイコブスは東京電力に福島第一原子力発電所の廃止措置に向けたプログラム管理支援を行っており、被害を受けた原子炉の内部の状況について重要な情報を得るための新しいロボットツールの開発にも取り組んでいる。また、米空軍の横田基地、三沢基地、キャンプ座間での施設計画、プログラミング、設計、建設管理にも携わっている。

ボブ・プラガダCEOは次のように述べている。「ジェイコブスは、日本における主要な国家安全保障の取り組みを促進し、いくつかの新しいデータセンター・キャンパスで顧客に協力しています。私たちは、技術的なコンサルティング能力と主要な分野における深い領域での経験を活かし、私たちがサービスを提供する地域社会に前向きな変化をもたらし、クライアントにとって永続的な利益をもたらし、日本での関係をさらに強固なものにしていきます。」