外資系企業動向 台湾の大手商業銀行・台北富邦商業銀行が東京都に日本支店を設立

2026年09月15日

台北富邦商業銀行外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは個人・法人向けに実店舗、オンラインバンキング、モバイルバンキング等の多様なチャネルを活用し、金融サービスを提供する台湾の銀行。

拠点設立
2026/02
進出先
東京都

  • フィンテック・保険
  • 台湾

台北富邦商業銀行は1969年に設立され、台北市政府系銀行であった台北銀行と富邦フィナンシャルホールディングス傘下の富邦商業銀行の合併により発足した、台湾を代表する商業銀行の一つである。

台湾の金融監督当局が指定する国内システム上の重要銀行(D-SIBs)の一つとして安定した資本基盤と幅広い金融機能を有し、企業金融分野における専門性を活かして長年にわたり国際展開を推進してきた。

近年は海外融資残高の拡大などを背景に、台湾の民間銀行の中でも有力な国際展開を進める金融機関の一つとなっている。

こうした中、同行は2026年5月に東京支店を開設し、日本市場への本格進出を果たした。同支店は日本の金融庁の認可を受けて設立され、法人金融を中核として、シンジケートローン(協調融資)、プロジェクトファイナンス、貿易金融などを提供する拠点として位置付けられている。富邦グループおよび海外拠点との連携を通じてクロスボーダー金融サービスを提供し、アジア域内で事業展開する企業の多様な資金ニーズに対応する方針である。

今回の進出の背景には、半導体産業をはじめとする日台間のサプライチェーン強化がある。近年、台湾企業による日本への投資や拠点設立が増加しており、それに伴い資金調達や貿易決済などの金融ニーズも拡大している。同行は東京に拠点を設けることで、顧客に近い場所で迅速かつ高度な制度対応力を備えた金融サービスを提供し、企業による日本市場での成長機会の獲得を支援する。

ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター(IBSC)は、同行の日本支店開業準備に際し、IBSCテンポラリーオフィスの提供などを通じて進出を支援した。

同支店の開設により、日本に進出する台湾企業への金融支援体制の強化に加え、日本企業との取引機会の拡大や資金循環の円滑化が期待される。金融面でのインフラ強化を通じて、日台間の投資・貿易の活性化やサプライチェーン強化を後押しし、日本経済における国際連携の深化に寄与することが期待されている。

日本での拠点設立をサポートします

ジェトロIBSCでは、外国企業・在日外資系企業向けに、拠点設立に伴う登記手続やビザ申請等のサポートなど、企業のニーズやビジネスフェーズに合せた各種支援メニューを用意しています。

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