外資系企業動向

安全かつユーザーフレンドリーなブロックチェーンと暗号資産ソリューション製品を提供する台湾のフィンテック企業CoolbitXが東京都に日本法人を設立

2023年01月10日

Sygna株式会社の台湾親会社 CoolBitX Ltd.外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは、2014年に設立され、ブロックチェーンセキュリティ技術の革新と開発に取り組み、仮想通貨を保管・管理できる世界初のスマホ連動型クールドウォレット「CoolWallet」(注)の開発および販売を行っている。暗号資産を証券やファンドのような成熟した投資市場として普及させ、暗号資産を保全することによって誰もが安心して投資できることを目指している。さらに、2021年8月に台湾の経済政策を担う国家発展委員会が支援するスタートアップブランド「Startup Island TAIWAN」の「NEXT BIG」にブロックチェーン企業として唯一選出された。なお、クールウォレットはこれまで世界80カ国で30万枚以上が販売され(2022年11月時点)、クールドウォレット市場で世界TOP3のシェアをほこり、200億ドル以上の暗号資産を保護している。

  1. (注)

    暗号化された資産を安全に管理することが可能なハードウェアコールドウォレットです。

拠点設立
2020/02
進出先
東京都

  • ICT
  • 台湾

同社は、急速に変化する暗号資産業界・ユーザーを対象にテクノロジーソリューションを提供し、ユーザーのモバイル端末とBluetoothでペアリング可能なクレジットカードサイズのハードウェアウォレット「CoolWallet」のほか、暗号資産サービスプロバイダー(VASP)が金融業界の規制に準拠する際のプロセスの簡素化を実現するコンプライアンスソリューション「Sygna」も提供している。同社は国際的な情報セキュリティー評価基準(ISO15408)を備え、セキュリティー面ではリード役として、暗号資産の普及促進に繋がることが期待される。

同社は2018年3月、SBIホールディングス株式会社と連携。さらに2020年2月にSBIホールディングスをリードインベスターとしたシリーズBラウンドで1,657万ドル(約18億5,000万円)を調達した。日本市場に向けて新たに展開する規制対応事業の一環として、暗号資産業界による規制準拠対応を支援にする目的で、2020年2月東京都にてSygna株式会社を設立した。

同社の日本拠点設立に際し、ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター(IBSC)は、コンサルテーション(労務、フィンテック)を提供した。

同社のハードウェアウォレット「CoolWallet」

CoolWallet Proはカードサイズで、Bluetoothによるモバイル端末とのペアリングが可能

Startup Island TAIWANの「NEXT BIG」にブロックチェーン企業として唯一選出された

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