12年ぶりのGDPマイナス成長、農林水産業など好調もホテル・レストランは大幅減

(ケニア)

ナイロビ発

2020年10月28日

ケニア国家統計局(KNBS)は10月15日、2020年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率が前期比マイナス5.7%だったと発表した(添付資料図参照)。2008年第3四半期以来のマイナス成長となった。最もマイナス幅が大きかったのはホテル・レストラン業で、マイナス83.3%だった。航空旅客便の停止や夜間外出禁止、飲食店でのアルコール類の提供禁止(2020年3月25日4月17日5月19日記事参照)などが影響した(注)。新型コロナウイルス拡大防止のため学校を閉鎖していた教育はマイナス56.2%、輸出入の伸び悩みや都市間移動の制限の影響を受けた運輸・倉庫業はマイナス11.6%だった。

一方、ケニアは2020年、潤沢な降雨に恵まれ、茶やサトウキビ、乳製品の生産は好調に推移し、農林水産業は6.4%のプラス成長だった(添付資料表参照)。そのほか、医療・社会事業(10.3%)、鉱業・採石(10.0%)、公共サービス(5.7%)、金融・保険業(4.2%)、建設業(3.9%)なども好調だった。現地メディアは、不景気は第2四半期が底で、第3四半期は活動規制の緩和とビジネス再開を背景に回復に向かう見込み、と報じている(「ビジネスデイリー」電子版10月22日)。

(注)国内商用便は7月15日、国際商用便は8月1日に再開(2020年8月3日記事参照)。夜間外出禁止は9月29日から午後11時~翌朝午前4時に緩和、同日から飲食店でのアルコール提供禁止を解除(2020年10月2日記事参照)。

(久保唯香)

(ケニア)

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