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日本からの輸出に関する制度 畜産物加工品の輸入規制、輸入手続き

品目の定義

本ページで定義する畜産物加工品のHSコード

1601:ソーセージその他これに類する物品(肉、くず肉または血から製造したものに限る)およびこれらの物品をもととした調製食料品
1602:その他の調製をし、または保存に適する処理をした肉、くず肉および血
1902.20:パスタ(詰物をしたものに限るものとし、加熱による調理をしてあるかないか、またはその他の調製をしてあるかないかを問わない)

韓国の食品関連の規制

1. 食品規格

調査時点:2019年10月

畜産物の規格については「食品の基準および規格」「食品添加物の基準および規格」「器具および容器・包装の基準および規格」などに定められています。
畜産物の場合、重金属、異物、細菌および大腸菌群、大腸菌、食中毒菌、ウェルシュ菌、黄色ブドウ球菌、ダイオキシン、ベンゾピレン、放射性物質、残留農薬、残留動物用医薬品、医薬品成分、揮発性塩基窒素(食肉の場合)、酸度および比重(原乳の場合)などの規格が定められています。

  1. ソーセージ(肉の含量が70%を超え、でん粉が10%以下)は、ソーセージ、発酵ソーセージ(発酵した後、熟成または乾燥したもの)、混合ソーセージ(食肉にほかの食品または食品添加物を使用したもの)で区分されます。亜硝酸イオンは0.07g/kg未満、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸カルシウムは0.2g/kg以下で製造しなければなりません。保存料は、ソルビン酸(カリウム、カルシウムを含む)以外は検出されてはいけません。
  2. ハムは、ハムと生ハム(低温で熟成・乾燥したもの)、プレスハム(肉の含量が75%以上、でん粉が8%以下でなければなりません)で区分されます。亜硝酸イオンは0.07g/kg未満、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸カルシウムは0.2g/kg以下で製造しなければなりません。保存料は、ソルビン酸(カリウム、カルシウムを含む)以外は検出されてはいけません。
  3. ベーコン、乾燥貯蔵肉類(肉含量は85%以上で、水分は55%以下で乾燥したもの)、食肉含有加工品(その他の加工品)は、亜硝酸イオンは0.07g/kg未満、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸カルシウムは0.2g/kg以下で製造しなければなりません。保存料は、ソルビン酸(カリウム、カルシウムを含む)以外は検出されてはいけません。また、タール色素は検出されてはいけません。
  4. 味付け肉類は、味付け肉(食肉または食肉加工品に味付けしたもので、肉含量60%以上のもの)、粉砕加工肉製品(ハンバーガーパテ、ミートボール、トンカツなどの粉砕肉を使用したもので、肉含量50%以上のもの)、カルビ加工品(骨付きのものに限る)、天然ケーシング(家畜の内臓を塩蔵し、食肉または食肉加工品を入れられるように加工したもの)で区分されます。亜硝酸イオンは0.07g/kg未満(天然ケーシングは除外)で、保存料とタール色素は検出されてはいけません。

2. 残留農薬および動物用医薬品

調査時点:2019年10月

畜産物に残留した農薬および動物用医薬品については「食品の基準および規格」(農薬:第2.食品一般に対する共通基準および規格 3.食品一般の基準および規格 9)畜産物における農薬の残留許容基準。動物用薬品:第2.食品一般に対する共通基準および規格 3.食品一般の基準および規格 8)動物用医薬品の残留許容の基準」)に定められています。

別途動物用医薬品の残留許容基準を定めていない場合は、次の各項の基準が順次適用されます。

  1. CODEX基準
  2. 類似食用動物の残留許容基準のうち該当部位の最低基準
  3. 抗菌剤については、0.03mg/kgを適用

食品別の残留農薬における基準は、韓国食品医薬品安全処のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますでも確認できます。

3. 重金属および汚染物質

調査時点:2019年10月

重金属および汚染物質、含有禁止の化学物質、食品の成分として使用が禁止される物質などの規定については、関連リンクの「食品の基準および規格」において確認ができます。

畜産物は、食肉の処理過程で、それ以上除去できない大きさより大きな異物や汚染された非衛生的な異物と、人体に危害を及ぼす硬く鋭い異物を含有してはなりません。金属のくずは、食品の中に10.0mg/kg以上検出されてはならず、その金属異物の大きさは2 mmを超えてはなりません。

(1)食肉(製造、加工用原料を除く)、(2)殺菌または滅菌処理またはそれ以上の加工、加熱調理をせずにそのまま摂取する加工品は、サルモネラ(Salmonella spp.)、腸炎ビブリオ(Vibrio parahaemolyticus)、リステリアモノサイトゲネス(Listeria monocytogenes)、腸管出血性大腸菌(Enterohemorrhagic Escherichia coli)などの食中毒菌について規制値が設けられています(25gあたりn=5、c= 0、m= 0)。また、食肉および食肉製品では結核菌(Mycobacterium tuberculosis)、炭疽菌(Bacillus anthracis)、ブルセラ菌(Brucella spp.)が陰性でなければなりません。
セレウス菌(Bacillus cereus)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、 ウェルシュ菌(Clostridium perfringens)などについても食品の種類によって基準が定められています。

