外資系企業動向

シーメンス・エナジー株式会社をグリーンイノベーション基金事業に採択

2021年11月30日

経済産業省と、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業「再エネ等由来の電力を活用した水電解による水素製造プロジェクト」に、シーメンス・エナジー株式会社、東レ株式会社、山梨県企業局、東京電力ホールディングス株式会社・東京電力エナジーパートナー株式会社、日立造船株式会社、三浦工業株式会社、株式会社加地テックの全8社が共同で応募し、これに採択された。シーメンス・エナジーは8社の中で唯一の外資系企業である。

設立年月
2020/06
進出先
東京都

  • 環境・エネルギー
  • ドイツ

8社は山梨県甲府市の米倉山電力貯蔵技術研究サイトで、メガソーラー(大規模太陽光発電所)からの電力を安全・安心に水素エネルギーに転換する、PEM型⁽※⁾水電解装置の技術開発、建設、実証を共同で推進する予定である。同装置は10メガワットクラスであり、国内では最大級の大型電解装置となる。

政府は、「2050年カーボンニュートラル」の目標達成のため、エネルギー・産業部門の構造、需要転換や、大胆な投資によるイノベーションといった現行の取組の加速に向け、「グリーンイノベーション基金事業」を立ち上げた。NEDOに2兆円の基金を造成し、官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これに経営課題として取り組む企業などに対して、研究開発・実証から社会実装まで、10年間継続して支援する。

シーメンス・エナジー 外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます (本社:ドイツ・バイエルン州・ミュンヘン)は将来のエネルギー技術について、顧客やパートナーと持続可能な世界を目指す、リーディング・カンパニーであり、発電から送電、蓄電まで、エネルギーバリューチェーンのほぼ全ての製品ソリューション、サービスのポートフォリオをカバーしている。同社のポートフォリオには、ガスタービンや蒸気タービン、水素で稼働するハイブリッド発電所、発電機や変圧器などの従来型および再生可能エネルギー技術が含まれ、これらの50%以上はすでに脱炭素化されている。

Siemens Gamesa Renewable Energy (SGRE) の株式の過半数を取得していることから、再生可能エネルギーの世界的マーケットリーダーとして業界を牽引し、世界全体の16%(6分の1)の電力が、同社の技術に基づき発電されていると言われている。世界90カ国以上で、9万1千人以上の従業員を有し、2021年の会計年度では約285億ユーロの収益を上げている。

同社と東レは、両社の水素・燃料電池関連技術・事業などを生かし、PEM型水電解を用いたグリーン水素製造技術の創出を図るパートナーシップを締結している。今回のグリーンイノベーション基金事業も当パートナーシップ構築の一環である。

代表取締役社長兼CEO 大築康彦氏

シーメンス・エナジーは、当基金事業に参画し、コンソーシアムを形成する事により、さらなる再生可能エネルギー由来の電力を使用する「グリーン水素」の製造、及び供給、電力市場への統合、商業化の実現を目指している。当基金を活用することにより、電解装置の大型化、一層のコストダウンに取り組み、将来的には世界各国・地域への導入拡大を進め、カーボンニュートラルな社会の実現達成に貢献することを目指す。

  1. 水素の原子核を移動させることが出来る固体高分子膜(Polymer Electrolyte Membrane)を用いた水電解であり、変動電力に対する 柔軟性が高く、比較的コンパクト化が容易という特徴がある。


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