中東各国で新型コロナ感染者数が減少、規制緩和が進む

(中東)

中東アフリカ課

2022年05月13日

中東各国の新型コロナウイルス感染者数は、5月の現時点で、減少傾向となっている。オックスフォード大学の「Our World in Data外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を基に、2022年に入ってからの中東6カ国〔トルコ、イラン、イスラエル、アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、カタール〕の累計感染者数の推移をみると(添付資料図参照)、1月中旬から2月上旬にかけてはオミクロン株流行の影響もあり、イスラエル(1月19日:24万3,295人)やトルコ(2月4日:11万1,157人)で、過去最高の新規感染者数を記録するほどの急増傾向となった。

しかしその後、ワクチンのブースター接種などが進んだ結果、2月中旬ごろからは減少に転じ、5月10日時点でイスラエルが1日当たり2,412人、トルコは1,858人と大きく下がっている。GCC諸国では100~500人台となっている。

感染者数の減少を受けて、各国では規制緩和が進んでいる。ジェトロがまとめた「中東地域における日本からの入国・国内規制・手続き一覧(4月21日時点の掲載版、添付資料表参照)」や各国の記事(注)によると、入国に当たっては、UAE、サウジアラビア、オマーンでは所定の回数(2~3回以上)のワクチン接種が完了していれば、事前のPCR検査が不要となっている。イスラエル、バーレーン、クウェートではワクチン接種という要件も求められておらず、入国時の検査や自己隔離も、イスラエルやカタールなどを除く多くの国で原則不要となっている。

国内規制についても、マスクの着用義務は、イランを除く国々では、屋外で不要となっており、イスラエルとトルコは屋内外で解除となっている。公共交通機関や店内飲食の利用も、サウジアラビアやUAEアブダビ首長国など一部ではアプリの提示義務があるものの、原則自由となっている。

(注)各国の入国手続きや国内規制の詳細については、以下の記事を参照。イスラエル(2022年4月25日記事)、サウジアラビア(2022年4月27日記事)、イラン(2022年4月28日記事)、トルコ(2022年5月2日記事)、UAE(2022年5月2日記事)、その他GCC諸国(2022年5月10日記事)。

(米倉大輔)

(中東)

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