外資系企業動向

デンマークのストーンウール断熱材メーカー ROCKWOOLグループが日本法人の本社機能を福島県富岡町の工場に移管し、投資を拡大

2022年05月24日

ROCKWOOL Japan合同会社外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは、デンマークのコペンハーゲンに本社を置くストーンウール*断熱材のグローバルリーダーであるROCKWOOLグループの日本法人。ROCKWOOLグループは1937年に設立され、11,500人以上の従業員を抱える多国籍企業で、革新的なストーンウール*技術に基づく様々な断熱製品を産業および建築分野向けに提供している。3大陸(ヨーロッパ、北米、アジア)で45の製造施設を運営し、営業所、販売店、パートナーのグローバルネットワークを有する。

事業拡大
2021/09
進出先
福島県

  • その他
  • デンマーク

ROCKWOOLの断熱製品は、玄武岩を原料として使用し、独自技術で製造することにより、断熱性能、耐火性、圧縮強度、撥水性、耐食性に優れているといわれる。日本を含む多くの国が2050年までにカーボンニュートラルを達成する目標を掲げ、それが企業や国家の社会的責任である今、ROCKWOOL断熱製品は、コストを抑えて省エネルギーを達成する最も簡単な手段の一つであり、これは、エネルギー価格の上昇という現状においてさらに重要であるといえる。特に、住宅、非住宅、工場などの建物の断熱リフォームや断熱レトロフィットは、低コストで効率的にエネルギーの節約と排出量の削減を達成しうる。

ROCKWOOL ProRox PS パイプセクション

ROCKWOOL ProRox WM ワイヤードマット

2021年8月、ROCKWOOL Asia(ROCKWOOLグループの一員)は、産業および建築分野での耐火・断熱材の供給を専門とする日本企業、万象ホールディングス(2013年設立)の資産を取得することに合意した。

事業譲渡された資産には、福島県富岡町にある万象のストーンウール工場が含まれる。同工場は、製造業への事業拡大と震災で被災した地域経済の支援を目的に、2017年11月に竣工した。2021年4月に東京で法人化したROCKWOOL Japan合同会社は、万象の雇用を維持し、2021年9月に本社機能を富岡町の工場に移し、従業員の6割を地元で雇用している。

オランダ フローニンゲン・シーポートでのプロジェクト例

福島県富岡町にある ROCKWOOL Japanの工場

ROCKWOOLグループは、良好な自然環境を背景に、富岡町の工場に30億円を投資し、鉄鋼スラグから玄武岩への原料転換、生産能力の向上、よりスマートで持続可能な生産の実現に着手し、今後1年半の予定で進めている。インフラや人材の不足、調達価格の高さなど、現地での工場運営が難しくなることは当初から理解した上で投資を決定した。雇用の創出やイノベーションを通じて福島の地域社会を発展させ、福島の人々と共に、福島の復興と脱炭素社会の実現という共通の目標への参画を目指す。

万象ホールディングスの事業譲渡、富岡町の工場の継承・出資にあたり、ジェトロ福島は、対日投資・ビジネスサポートセンター(IBSC)と連携し、コンサルテーション(ビザ取得)、補助金・助成金情報提供、サービスプロバイダー(行政書士)の紹介を行った。

  1. *

    ストーンウール:メーカーの工場で鉱物等を高熱処理などにより製造した人造繊維。鉄鋼スラグが原料の場合は「スラグウール」で、岩石が原料の場合は「ストーンウール」と呼ばれる。蛇紋岩や角閃石が霜柱状に結晶した繊維である自然の鉱物「石綿(アスベスト)」とは異なる。

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