外資系企業動向

ESG関連リスク分析のデータベースを提供するスイスのRepRiskが日本法人を東京都に設立

2023年02月21日

RepRisk外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますはESG〔環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)〕とビジネスリスクに特化したスイス企業。主力製品の「RepRisk ESG Risk Platform」は、世界の22万以上の公的機関・民間企業とダムやパイプライン、サプライヤー施設など6万2,000のインフラプロジェクトのデータを包括的に網羅している。データベースは主に銀行、保険会社、資産運用会社などの金融機関によって、デューデリジェンスやESG統合、リスクマネジメントのために活用されている。1998年に設立され、従業員数は300名超。現在は世界6ヵ国に拠点を構え12ヵ国でビジネスを展開している。

拠点設立
2022/01
進出先
東京都

  • サービス
  • スイス

同社は23ヵ国語でAIと人間のインテリジェンスを組み合わせ、企業自身によって公開されている情報を除外した公開情報から日々リスクを特定し、企業が世界中でどのようにビジネスを展開しているか、実態を確認する役割を果たす。同社の顧客は、101のESG要素やUNGC(注1)、SASB(注2)、SDGsなどの基準にマッピングされたデータと指標を活用することができる。

日本においてESGの重要性が増す中、同社はさらなる事業拡大に向け、2022年1月、東京都にレプリスクジャパン株式会社を設立。またジェトロの紹介をきっかけに、東京都のグリーンファイナンス外国企業進出支援事業(令和3年度)に採択されており、設立および事業展開にあたっては、東京都からも支援を受けている。

RepRiskは一連のESGに関するデータサイエンスと定量的ソリューションを提供する

同社の日本拠点設立に際し、ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター(IBSC)は、規制・制度情報提供、サービスプロバイダの紹介・面談アレンジ、コンサルテーション(ビザ・労務)を行った。

  1. (注1)

    United Nations Global Compact

  2. (注2)

    Sustainability Accounting Standards Board

日本での拠点設立をサポートします

ジェトロIBSCでは、外国企業・在日外資系企業向けに、拠点設立に伴う登記手続やビザ申請等のサポートなど、企業のニーズやビジネスフェーズに合せた各種支援メニューを用意しています。

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