日本からの輸出に関する制度 青果物の輸入規制、輸入手続き

カナダの輸入規制

1. 輸入禁止(停止)、制限品目(放射性物質規制等)

調査時点:2019年8月

カナダ食品安全規則では、一部の青果物の等級が定められており、これらの商品をバルクコンテナで50kg以上(リンゴのみ200kg以上)輸入することは禁止されています。ただし、輸入を行おうとする申込者が、商品の輸入を予定している州と隣接する州で同等商品を取り扱う生産者団体や卸売企業に商品の在庫情報の開示を求め、商品の不足を証明できれば大臣免除が発行され、輸入が可能になります。

ただし、サクランボ、モモ、イチゴ、トマトについては、カナダが日本産のこれらの品目に対する検疫条件を設定していないため、前述の条件を満たしても輸出できません。 このほか、それぞれの商品の輸入の可否はその時々の植物病害の発生などにより変更になります。最新情報は、食品検査庁の自動輸入参照システム(Automated Import Reference System)でHSコードを使って検索が可能です。

このほか、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響により、カナダ政府は2011年4~6月にかけて日本からの輸入食品・飼料の定期検査を行うとともに、安全性を証明する書類の提出を求めていましたが、2011年6月13日以降はこうした上乗せ規制は撤廃されており、輸入禁止(停止)は行われていません。

2. 施設登録、輸出事業者登録、輸出に必要な書類等(輸出者側で必要な手続き)

調査時点:2019年8月

日本から青果物を輸入するためには、輸出者側で必要な書類などは特にありません。ただし、2019年1月15日のカナダ食品安全規則の施行に伴い、2020年1月15日以降は、輸入者の年間売上額が10万カナダドルを超える場合には、輸入者が予防管理計画を英語もしくはフランス語で保管することが求められるため、輸出者側にその情報を求めることが予想されます。詳細は、食品関連の規制の「1. 食品規格」を参照してください。

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3. 動植物検疫の有無

調査時点:2019年8月

青果物は動植物検疫の対象となります。代表的な青果物における検疫に関連する必要書類などは次のとおりです。

ナシ
園地・施設の登録、病害虫の発生調査、防除、選果・梱包などおよび輸出検査が必要。
リンゴ
次の(1)~(3)のいずれかが必要
(1)果実の袋かけ(結実から収穫まで)、栽培地における検査、選果施設の登録および輸出検査
(2)栽培地における検査、選果施設・消毒施設の登録、消毒(低温処理および臭化メチルくん蒸など)および輸出検査
(3)園地・施設の登録、病害虫の発生調査、防除、選果・梱包の実施などおよび輸出検査
ブドウ
栽培地における検査、臭化メチルくん蒸および輸出検査が必要。
トウガラシ、ピーマン
日本での輸出検査が必要。

また、病害虫(キバチの一種、キクイムシ類、マツノマダラカミキリなど)が梱包材に付着して侵入してくることを防止するため、カナダ食品検査庁では輸入貨物の木材梱包材(クレート、木箱、ダンネージ(荷敷き)、パレット、ケーブルドラム、スプール/リールなど)に、「植物検疫措置に関する国際基準No.15(ISPM No.15)」に沿った消毒処理を要求しています(厚さ6mm以下の木材や、プライウッドやパーティクルボード、OSB(雑木破砕接着合板)、ベニヤ板などは対象外)。

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