外資系企業動向

フランスの製薬企業サノフィがエスエス製薬成田工場への投資を拡大

2022年10月12日

エスエス製薬株式会社外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは、OTC医薬品(一般用医薬品)やヘルスケア製品に特化した製薬会社で、フランスのパリに本社を置く、製薬企業サノフィグループの一員としてコンシューマー・ヘルスケア事業の一翼を担う。サノフィは、世界約100か国において146の国籍からなる約10万人の社員がヘルスケア・ソリューションの創出と提供に取り組む製薬企業世界最大手の一つ。日本においては、免疫疾患、先天性疾患・希少疾患、がん、糖尿病、循環器疾患の医療用医薬品や、ワクチン、セルフケアソリューションの提供など、幅広く事業を展開している。

事業拡大
2022/10
進出先
千葉県

  • バイオテクノロジー/ライフサイエンス
  • フランス

エスエス製薬は、1765 年の創業以来、250余年にわたり健康へのニーズに応えるさまざまな製品を提供している。2001年よりドイツの医薬品メーカーであるベーリンガーインゲルハイムの傘下に入り、2010年より同社の完全子会社となったが、2017年、ベーリンガーインゲルハイムとサノフィとの事業交換に伴い、サノフィグループの一員となった。

その後サノフィは、エスエス製薬成田工場の倉庫の新設および完全自動化を図り、最新の打錠機器(医薬品と添加物の混合物またはそれらを顆粒等にしたものを圧縮して錠剤を製造する機器)や、画像認識技術による品質検査装置の導入のため大規模な再投資を行ってきた。2022年10月には、最先端技術を用いた造粒・調剤が可能となる新製剤棟が竣工した。先進技術の導入を通して製造工程の高度化や環境負荷低減を達成し、製薬業界の技術的リーダーシップを発揮していく。  

エスエス製薬成田工場の新製剤棟

サノフィによるエスエス製薬成田工場への再投資にあたり、ジェトロ千葉は、ジェトロの対日投資・ビジネスサポートセンター(IBSC)と連携し、コンサルテーション(税務)、インセンティブ情報の提供、地方自治体との面談アレンジおよび制度新設をめぐる協議支援を行った。

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