新型コロナ対策、夜間外出と都市間移動の禁止を延長

(ケニア)

ナイロビ発

2020年05月19日

ケニアのウフル・ケニヤッタ大統領は5月16日の会見で、(1)午後7時~翌午前5時までの夜間外出禁止、(2)ナイロビ首都圏、モンバサ郡、キリフィ郡、クワレ郡、マンデラ郡と他都市間の移動禁止を、6月6日まで21日間延長すると発表した。加えて、感染者数が多い隣国タンザニア、ソマリアとの各国境を、貨物の移動を除き、封鎖する。

ケニア保健省は、5月6日午後7時から5月21日まで15日間、感染拡大が見込まれるナイロビ市イースリー地区、モンバサ市オールドタウン地区と他地域間の移動を禁止した。また、在ケニア日本大使館によれば、ケニア政府はNOTAM(航空情報)を発出し、3月26日未明から5月6日まで延長されていた国際定期便運行の停止措置を、6月5日午後11時59分まで延長するとした。外国人の国外退避や緊急医療対応のためのチャーター機、国際貨物便などの発着は、ケニア当局の許可を得た上で運航可能としている。

ケニアでは5月17日時点で、感染者数887人、死者数50人、313人の回復が報告されている(ケニア保健省)。

(久保唯香)

(ケニア)

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