新型コロナ対策で、国際線の運航停止措置を延長

(ケニア)

ナイロビ発

2020年04月17日

ケニアは新型コロナウイルス感染者数の累計が4月15日時点で、東アフリカで最も多い225人(うち53人が回復、死者10人)だった。ケニア政府は4月5日、3月25日深夜から開始した貨物便を除く国際線の運航停止措置(2020年3月25日記事参照)を4月6日から30日間延長すると発表した。

加えて4月6日には、首都ナイロビ、モンバサ、キリフィ、クワレといった都市間の移動を制限するとした。通行証がなければ、ナイロビを出入りすることができない。経済活動の停滞や国内外の物流に懸念が生じる中、深刻なマスク不足も問題となっている。ケニアでは公共スペースでのマスクの着用が義務付けられ、違反すると2万ケニア・シリング(約2万円、1ケニア・シリング=約1.0円)または6カ月間の禁錮刑、またはその両方が科される。ナイロビでは、アフリカ布を使った手製のマスクを配る活動も行われている。

写真 マスク着用でナイロビの道路を清掃する作業員(ジェトロ撮影)

マスク着用でナイロビの道路を清掃する作業員(ジェトロ撮影)

(久保唯香)

(ケニア)

ビジネス短信 80d7997ecea7d4af