韓国食品医薬品安全処は、「食品の基準および規格」ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますでも検索できるように公開しています。

4. 食品添加物

調査時点:2019年10月

食品中の食品添加物の使用は、「食品添加物の基準および規格」で定められています。
ある食品には使用できない食品添加物が、その食品添加物を使用できる原料由来のものであれば、原料から移行された範囲内で食品添加物の使用基準の制限を受けません。

  1. ソーセージ類とハム類は、亜硝酸イオンは0.07g/kg未満、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸カルシウムは0.2g/kg以下で製造しなければなりません。
  2. ベーコン、乾燥貯蔵肉類、食肉含有加工品は、亜硝酸イオンは0.07g/kg未満、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸カルシウムは0.2g/kg以下で製造しなければなりません。保存料は、ソルビン酸(カリウム、カルシウムを含む)以外は検出されてはいけません。また、タール色素は検出されてはいけません。
  3. 味付け肉類は、亜硝酸イオンは0.07g/kg未満(天然ケーシングは除外)で、保存料とタール色素は検出されてはいけません。

食品添加物の品目別使用基準は、韓国食品医薬品安全処のウェブサイト(韓国語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで検索できます。

5. 食品包装(食品容器の品質または基準)

調査時点:2019年10月

食品容器については、「器具および容器・包装の基準および規格」で定められています。同告示には、器具および容器・包装についての共通の製造基準、共通規格、用途別規格、基準および規格の適用、基準および規格の適合性判定、検体の採取と取り扱い方法、保存と流通基準などが定められています。

包装容器のリサイクルに関しては、「資源の節約とリサイクル促進に関する法律」に定められており、製造業者と輸入業者は、環境部令「製品の包装材質・包装方法に関する基準等に関する規則」と環境部告示「包装材の材質・構造の改善等に関する基準」などに従う必要があります。

6. ラベル表示

調査時点:2019年10月

輸入食品および輸入食品添加物などは、通関をする前までに、消費者に販売する製品の最小販売単位別の容器や包装に「食品等の表示基準」で定められた事項を表示しなければなりません。表示は韓国語で行わなければなりませんが、消費者の理解を助けるために漢字や外国語を混用、または併記して表示することができます。その場合の漢字や外国語は、韓国語表示の活字と同じまたは小さい活字で表示しなければなりません。
畜産物の場合は、「畜産物の表示基準」に従って表示をしなければなりません。具体的な表示内容は、次のとおりです。

  • 製品名
  • 畜産物加工品の類型
  • 輸出国の加工業者名、輸入者名とその所在地
  • 流通期限
  • 原材料名・成分名と含有量(該当する場合に限る)
  • 注意事項:「解凍後に再冷凍しないでください」の表示、アレルギー誘発物質表示(該当する場合に限る)など
    アレルギー誘発物質表示対象食品:卵類(家禽類に限る)、牛乳、ソバ、ピーナッツ、大豆、小麦、サバ、カニ、エビ、豚肉、モモ、トマト、亜硫酸類(添加し最終製品にSO2で10mg/kg以上含有する場合に限る)、クルミ、鶏肉、牛肉、イカ、貝類(カキ、アワビ、イガイを含む)、松の実)、その他(該当する場合に限る)
  • 保管方法(該当する場合に限る)
  • 放射線照射(該当する場合に限る)
  • 「対外貿易法」による原産地表示
  • 「資源の節約とリサイクル促進に関する法律」による表記
  • 「遺伝子組換え食品等の表示基準」による表記(該当する場合に限る)
  • その他表示事項

7. その他

調査時点:2019年10月

食品安全・衛生に関する法律には、韓国食品医薬品安全処が管轄している「食品衛生法」があります。この法律は、食品により生じる衛生上の危害を防止し、食品の栄養向上を図り、食品に関する正しい情報を提供し、国民の健康増進に寄与することを目的としています。
この法律に基づいて、食品・食品原料・食品添加物・食品容器・食品器具・食品包装などの食品関連の基準・規格・規則などが定められています。

韓国食品医薬品安全処長は、食品の原料管理、製造・加工・調理・小分け・流通のすべての過程で危害物質が食品に混じることや、食品が汚染されることを防止するために、各プロセスの危害要素を確認・評価して重点的に管理する基準を食品ごとに定めて告示することができます。
総理令で定める食品を製造・加工・調理・小分け・流通する営業者は、この規定により韓国食品医薬品安全処長が告示した食品安全管理の認証基準を守らなければなりません。

また、食品の輸入規制は、韓国食品医薬品安全処が管轄している「韓国輸入食品安全管理特別法」で定められています。同法により、輸入する食品などの海外作業所の名称、所在地および製造品目など、同法施行規則で定める事項を輸入申告前に韓国食品医薬品安全処長に登録しなければなりません。また、登録をした海外作業所に対しては、査察官が来日して現地実態調査を行う可能性があります。

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