外資系企業動向

医療人工知能(AI)専門企業AITRICS、東京都に事務所を設立

2025年11月20日

AITRICS社外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは、医療人工知能ソフトウェアを開発する韓国企業

拠点設立
2025/03
進出先
東京都

  • デジタル・AI
  • バイオテクノロジー・ライフサイエンス
  • 韓国

医療AI企業、AITRICSは、現役の医師であるキム・グァンジュン代表が自ら経験した医療現場での課題を解決すべく、2016年に韓国のソウルにて設立された。

AI技術を活用した臨床意思決定支援システム(CDSS)の開発・提供を行っており、主力ソリューションである「AITRICS-VC」は、入院患者の電子カルテ(EMR)をリアルタイムで解析し、敗血症・心停止・死亡などの重篤な状態を早期に予測することを可能としている。現在「AITRICS-VC」はすでに韓国国内150以上の医療機関に導入されており、医療現場のワークフロー改善と患者の安全向上に貢献している。また、診療前の問診からアフターケアまでの一連のプロセスを支援する医療従事者向けコパイロットAIソリューション「V.Doc Pro(ブイドック・プロ)」を通じて、診療効率と患者管理の精度を高めている。同社は、日本の医療現場における人材不足、DX化、遠隔医療ニーズを見据え、2025年3月、東京都中央区に日本法人「AIトリックス株式会社」を設立した。現在、同社はPMDA認可の取得を準備中であり、今後更なる日本企業との連携を通じて、医療AI技術の実用化領域をさらに拡大していく予定である。

ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター(IBSC)は同社に対し、日本の医療業界の専門家コンサルテーションや日本企業との面談アレンジを行った。

AITRICS-VCとV.Doc ProのAI医療ソリューションを紹介する画像。左側には『AIソリューションで患者の状態悪化を予測』と表示され、患者データの一覧画面が示されている。右側には『AI医療アシスタントで医療者は診療だけに集中』と表示され、診療支援システムの画面とスマートフォン画面が並んでいる。

予測と支援で医療をスマートに

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