ポリウレタン加工用機械メーカー、ドイツのHENNECKEが、東京都に日本法人を設立
2021年10月07日
Hennecke GROUPは、ドイツ・ノルトライン-ヴェストファーレン州(ザンクトアウグスティン)に本社を置く産業機械メーカーで、ポリウレタン加工用機械の製造とシステム開発を行う。ドイツ・中国・米国に自社製造工場を構え、世界中に約750名の従業員を擁する。世界13ヵ所にグループ企業を持ち、100 ヵ国・地域以上の販売代理業者と提携している。

- 拠点設立
- 2019/01
- 進出先
- 東京都
- 機械・半導体
-
ドイツ
同社は1945年の創業後、程なくして、ポリウレタンの成分であるポリオールとポリイソシアネートを高圧で混合する世界初のシステムを導入し、高品質な製品と、原料の効率的使用の基礎を築いた。また率先して研究開発を行い、発泡ウレタンをスプレーで吹き付けて加工する、PUR-CSM技術を開発するなど、創業以来、世界で200以上の特許技術を取得している。
同社の連続生産ラインは、世界のポリウレタン原料の大部分を占める、年間数十万トンのポリウレタンを加工しており、中でもモールド成形ライン(注¹)は、自動車のシートや内装材のほか、緩衝材、断熱材の製造などに用いられている。
製造機械は、ポリウレタン高圧/低圧注入器・ミキシングヘッド・サンドイッチパネルライン(注²)・スラブストックライン(注³)・スプレー加工ライン・ペンタン混合装置など幅広く、半世紀以上に渡りポリウレタン加工分野においての技術進歩に貢献してきた。
同社は日本での販売拡大を目的に、2019年1月、東京都にHennecke Machinery Japan株式会社を設立した。
同社の日本拠点設立に際し、ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター(IBSC)は、コンサルテーション(登記・労務)、情報提供(市場、規制・法制度)、サービスプロバイダ(人材紹介会社)の紹介を行った。
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(注¹)
完成形の金型にウレタン液を注入し、短時間で発泡・成型する製法。
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(注²)
金属パネルや木質パネルの間に、ウレタン液を直接注入し発泡させ、三層構造を形成する製法。
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(注³)
連続または不連続発泡ラインにより製造される軟質ポリウレタンフォーム。

HENNECKE GROUP本社(ドイツ・ザンクトアウグスティン)

ポリウレタン加工に幅広く対応する同社の製品ポートフォリオ
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