外資系企業動向 重機の油圧エネルギー回収・再利用技術と既存重機の電動化技術により、燃料消費の削減と脱炭素への貢献が期待されるREADi ROBUST MACHINEが、愛知県名古屋市に日本法人を設立

2026年06月22日

READi ROBUST MACHINE外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは、掘削機などの油圧で動作する既存の重機に自社の油圧エネルギー回収装置を後付けで装着し、回収したエネルギーをブーム(メインアーム、または主腕) を持ち上げる動力として再利用すると同時に、エンジン負荷を低減することで燃料消費の削減を図るソリューションを提供している。加えて、既存の掘削機を有線式の電動重機へ転換する電動化ソリューションも展開している。

拠点設立
2025/05
進出先
名古屋市 , 愛知県

  • 環境・エネルギー
  • 韓国

READi ROBUST MACHINEは、2021年に韓国で設立されたグリーンテック企業であり、既存の重機に後付け可能なレトロフィット型の燃費改善技術を提供することで、世界中の重機の燃費向上と顧客の現場運用コストの削減を実現し、あわせて環境負荷の低減にも貢献することを目指している。

同社は、掘削機などの油圧で動作する既存の重機に自社の油圧エネルギー回収装置を後付けで装着し、回収したエネルギーをブームを持ち上げる動力として再利用すると同時に、エンジン負荷を低減することで、重機全体の燃費を改善し、条件に応じて燃料消費の20~30%程度の削減が期待できるソリューションを提供している。

また、既存の重機に電動モーターで油圧ポンプを駆動するシステムと油圧エネルギー回収装置を組み合わせ、ソフトウェア制御によって電力利用を最適化する重機の電動化ソリューションも提供している。重機を有線電動化することで総エネルギーコストの低減が期待でき、スクラップ工場、建設廃棄物処理工場、セメント会社などの高稼働現場では、顧客から、既存のディーゼル掘削機と比較して電気料金ベースで約60%の運用コスト改善が見られたとのフィードバックも得ている。こうした特性により、電動化投資の早期回収が期待できるとともに、脱炭素化への貢献も見込まれる。

同社は、日本企業との実証プロジェクト(PoC)を起点として日本市場に参入する戦略を進めており、現在、愛知県および大阪府の企業と具体的な協議を行っている。なかでも愛知県では、日本企業との実証プロジェクトがすでに進行中である。日本国内でのビジネス拡大と顧客サポート体制の強化を目的として、日本法人を設立した。

同社の日本法人「READiロバストマシン株式会社」の設立に際し、ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター(IBSC)は、ジェトロ名古屋貿易情報センターとともに、行政書士、税理士、社労士、銀行、あいち産業振興機構、Station Aiの紹介、制度情報提供の支援を行った。

READi X(エネルギー回収)装置

READi EX(電動化)装置の実装

READi EXを実装しPoCを実施した重機

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