外資系企業動向

先進創傷ケアの分野でリードする治療用生物製剤の米国最大手メーカーMIMEDXが東京に日本法人を設立

2022年12月12日

MIMEDX Group, Inc.外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます は、創傷ケア、熱傷、さまざまな外科的用途の治癒促進や炎症の抑制のためのヒト胎盤組織由来の同種移植片を開発・販売する治療用生物製剤米国メーカーである。2008年設立以降、ヒト胎盤組織工学のパイオニアとして、これまでに米国で250万個以上の同種移植片を供給してきた。

拠点設立
2021/08
進出先
東京都

  • バイオテクノロジー/ライフサイエンス
  • 米国

同社製品エピフィックス(EPIFIX)乾燥ヒト羊膜・絨毛膜同種移植片は、2021年6月7日に、日本で初めてヒト羊膜使用組織治癒促進用材料として薬事承認され、2022年9月1日より保険適用となった。本製品は、クラス IV (高度管理医療機器)および特定生物由来製品に分類されており、既存治療で奏効しない糖尿病性潰瘍や静脈性下腿潰瘍などの難治性潰瘍の治療として使用される。エピフィックスの保険適用は、医師や患者に新しい治療の選択肢を増やし、最適な創傷ケアを提供することができる。海外では、米国、オーストラリア、欧州、中東、アジアなど、世界20ヵ国以上で販売されている。

同社は、日本を重要な市場と位置付けており、市場参入を目的に2021年8月に東京にマイメディクスジャパン合同会社を設立した。現在、本格的に販売開始に向けた準備をしている。

同社の日本市場参入に際し、ジェトロ対日投資ビジネスサポートセンター(IBSC)では、会社設立に係るコンサルテーション(登記、税務、労務)、市場情報、規制・制度情報提供、PR支援、サービスプロバイダ(不動産会社)の紹介などの支援を行った。

ヒト羊膜使用組織治癒促進用材料(EPIFIX)

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