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マクロン大統領が南ア訪問、2国間関係の強化を約束

(南アフリカ共和国、フランス)

ヨハネスブルク発

2021年06月04日

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は5月28日、南アフリカ共和国を初めて公式訪問した。EU加盟国首脳の南ア公式訪問は、2020年2月のドイツのアンゲラ・メルケル首相以来となった(2020年2月21日記事参照)。同日には、南アのシリル・ラマポーザ大統領との首脳会談が実施された。ラマポーザ大統領は、5月18日にフランス政府がアフリカとEUの首脳を招いてパリで開催した「アフリカ経済の資金調達に関する首脳会合」に参加していた。

ラマポーザ大統領は会談後の声明外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで、マクロン大統領とは主に新型コロナウイルス、気候変動、世界の安全保障および2国間関係について議論したと発表した。新型コロナウイルスに関しては、両国での研究開発や(ワクチンの)生産について協力関係の深化を約束した、と述べた。2国間関係においては、両国間の貿易投資を強化することを再確認し、既に発効済みのEUと南部アフリカ開発共同体(SADC)との経済連携協定(2016年10月13日記事参照)の実行に加え、2021年1月から運用が開始されたアフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA、2021年1月7日記事参照)の成功に向けた協同に合意した、と述べた。

南アの貿易については、フランスからの輸入額はEU加盟国でドイツ、イタリアに次いで多く(2020年)、主に医薬品を輸入している。南アからフランス向けの主な輸出品は自動車(乗用車)だ。

フランスのAP通信は5月28日、マクロン大統領の南ア訪問中に、フランス政府がアフリカ諸国向けに数百万回分の新型コロナワクチンの供与を約束したほか、イスラム系武装勢力による散発的な襲撃が続くモザンビーク北部カーボ・デルガド州の治安情勢(2021年4月20日記事参照)の安定に向けた支援を約束したと報じている。同地域では、フランス資源大手トタルによる大規模な天然ガス開発プロジェクトが進められているが、治安の悪化により、プロジェクト関係者全員を退避させる状況が続いている(2021年4月30日記事参照)。

(高橋史)

(南アフリカ共和国、フランス)

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