外資系企業動向

スウェーデンに本拠を置くフロープレート製造企業が、日本にデモラインを設置

2022年10月06日

Cell Impact AB外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは1999年に設立され、スウェーデンに本社を置く先進的なフロープレート（※）を燃料電池メーカーに提供する世界的なサプライヤー。同社は、特許取得済みの独自の高速成形法であるCell Impact Forming™を開発した。これにより、従来と比較して、より高度なデザインのフロープレートを製造することが可能となり、コストとエネルギー効率に優れた燃料電池の発展に寄与している。

  1. ※

    フロープレート：燃料電池の各セルの間に挟んで、燃料ガスや空気を遮断する役割を果たす板状の部品。各セルに対し、ガスが流れる流路を作りこんで，燃料ガスや空気を送り込む機能を担う。

事業拡大
2022/
進出先
浜松市
  • 環境・エネルギー
  • スウェーデン

Cell Impactは、燃料電池や電解装置の重要な市場である日本において、数年にわたりフロープレートの顧客開発プロジェクトを実施してきており、2021年2月に東京にセルインパクトジャパン株式会社を設立した。この度、自動車部品サプライヤーである株式会社エフ・シー・シー（F.C.C. Co., Ltd.）と共同で、浜松市にあるエフ・シー・シー敷地内にCell Impact Formingのフロープレート成形ラインを設置すると発表した。生産ラインは今秋に稼働する予定である。

ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンターは、Cell Impact の日本デモライン設置を支援するため、サービスプロバイダー（不動産）、地方自治体の紹介を行った。

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